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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ボッカチオ'70 《ネタバレ》 基本的に、この手の話ってあんまり好みじゃないんですよね。つまらないというわけではありませんが。 印象的だったのは2話・4話。2話はお堅い人たちを揶揄しているバカバカしい話かと思っていたのですが、看板のモデルとの妄想あたりから雰囲気が変わってきて、かえってつまらなくなってしまいました。ミニチュアセットはよくできていたと思います。4話がいちばん楽しめました。あの若い男は物語の展開上必要なのでしょうが、演じている俳優のためか、あまり魅力的に感じられません。ソフィア・ローレンがなびくぐらいだから、もっといい男でないとね。しかし、彼女の仕事仲間の奥さんやクジに当たっちゃう気の弱そうなおじさんなど、それ以外の人物はなかなか魅力的でした。 1本約50分程度ですから、1時間ドラマを一ヶ月分続けて見たような案配ですね。そのせいか、長さの割にはボリューム感とか重厚さとかを感じませんでした。そもそも題材がそういう種類のものだと思いますし。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-04 21:00:51)《改行有》 2. 冒険者たち(1967) 冒険者たち、っていうタイトルが泣かせる。一般的な「冒険」要素は少ないのですが、人生そのものに対する冒険のようなものがあって、もはや冒険ができないような年齢になった自分にとっては、かなり感じるところがありました。まあリノ・ヴァンチュラも、このとき50歳に近かったわけですが……。あとはやはり、ジョアンナ・シムカスのかわいらしさ、音楽の美しさにノックアウトされてしまいました。評判がいいので以前から見たかったのですが、もしかしたらいいタイミングで見ることができたかもしれません。[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-03-23 10:34:11) 3. 望郷(1937) 《ネタバレ》 これは「世界名画劇場」以来で、けっこう忘れている部分がありました。全体的には、記憶にある通りの作品でしたが。ペペが元パリジャンらしく、おしゃれなところは新発見でした。内容的には人物のキャラクターが今ひとつで、物語が平板になっているのはそのあたりが原因でしょうか。もっと癖を持たせた方がよかったと思います。いかにもな悪党にせず、わりと普通の人たちに描いていたのは、狙ったのかもしれませんが。演出的にも面白いところはありましたが、全体としてはそれほどでも。最終的には、望郷の念というか自由に対するあこがれを捨てきれず逮捕されたペペですが、それと犯罪ものとギャビーへの恋慕がごたまぜになり、どれにも的を絞りきれなかったためか、散漫な印象を受けました。最後に自殺したのも「自由の身」になれないためかもしれませんが、そのあたりのペペの心情をもっと掘り下げたら、また変わってきたのではないかと思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-12 20:02:50) 4. ボルサリーノ 《ネタバレ》 ドロンとベルモンドを、ひたすらカッコよく見せる映画。その点では言うことありません。この個性派2人と対抗すべく、綺麗どころは4人も登場するのですが、どれも決め手に欠ける。あえて言うなら、最初から最後まで出ていたカトリーヌ・ルーヴェルが頭ひとつ出ているでしょうか。が、出てきて途中で殺されちゃう女の子もかなりインパクトがあります。とはいえ、結局主役2人の友情物語なので、全部持って行かれちゃってます。まあ、ベルモンドファンの私としては、とりあえず満足。後半の派手な抗争は好みでないので残念です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-02-09 19:48:02)
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