みんなのシネマレビュー
のはらさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456

1.  ゼロの未来 《ネタバレ》 真面目に生きて真面目に仕事を頑張り、 ひとつのものを追い求めるあまり心を病んで扉を閉ざした人(主人公コーエン)、 その脳内世界を表現したものだと理解した。 ラスト近くの我々君のパジャマ姿は「患者」ということだろう。 だから観ている私たちにとって筋が掴めず難解なことも計算なのだ、多分。 外に出ろ!とかあなたが好き!などの言葉を拒絶して自我の中だけで暮らし、 おそらくさまざまな経験で傷ついた後に沈んだ「虚無」の渦を見つめ、 それを追い求めることを止められないその姿。 我々君は虚無を選び飛び込んで行ったのだ。 現実との決別だ。 私の心には少し悲しい物語として映った。 ブラジル以後いくつもの作品で見てきたアイテムがちりばめられ心地良く、 彼の世界はやはり現実を超越した人のなかに息づくものの投影なのだと思った。 現実と折り合いをつけずにまたこんな作品を作った監督に拍手。[映画館(字幕)] 8点(2015-06-24 21:19:52)《改行有》

2.  天使の分け前 《ネタバレ》 fu○kingという台詞が何回聞こえてきただろう。その日を生きるのが精一杯のゴロツキが沢山出てくる映画だ。現状を何とかしたいと一念発起するかと思いきや、結局悪事で金儲けして終わってしまったのが惜しい。そりゃ見事泥まみれの生活を蹴倒して清らかに羽ばたく話なんてありきたりかもしれないけれど、こんなラストだと連中は小ずるい悪事を絶対また繰り返すだろう、と先を想像してしまいやっぱり釈然としない。たかだか酒に法外な値を付けて買おうとする大金持ちと彼らを並べて映したのが、今作のケン・ローチの問題提起方法なのかな。黒と白のコントラストが効いていたのもそこに引っかけていたのかもしれない。[DVD(字幕)] 6点(2014-01-03 21:03:39)(良:1票)

3.  アーティスト 多くの人が楽しめる、愛らしい映画だと思いました。でも、実験ですよね、これ。いつの時代に作られたとしても、「今」の血が流れているものが私にはいいみたい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-10-06 21:56:46)

4.  少年と自転車 《ネタバレ》 少年は跳ね回る。まるでネズミ花火のように、やり場のない気持ちをバチバチと弾き飛ばしながら。父を求めて突き進み、危なっかしく自転車を飛ばし、ヤバいと分かっていながらバットを握る。その溢れるパワーと悲しみを、全部包み込むサマンサの逞しさ。偶然出来た縁から親子になるまでの道筋はあまり詳しくは描かれないけれど、サマンサの揺るがない態度がシリルの心を満たし、お互いを受け入れるシーンには心地よい暖かさを感じた。最後、着信音に今度はしっかり応えようとする少年に光を感じる。[映画館(字幕)] 7点(2012-06-12 22:23:29)(良:1票)

5.  ル・アーヴルの靴みがき 《ネタバレ》 冒頭、筋に関係ない殺し屋があっけなく始末される。今回のカウリスマキ映画には必要ないから。苦いとか酸っぱいとか悲哀は脇に置いとこうってことだ。そんな殺し屋にも「ちゃんとお金くれたのに。」と優しい台詞が送られる。それからは、優しい人々が優しい表情を見せて、綺麗な瞳の少年を何とかしてあげようとするお話となった。全編溢れる優しさとカティ・オウティネンの爽快な表情の存在、そしてささくれに引っかかるような痛さの不在は確かに今までと違うものを感じる。でも、みんな素直で優しいこの世界もまあいいんじゃないかな、と私は思えた。監督は、北欧の冷たい海と違って、フランスの海の煌めきが撮ってみたかったのではないか。コンテナの中で不安を覚えてじっと座る移民たちの、胸を締め付けるような無言の訴えに、優しい気持ちで手を伸ばしてみたかったのかな、と。最近、もらうのも与えるのも明らかに優しさが足りない私には、最後の桜は滲んで見えた。[映画館(字幕)] 8点(2012-05-06 16:01:15)(良:1票)

6.  マーガレットと素敵な何か 《ネタバレ》 仕事も女性としても前傾姿勢で進むアラフォーマーガレットが、少女の頃の自分が書いた手紙を読んで自分を見つめ直す、というお話。小さな少女が作った手紙はキュートにデコラティブされ、内容も微笑ましく、ここから広がる物語、映像、音楽みんな可愛らしい。「今のあたしはこれでいいの?」という多少シビアな部分もあくまで御伽噺の域を出ていないけれど、最近色々尖ったものが取れてきて、シックも少女趣味もみんなOKになってきた私は、最後まで絵本を眺めるような感覚で楽しめた。40代半ばとは思えない主演ソフィー・マルソーがパンタロンまで履いて頑張っていて、それでもやり過ぎな感じがしない可愛らしさには脱帽。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-06 14:56:10)

