みんなのシネマレビュー |
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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. スイミング・プール サラの微妙な心理描写、サラとジュリーの微妙な共犯関係、そして二人と男達との微妙な駈引き。この「微妙さ」がプールという道具を通して幻想と現実の曖昧な世界へと誘う。海でもない、川でもない、プールの静かな波がまさしくその象徴なのだ。オゾンは好きではないけれど、これにはやられる。ランプリングもサニエも良いけれど、二人に翻弄(!?)される社長、庭師、ボーイフレンドにも注目。キャスティングの「微妙な」うまさに思わずニヤリ。7点(2004-06-05 09:37:02) 3. 戦場のピアニスト ナチが悪い、戦争が悪いというよりも人間が生きるということの根源を「見せられた」感じ。シュピルマンって何をするわけでもなくて、必然・偶然で生きてるだけで、最初は「えー、これでいいわけ」って思うんだけど、人間ってよく考えるとそんなもん。生きるってそんなもん。生かされてるのよね、私達。その辺が恐いほど良く出ている作品。ナチの将校の前でピアノを弾くシーンはピアニストとしての「性(さが)」に鳥肌。「弾きたい」という願望よりも弾くために生まれてきたシュピルマン、生死なんて関係ない。そこにはシュピルマンとピアノだけの世界…。一歩間違えばつまらない反戦映画になりがちな材料をここまで描いたポランスキーに脱帽。減量とピアノの特訓に耐えたブロディ君に脱帽。9点(2003-03-28 04:25:54) 4. 8人の女たち うーん、若手からベテランに至るまで実力派揃いだし、音楽も衣装もセットもお洒落でいかにもフランスって感じなんだけれど、オゾンのしてやったりという笑顔が思い浮かんでどーも入り込めないのよね。この人、もっと素直に作品作りに取り組めないのかしら。頭じゃなくて感覚で勝負!でもイザベル・ユペールのオールドミス振りは演じていて楽しそう。「ピアニスト」でストレスが溜まっていたのか!?3点(2003-03-28 04:00:45) 5. スパイ・ゲーム(2001) ランプリングがレッドフォードに囁くあのワン・シーンだけで私にゃ十分。大人の色気のせめぎあいにゾクゾクドキドキ。ブラピも素敵だけどね。8点(2002-11-29 23:01:54)
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