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プロフィール |
コメント数 |
202 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
閲覧&良票を入れて頂いた皆様ありがとうございます(*^-^*) 良票を頂けると励みになります!作品に対する意外なヨミと、読んでいて楽しいレビューを心がけています。楽しんでいただければ幸いです☆
ジャンルを問わず鑑賞していますが、ホラーを観るときは手で目を覆って指の隙間から観ますw
★好きな俳優★ M.ファスベンダー、E.マクレガー、J.ロウ、D.クレイグ、O.ブルーム、ジョナサン・リース=マイヤーズ・・・・・はい、そうです。イギリス俳優好きですw さらには、ドナルド・サザーランド、S.ブシェミ、M.フリーマン、フランコ・ネロ、B.ウィリス、H.ジャックマン、C.イーストウッド、女性では、ユマ・サーマン、M.ジョヴォビッチ、C.セロン、A.セイフライド・・・などが好きです。 |
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1. サラの鍵
《ネタバレ》 非常に綿密に作り上げられた構成という印象。
ヒロインの夫が引っ越し先としてリフォームを始めた部屋を起点に、過去と現在がクロスオーバーする。
前半は、その部屋に住んでいたユダヤ人家族が、サラの誤ったはからいで弟を納戸に置き去りにしたまま連行され、収容所に送られ一家3人もバラバラになってしまった末に、逃避行の果てサラが置き去りにしてしまった弟を助け出すためにまいもどったその部屋で弟が腐敗した姿で死んでいるのを目撃する・・・という物語。
後半は、サラのその後を、ヒロインの夫の父、サラの育ての親夫婦、サラの夫の再婚相手とその娘、サラの息子・・・といった関係者の言葉をパズルのピースを繋ぎ合わせていくように、描いていく。
(ヒロインはいってみれば、サラのストーリーを語る”語りべ”である。)
サラ役の少女の演技力、さらに育ての親夫婦の演技力もすばらしく、弟発見時の彼らの演技があまりにもリアルでその現場にいるように感じ、一瞬で涙が滝のように流れた。
そういえばこの育ての親の父は、どこかで見たような・・・と思ったのだが「戦火の馬」で孫娘を育てていたフランスのおじいちゃん役を演じていた人であった。
あの作品でも慈愛に満ちた目の表情がとても印象的だったが、「サラの鍵」でも、サラの成長を見守り、育ての親のもとを去る姿も追わずに送り出すその姿に静かに心打たれた。
ラストシーンのNYのレストランで、ヒロインとサラの息子が再会したとき、彼女の生まれてまもない娘の名前がサラであることが明かされるが
画面にうつしだされた、後姿で無邪気にレストランの窓にはりついて外を見ているそのサラおじょうちゃんは、髪の毛が輝くようにしっとりとした金髪であった。
ヒロインもその夫もブラウンの髪であるのに、その娘が金髪・・・というのは、遺伝としては可能性はあるそうなのだが、この映画においては、あえて両親と異なる金髪にすることで、「この子はサラの生まれ変わりかもしれない」と鑑賞者に思わせようとしたのではないだろうか。
冒頭から悲惨な場面が続き、サラは自らの罪悪感と幼い頃に家族を失った孤独感から逃れることなく自殺してしまったというサラの人生の顛末が語られた作品だが、この最後の場面でヒロインの娘がサラの生まれ変わりだと受け取ることで、「このサラはヒロインの愛情を受け、幸せな人生をまっとうできるといいね」という、平穏で温かいエンディングを作ることに成功していると思う。[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-02-19 14:25:12)《改行有》
2. 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
気に入っている。ひたすら気に入っている。もうDVDで何度観たことか。何度観ても何度でも観たくなる映画。
「バイオハザード」で見慣れたミラのアクションも、豪華ドレスと古典的なシチュエーションで行うと、また違うテイストで見惚れてしまう。
「ジャンヌダルク」の薄汚れたミラも良かったけど、今作のように華麗なファッションショーのごとくドレスをあれやこれやとお色直しを繰り返すミラもまた見惚れてしまう。
とぼけた表情でよく動く目玉を駆使したおちゃめな演技もミラのオハコ。魅力いっぱいのミレディに仕上がった。
そして枢機卿のクリストフ・ヴァルツは安定の悪役。
さらにはオーランド・ブルームもまた、オシャレと女と権力が大好きという最低男を見事に体現していたし、タイツ姿と左耳にプラプラさがるイヤリングもまたチャーミングだ。
三銃士はそこまで超メジャーな俳優を使わないことで、ミラvsヴァルツvsオーリーの3人の悪役の駆け引きのほうが引き立ち、そう、つまりこの映画は”三銃士”と題したものでありながら、ミレディらの”三悪党”の心理戦を楽しむ作品なのだ。
頭がトロくてウブだけど王妃とファッションは大好きなフランス国王と、当事の肖像画から抜け出てきたような古典的な顔の王妃のキャスティングも100%カッチリきまった。
ファッションに関する王とヴァルツやオーリーとの洒脱なセリフまわしといい、ミレディの想定外の動きといい、常に笑わせ、ドキドキさせてくれる、素晴らしい構成の映画だ。
重厚で理づめが過ぎては観るのが疲れる三銃士を主題にした作品でありながら、とことん見やすいライトな映画を撮るのを得意とする(裏を返せばアカデミー賞狙えるような重みのある作品は作れないとも言えるが)監督のポールの味付けで、ムダな背景説明などカっとばし、ひたすら面白くて見やすいポップなエンターテイメント作品に昇華されている。
ノートルダム寺院ファン(なんじゃそら)な私にとっては、空とぶ飛行帆船がノートルダムの一番高い塔のさきっちょにブスっと突き刺さって終わったときは、思わずフフフッっと笑ってしまった。
あの塔のさきっちょはディズニー映画「ノートルダムの鐘」で、カジモドがよじ登ってパリをグルっと見下ろした名場面でも使われた塔で、あの塔はきっと外国の映画製作者たちに「あの塔で何かおもしろい絵を作りたい!」と思わせる何かがあるに違いない。
そして、ミラが首飾りを奪うために進入するときに見せたムッチリした太もも露出は、夫であるポールの嫁自慢に違いない。[DVD(字幕)] 10点(2017-10-20 11:03:50)(良:1票) 《改行有》
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