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【製作国 : オーストラリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 月のひつじ 《ネタバレ》 ほのぼのとした田舎町の大事件。 映画的にみると、大した事件もなくってことになっちゃうけど、この田舎町の人たちからみたら大した事件だぜってことになる。 作品は悪くないけど、いかんせん地味なのは否めません。 実話好きで、宇宙ものが好きな人はこういう作品もあるんだと見てみてもいいかも知れない。 しかし、邦題のセンスは分かりにくいなぁ。「月見るひつじ」かそのものずばり「ディッシュ」とかで良かったんじゃないかなぁ。[DVD(字幕)] 7点(2012-07-10 01:05:00)《改行有》 2. シャイン 《ネタバレ》 いい映画だとは思うが、実在の人物の伝記ものだけに、淡々と進む。 父親の行動に病的なものを感じる。父子の関係が和解しないまま父親が亡くなるあたりが実話っぽい。 王立院での倒れたときの演奏会と、数十年振りの最後の演奏会のシーンが良かった。 感動というよりは、なるほどこんな大変な半生だったんだなと思う。[DVD(字幕)] 7点(2011-03-21 19:12:19)《改行有》 3. 英国王のスピーチ 《ネタバレ》 吃音のヨーク公を演じたコリン・ファースの演技が素晴らしかった。 冒頭の万博の閉会式のスピーチで、国民が顔をそむけていくシーンなど映像はすぐ切り替わるけど実際にはあのままスピーチを続けなければいけないわけで、そういう立場を考えるとものすごく胸が痛くなる。 責任の重い逃げ出せない立場って想像するだけでクラクラする。 吃音を治したいと思うヨーク公と、彼を支える妻のエリザベスの愛情。 国王になりたいわけじゃなかったヨーク公の苦悩。 彼の吃音を治療するライオネルとの関係性、特に2人の距離感が縮まっていく様子などとてもよく描けていた。 ライオネルを前にしたジョージ6世に即位後のスピーチはそれまでが丁寧に描かれていただけに感動的だった。 ただ、国民とヨーク公の関係(国民がヨーク公をどう思っているか)や、不安に揺れる国民の様子をもっと描いた方が作品に奥行が出てもっともっと最後のスピーチに感情移入できたのかなぁとは思いました。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-05 23:12:34)(良:1票) 《改行有》 4. シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 ロバート・ダウニー・Jrが演じるシャーロック・ホームズがイメージと違ってだらしな系で格好良かったです。 (私のシャーロック・ホームズのイメージは、原作の何作品かと、NHKでやっていた犬のホームズのアニメと、NHKの海外ドラマです。) 脚本や撮り方も面白く、2時間14分飽きずに観れました。 一瞬で観察した人の職業やら秘密やらをズバリ見抜く推理力や、拳闘の強さが原作通りで楽しめました。 相手の動きを予測して動く格闘シーンも、先にスローの映像を使ってホームズの予測を先に見せてくれるのでバッチリ予測がはまる様が見ていてスカッとします。 ホームズが、一方的に敵にやられて後手後手に回っているように見えますが、最後に一気にネタばらしするところで、ホームズはすでにトリックのいくつかを推理していたことが分かります。 墓の石を拾ってなめているところや、麻痺を引き起こす植物に着目しているところ、レストレード警部と結託してわざと敵に捕まるところなど、ちゃんと推理して、敵に近付くための手も打ってます。 見終わってから、物語の構成上、推理のネタばらしを最後に持ってきたのは、「ダークウッド卿は本当に黒魔術を使うのか?」あるいは「この作品のホームズは、事件の推理ができないんじゃないか?」と観客に思わせるための製作者側の意図だったことに気付きます。 久々に映画館でワクワクしながら楽しめた作品です。 最後に、ホームズの実験に供されるブルドックくんの姿が愛らしかったです。[映画館(字幕)] 8点(2010-03-14 18:40:36)《改行有》
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