みんなのシネマレビュー |
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【製作国 : オーストリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. アングスト/不安 《ネタバレ》 うーん。基地外の行き当たりばったりの成り行きを、同じ基地外が後付けで手前勝手にナレーションをつけたような映画。ホラーでも、サスペンスでもない実録事件ものです。司法に対する批判もあったのかなあ。うんざりする悪夢のような映像が続く中、「黄色いカッパ着た子供たち」が現れますが、めちゃくちゃハッとします。一瞬にして正気にかえるというか。子供ってすごいな(なんのこっちゃ)。タイトルの「不安」は主人公の不安なんでしょう。その視点がないと、さっぱりなんだこれって映画です。だからタイトルだけが仕事をしているような気がします。予告編の「世界各国で上映中止」「37年を経て日本劇場初公開」なんてのに釣られてみちゃいましたが、封印したままで良かったんじゃないの。せっかく映画の日(1日)なのに、なんで、「TENET テネット」観に行かなかったんだろう(後悔)。[映画館(字幕)] 2点(2020-10-01 19:50:31) 3. ファニーゲーム 《ネタバレ》 不愉快なのは、本作の乾いたバイオレンスでも神経に触るような会話の応酬ではなく。救いがないってことで有名なあの「ファニーゲーム」とかいう映画を、近所のレンタル店ではないからって、わざわざオンラインの店から取り寄せて。どうせあんたの見たかったのはこういうのなんだろうって。20年前から監督に見透かされているような、それで後ろめたいような不快感。監督が観客に仕掛けたFunny Games。観ちゃったら、被害者。[DVD(字幕)] 8点(2018-02-24 16:18:59) 4. いのちの食べかた 《ネタバレ》 食物を扱っているのに無機質な感じ。それで色彩豊かとくれば、キューピーのCMを彷彿させます。地下の塩田、拉致された宇宙人のような屠殺されたニワトリなどはSF映画みたいでしたし、リンゴの出荷場など工場見学のようでした。だからもっとこちらを引きつけてくれると思いきや、しかし。何かこちらを寄せ付けない感じ。この映画には「表情」が一切ない。まるで作り手は「飽食」とか、「いのちの尊さ」とか、「安全・安心」とか、「食物メジャー」とか、そういうものには興味がない体(てい)。「Our Dairy Bread」。私たちの日々の糧(かて)。そのまんま。意図したものではあると思いますが、そんな作り手のあり方が怖くなる作品でした。なんでそんなに冷静なんだ。[DVD(字幕)] 6点(2014-08-30 20:01:46)(良:1票)
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