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プロフィール
コメント数 202
性別 女性
自己紹介 閲覧&良票を入れて頂いた皆様ありがとうございます(*^-^*)
良票を頂けると励みになります!作品に対する意外なヨミと、読んでいて楽しいレビューを心がけています。楽しんでいただければ幸いです☆

ジャンルを問わず鑑賞していますが、ホラーを観るときは手で目を覆って指の隙間から観ますw

★好きな俳優★
M.ファスベンダー、E.マクレガー、J.ロウ、D.クレイグ、O.ブルーム、ジョナサン・リース=マイヤーズ・・・・・はい、そうです。イギリス俳優好きですw
さらには、ドナルド・サザーランド、S.ブシェミ、M.フリーマン、フランコ・ネロ、B.ウィリス、H.ジャックマン、C.イーストウッド、女性では、ユマ・サーマン、M.ジョヴォビッチ、C.セロン、A.セイフライド・・・などが好きです。

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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 これほどヒロインのキャラが脳裏に焼きつく作品は、なかなかないのではないか。 よく笑い、よく怒り、よく泣く。 自由奔放のようでいて、意外と律儀。 それぞれのギャップのコントラストがあまりにも強く、こちらの感情を力技で揺り動かしてくるような性格だ。 その性格は、必ずしも人間として”善”とはいいがたいものもある。 戦闘員に関する情報を出す受付で「夫は生きてるはずよ!」といきまいて居座り、他の人達の順番がどんどん遅れるのもおかまいなし。 情報をくれたのに、彼を見殺しにしたと帰還兵に怒ったり、母親には「あんたの息子は裏切りものだ!」みたいな言い方でつっかかったり(たぶんその後あの母親とは絶縁したものと思われる)。 まるで子供ような自己中心的な性格だ。 だが、そんな子供のような自己中心的な性格だからこそ、重大な選択(アントニオと不倫駆け落ちを実行するか)で、お互いの子供のことを思って、自分の欲求を押し殺す選択をした、そのケナゲさが心にしみるのだといえないだろうか。 あれ買って~!これ買って~!あれヤダ~!これヤダ~!それがイイ~~!ギャーギャー!とわめく子供が「パパとママのために、僕、我慢するよ」なんてシンミリいうと、心がほだされるのと似ている。 ジョバンナを喜怒哀楽の激しい自己中心的で幼稚な性格にし、人間としてデキた人物設定にあえてしないことで、こうした”ギャップ効果”を見事に作り出している。まことに、知能犯な脚本である。 ジョバンナがダメ人間だから感情移入できないとシャットアウトしてしまうのは、あと一歩、ヨミが足りない。 タイトルにもなっている「ひまわり」は、その見た目の陽気さや快活さと、その花の下にいる大量の死体・・・というギャップをはらんでいることで、まるでひまわりがジョバンナの性格を表しているようだ。 徴兵から逃れるために精神病のふりをする作戦をとろうとする倫理観の欠如があって、義母が来訪すれば、部屋にあった掃除道具を窓の外にポンと放り出して片付けるテキトウさがあるのに、いざ二人で駆け落ちをという状況になると「あなたも私もバンビーニは犠牲にできない」というマットウな意見を言ったりするから、見ているこちらも「そうなの?どうしてもだめなの?だめ・・・か」とアントニオと同じように、ダラ~ンとうなだれてしまう。 気に入った男は結婚アレルギーだとしても徴兵を先延ばしするという口実を作ってでも強引に結婚させるとか、行方不明になっただけなら生きているはずと単身ソ連に乗り込むそんなイノシシのような猪突猛進の行動力があるのに、いざ二人で駆け落ちをという状況になると、グっと行動が抑制的になるとかもう、ジョバンナの手に持たれたお土産のタヌキの毛皮のように、ダラ~ンとうなだれてしまう。 さらに、そうやってアントニオに冷静に告げている彼女の耳には、かつて彼からもらったイヤリングをつけていると思うと、やっぱり切ない。 彼が部屋に来ることを知って、つけた思い出のイヤリング。 でも、髪の毛で隠れて見えないイヤリング。 彼に気づかれることもなく、でも確実に彼女の耳にある、彼の愛の証であるイヤリング。 彼女の中には確かにまだ彼への思いがあるけれど、それを、あからさまに彼に見せることはできず、心にそっと秘めている・・・ そんな彼女の思いを象徴するのが、あのイヤリングなのではないか。 タブーを抱えた二人が、お互いに思いを寄せ合ったまま、結ばれない道を選ぶ・・・という物語は、わたしは大好物で、たとえば名作「ローマの休日」や「旅情」にせよ、それに比べてわりと現代の作品である「マディソン郡の橋」にせよ、確実に心に残る。 どんなに時代が変わっても、タブーを抱えた二人は結ばれてはいけない。そこをねじまげて周囲に迷惑かけてでも愛を貫きますなんていう展開になると「昼顔」やら「失楽園」や「冬ソナ」のように陳腐で下世話なメロドラマになってしまうのだから。[DVD(字幕)] 8点(2017-10-24 09:28:02)《改行有》