7.  ANA+OTTO/アナとオットー 全編、青い霧に包まれたような映像。かといってあまり冷たさを感じないのは、アナとオットーの想いが溢れているからか。でも、後半になって唯一無二の片割れを追い求める狂おしさにブレーキが掛かってしまう。偶然の持つ神秘性も、越えられそうで越えられない稜線を感じてしまった。それでもやはり、二人がお互いに感じている強い引力が眩しくて羨ましい。[DVD(字幕)] 8点(2012-02-06 21:28:33)

8.  Ricky リッキー 何かを言いたい、主張がはっきりした物語じゃないから起承転結で進んでいかない。ラスト近くに、いきなりハッとするような、魔法の粉をパッと吹きかけられるような瞬間を持ってくる。でもなんだかよくわからないや、この話。何と無しにほわほわと話が進む中、赤ん坊がゴキュンゴキュンと力強くおっぱい飲んでる姿が一番現実的で画がくっきりとしていた気がする。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-20 01:47:45)

9.  白いリボン 《ネタバレ》 冒頭10分くらいで「子どもの映画だな」と解った。真一文字の口に薄い唇のゲルマン顔でいっぱいの2時間半。居丈高な男とただ黙ってそれに従う女、その様子は台詞でも態度でも過剰なナレーションでもいろいろと伝えてくる。けれど、そこから出る膿を吸った子どもの内面はほぼ見せず、その顔だけで攻めてきた。内容は意外にありきたりで解りやすく、これだけ時間を掛ける必要もないだろう。私のハネケ作品へのやや偏重した期待は裏切られた気がしたが、新しいタイプの子ども映画にも思えてきた。鑑賞しながら「白いリボンなんて大人の屁理屈だね。」と思ったけれど、その言葉がそのまま自分に向かってきた。長時間全く飽きなかったのも思い返せば不思議なこと。点数はまだ伸び代を残して付けておこう。[DVD(字幕)] 9点(2011-08-30 14:23:20)

10.  ある公爵夫人の生涯 《ネタバレ》 重い重い女の性。時代が古いとは決して言い切れない、現代だってこれと同じような出来事で沸き立つ波に飲まれていく人は大勢いる。ひとつひとつ踏みしめながら日々を生きるジョージアナの人生を静かに見守った。友人エリザベスとの関係も、不思議に思いつつお腹の底で何となく理解できた。田舎で産んだ娘の名前(イライザ=エリザベスの愛称)で、翻弄される女同士の見えない絆を感じる。この大河ドラマの主役はキーラ・ナイトレイには重荷かと思ったけれど、どうしてどうしてラストで貫禄さえ感じる姿を見せてくれて、なかなかの頑張りだった。そしてどこかほころびやつれた悲しい公爵が、今のレイフ・ファインズにぴったりの役柄なんだと確信した。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-12-25 01:19:54)

11.  アンナと過ごした4日間 《ネタバレ》 ああ鳩時計…。犯罪まがいではあるものの、彼なりにずっと見守っていたこと、そして心の底にある「愛」という言葉を口に出して告げたことに少しほっとした。女性として、アンナの立場で考えると当然過ぎるラストだけれど、ほの暗いばかりの主人公の人生にまた灯火が着くことを祈ってしまう。多少笑いも含めながらこんな物語を作ってしまう監督に感心した。[DVD(字幕)] 9点(2010-08-23 01:48:52)

12.  シャネル&ストラヴィンスキー 《ネタバレ》 綺麗な映画だった。ファッションや音楽の響き、個性的な邸宅と庭の緑などすべての美がバランスよく映されていた。冒頭「春の祭典」のシーンは、再現された舞台と怒号の様子、そして悩めるニジンスキーに感激。前衛芸術家どうしの恋愛話だけれど、二人の気持ちが境界を越えてしまった時など曖昧で、常に緩い感覚がつきまとっていた。これなら、二人の関係に終始し妻の姿にあそこまで迫らなくてもいいかもしれない。最後やはり「春の祭典」に向かって情熱を傾けるストラヴィンスキーを見て、むしろ主役はこの曲かもな、なんて思った。[DVD(字幕)] 8点(2010-07-31 11:14:52)

