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プロフィール |
コメント数 |
3872 |
性別 |
男性 |
年齢 |
53歳 |
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1. マラヴィータ
フランスはノルマンジーに越して来たアメリカ人一家、実は、自分達を狙うマフィアから逃れて身を潜めるためにここにやってきたのだけれど、一家全員、やることなすことハチャメチャで、目立つまいという気がまったく無い。勿論、後半、マフィアが彼らの居場所を突き止めてやってくる展開となるのだけれど、居場所がバレる原因が、彼らの目立つ所業ゆえではなく、実に実にクダラナイ経路を通じて、というのが人を喰ってます。
この一家のどうしようもない親父が、ロバート・デ・ニーロ。例によって悪乗り演技に走るのだろう、と例によってこちらも身構えるのだけど、そしてまあ実際そういう面はあるのだけど、一家の美人長女のクールな無表情ぶりが、ちょっとした好対照で、面白いんですね。この娘が一番、ヘンです。ヘンタイです。
見どころはいよいよマフィアが襲ってくる場面だろう、という期待を持たせたまま、延々と悪乗りで引っ張り続ける、この厚かましさは大したもの。いささかエピソードを散らかし過ぎた感はあるのですが、それなりに伏線らしきものも散りばめて物語を引っ張っていこうとしていて、こういうオモシロさってのもあるんだな、と。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-20 15:51:05)(良:1票) 《改行有》
2. 街のあかり
大掛りな割にパッとしない映画が少なくない中、この「パッとしない」という事そのものを武器にオモシロ映画を撮ってしまうのが、このカウリスマキという人だと思っていたのですが。そしてこの映画も、やはりそうした映画のひとつかと思ったのですが。どうも前半、違和感を感じてしまったのは、ギャグが“出来すぎ””狙い過ぎ”という点。確かに面白いんだけど・・・ちと作為的。やっぱりこういう映画で欲しいのは、「笑わせる」という態度よりも、笑った後でふと「何で今のが面白かったんだろう」という余韻、ではないかと。言わば「作為の外に出ようとする」ための作為、ではないかと。などと言いながらも、映画後半に待ち受ける、宝石強盗云々という、物語の大きなウネリを考えれば、このくらい毒の効いたギャグがあっても良いのかな、などと思い直したり。ま、良くも悪くも「意外にとっつきやすい映画」という印象。ラストもまたキマリ過ぎっちゃあ決まり過ぎですが、後味がいいですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-04 21:12:23)
3. マルホランド・ドライブ
先日久しぶりに帰省した妹が、「最近マルホランド・ドライブという映画を観たけど全然訳が判らんかった、メモ取りながらもう一度観たがやっぱり判らんかった」と言う。だもんで、ココのネタバレレビュー読ませてみると、ナルホドナルホドを連発。どうやら納得したらしく、ついでに私にも観ろと勧める(勿論私にはレビューを読ませてくれない)。だもんで、早速レンタル。何だか映画理解度をテストされてるような気分で観てたのですが・・・はは、やっぱり判らんかった。で、ニヤニヤする妹に降参してネタバレ読んでみたら。何とそういう事か。「そんなん納得いくかい!何でもアリやんけ!」。ま、事前に他の人からも、「意味は判らんけど引き込まれる映画やで」と聞かされていたので、やっぱりその通りだったなあ、と。というわけであまり目くじら立てずに映画の不思議な雰囲気を楽しみましょう。(最後に。無断で登場させてしまった妹よ、スマン。)7点(2004-01-11 01:54:25)
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