2.  ピアノ・レッスン 《ネタバレ》 私はヒロインに完全同意だ。感情移入度100%である。 私はピアノが大好きだ。 だが21でデキ婚した夫(実はデキる前に、自己中心的な性格により別れを考えていたが、予定が変わってしまって流れに任せて結婚することに)はピアノに興味はなく、いやむしろ敵視している。 引っ越しするたびに膨大な別途運搬料金がかかるとか、置く場所がないだ、圧迫感があるからジャマだといって、私の意に反して、親がムリして何十年ローンで買ってくれた3歳から使っていたアップライトピアノをある日勝手に売り飛ばしてしまったのだ。 あれから20数年、アップライトほど大きくなくて「ジャマだ」だと言われなそうなスピネット型の中古ピアノ(ボールドウィン製)に一目惚れし、中古を知人からタダで譲ってもらったのだと言って自腹で買ったのだが、その後も「床が抜けるぞ」「家が壊れるぞ」といちいちピアノを敵視する。実に、この映画のエイダの気持ちがイタイほど分かる私なのである。 そんな私がハーヴェイみたいな男と出会ったら、惚れないワケがない。 実際、ピアノを通して知り合えた相手はいないが、映画やアートといった芸術の分野で話が合った男の何人かと、サラリと不倫も普通にしていたし。 倫理観がない女だと思われるかもしれないが、この映画を楽しむことができたから幸いだ。 ついでにテーマ曲の楽譜を入手して弾いて楽しんだり。 不倫映画を毛嫌いする人も多いが、それを否定してたら楽しめる映画も楽しめない。 不倫映画を楽しむために不倫しようとかそこまでは言わないけれど、禁じられた恋に走る人間の心と同調させられるくらいは心をニュートラルにできたほうが、いいと思う。 「昼顔」やら、「失楽園」みたいな、ベッドシーンありきな近所で起こってそうな昼ドラっぽい不倫映画は大嫌いだが、「ピアノレッスン」のように、テーマがピアノ(品格あり)で、ヒロインの相手が典型的なイケメン&ナイスバディじゃなくて(いわゆる昼ドラテイストではなくて)、舞台が原始的風景の残る荒野のニュージーランド(非現実的)という、作品として独特のカラーがあるものは、感情をとことん移入して没入できて、本当に素晴らしいと思う。 特に、なによりもピアノを自分のアイデンティティとして命より大切にしていた感のある彼女が、愛する男と島を出るための船が危険になったときに「ピアノを捨てて」と、そう、ピアノより男を取った、その瞬間もグっときた。 でも、そういいつつピアノとの絆を断ち切れそうにないゆれる心をあらわすかのように、ピアノとつながっていたヒモに足をつっこみ、自らピアノと共に海に入水したが、やはり最後にはブーツを脱いで彼の元に戻る、なんていう場面も、グっときた。 それに、セックスシーンも実はよく確認すれば分かるが、そればっかりをカメラでがっちりとらえて延々と流しつづけるような下世話なものではなく、必要最低限のものであり、露骨に裸がくんずほぐれつしてハアハアするみたいなものでもなく、また、娘が穴からちょっと覗いたら見えちゃいました、みたいな、個人撮影の盗撮みたいな(笑)よく見えない映像もあったり、個人的には猥褻さをあまり感じないものだった。 いってみれば、”雰囲気エロ”。 人間で一番いやらしい場所は脳だといわれているが、その脳でいかにこの映画の”雰囲気エロ”を、体じゅうをめぐるるエロ熱に変換して楽しむかも、鑑賞者にゆだねられている。 ただ、エイダがラブレターみたいに白鍵を1つ外して彼のもとに届けた行為だけは、ちょっと・・・って思った。 子供を巻き込んで、大変なことになったから。じゃなくて、だってあの白鍵がなくなったらその音だけ弾けなくなっちゃうじゃない。ヤマハみたいにお買い上げのあとのお客様フォロー窓口があって、抜け落ちた白鍵を1本注文して修理してもらうとかだってできないじゃない。(心配するのがソコとか、きっとやっぱり私は普通の女じゃないわなとあらためて思う)[DVD(字幕)] 10点(2015-05-04 13:44:51)《改行有》

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