|
プロフィール |
コメント数 |
2137 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、 悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、 笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。
2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。 この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。 管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。 これからもよろしくお願いいたします。 2018.11.19 |
|
1. アナコンダ
こういう20年くらい前のB級映画を見ていると、今では考えられないキャスティングが面白かったりします。
本作で言えば、オーウェン・ウィルソンが典型的な途中で食われる要員で出ていたりとか。
作品自体に関しては、中盤までは面白くないですが、ジョン・ヴォイトの年季の入った味のある怪演がいい。
中盤以降、ヘビとジョン・ヴォイトが暴れ始めてからはそれなりに楽しめます。
ヘビとジョン・ヴォイトととの格闘が終わる頃にはアマゾンの奥地まで来た当初の目的などすっかり忘れていましたが、
探していた先住部族が現れるラストがいい。それまでが嘘のように静かで、どこか儚げで美しいラストでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-07-12 16:15:15)《改行有》
2. フィツカラルド
《ネタバレ》 奇才ヘルツォークと怪優キンスキー。コンビを組むべくして組んだ2人の映画。
アマゾンの奥地にオペラハウスを建設するという壮大な夢を追いかける男のドラマです。
最大の見所は言うまでも無く、大きな蒸気船が山を登るシーン。
本当に蒸気船が山を登っているのです。本物の船体が持つ重み、その質感。
何というスペクタクル!何という男のロマンか。
山越えを成し遂げ歓喜したのも束の間、船は激流に流され、岩にぶつかり無残にも傷ついてしまう。
しかし、本作はその後がいいんです。
その蒸気船にオペラの一団を乗せ、オペラがアマゾンにこだまする。
その男は正装に身を包み、何とも誇らしげな表情を見せる。この時のキンスキーの表情が実にいい。
誇らしげなその男を、岸辺でパートナーの女が満面の笑みで迎える。この時のCCの表情も実にいい。
船は傷つき傾いていますが、それでもオペラと共に船はアマゾンを行く。
この男の不屈の精神を見事に表現した、爽やかさすら感じさせるラストでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-21 23:20:30)《改行有》
3. モーターサイクル・ダイアリーズ
《ネタバレ》 後に歴史にその名を残す革命家となる医大生の南米大陸放浪の旅。大袈裟な出来事を無理に挿入する事も無く控え目な音楽や演出で非常に淡々としていますが、だからこそ旅の風景の描写や旅先で出会う名も無き人々との心の通い合った交流を見ていると、きっと本当にこんな感じの旅だったのだろうと思えます。
後に革命家となる恵まれた環境にあった医大生が、一つ一つの出会いを通して世の中に対する矛盾や疑問、そして使命感が心の中で少しずつ芽生えていく過程が淡々とした中にもとても上手く描かれていました。
若者の純粋なエネルギーを感じさせてくれる良質の青春映画であり、人間の力強さや自然の偉大さを感じさせてくれる、ロードムービーや人間ドラマとしても心に残るいい映画でした。[DVD(字幕)] 8点(2010-07-20 23:12:12)《改行有》
|