13.  レスラー 70年代主演は健さん…という感じのベタな映画だけど、良くできている。枯れた日常や哀愁たっぷりの間をこれでもかと言わんばかりに叩きつけてくる。リングを選んだのではなく、リングしかなかった彼の痛々しい姿など、魅せ方が非常に上手だと思った。監督は色々とよく解っている、計算のできる人なんだろう。しかしそこが鼻について、どうも手放しで好きと言えない。[DVD(字幕)] 6点(2010-05-23 01:33:23)

14.  クララ・シューマン/愛の協奏曲 とても楽しみにしていたので、正直この点数を付けるのは残念でならない。全てにおいて散漫。制作者は、シューマン、クララ、ブラームス、そしてその彼らの作った音楽に愛情を持っているのだろうか。それとも、長いこと語り継がれているこの三角関係を、末裔の名前まで出して話題性で盛り上げたかっただけなのだろうか。それならそれでフィクションの掟を使いまくってでも決着付ければいいのに。シューマンの悲しい瞳だけが印象に残っている。[映画館(字幕)] 4点(2009-12-02 01:07:33)

15.  レディ・チャタレー(2006) 《ネタバレ》 特に美人でないチャタレー夫人と断じて色男とは言えない森番の登場に、ちょっと呆気に取られた。しかし、木立のざわめきと森の景色、その風景の中で肌を寄せる二人はなぜか純粋でとても綺麗だ。ラストなど、別れ行くはずの二人の表情は生きる活力で光っていた。ただ「生きる」ことに「心」が加わって「性」になるという、これを体現させたようなドラマであり、何かに押さえつけられて頑なだった二人が、自己を解放していくドラマでもあった。清々しい空気さえ感じる良作。[DVD(字幕)] 9点(2009-05-25 22:41:31)

16.  ピアニストを撃て ストーリーは最後の方でよく判らなくなってしまったけれど、ちょっとマッドな感じとか面白いカットとかいっぱいの洒落た映画だった。雪のシーンに袖口が冷たくなるような感覚を覚え、バイオリンケースを持った女性を追うカメラワークと音楽に痺れる。映像に気持がリンクする愉しみを久々に感じた。[映画館(字幕)] 8点(2008-12-21 13:04:30)

17.  ハプニング 《ネタバレ》 ハプニング=何か、なのだ。あの超常現象はこの映画では「何か」と言われるに過ぎない。人々が自らを殺め続ける、苦しく毒気の強い画はやはり隠れ蓑で、今回は人間という生きもの、その芯にあるものを捉えようと監督は頑張ったように思える。非常事態をまずテロと報道し、原発やCIAを疑い、邪魔者は撃ち殺す。身内を疑う猜疑心にまみれた人類と、未曾有の恐怖の只中でそれを何とかはね除けた主人公の話。人物アップの多用や、人間以外の動物がほぼ出てこないことも気になる。そういえば自らを殺す行為は、数ある生きもののなかで人間だけが行う行為だと聞いたことがある。と、こう書くと深そうな感じもするけれど、相変わらずヘタクソだし、まあそこはシャマランだし。それでも物語に人を引き込むエンターテイメント性は充分持ち合わせた映画だと思う。ジョン・レグイザモのキッパリとした美しさに恋をし、点数は大幅アップしそうだったけれど、やはり心に厳しいシーンの打撃が強く、ギリギリ合格点。[映画館(字幕)] 7点(2008-07-31 21:32:33)(良:1票)

18.  グッドナイト&グッドラック 派手な映画への出演が多いからか、ジョージ・クルーニー、必要以上に渋い映画を作って知的アピールに出ている。時折ちょっとだけ流れるジャズ以外は音楽も無く、報道に自らを掛ける男達が喋ること喋ること。実際の事件を下敷きに、ジャーナリズムかプロパガンダかのせめぎ合いは見応えがあった。けれど、挿入された事件当時の映像が一番盛り上がって目を惹くというのは、映画としてどうなんだろう。話の流れも王道で、次に何があるか解ってしまう。渋くて大人だけど実はプロトタイプ。クルーニーそのものか。[DVD(字幕)] 6点(2008-04-27 22:11:39)

19.  素直な悪女 《ネタバレ》 コケティッシュな悪女が大活躍なコメディかと思ってたら、なかなかしっかりしたドラマだった。美人をものにして火遊びしたい男達と、彼女を責める外野の人々、そして奔放ジュリエットの孤独感。裏側にある乾いた物語が意外に良かった。この先あの実直なミシェルとどんな日々を送るのか想像が尽きない。ミシェルの方がグッといい男になったりしそうな気もするなぁ。バルドーはゴージャス美人の手本のようで、シンプルな衣装がまたそれを際だたせている。膝丈ウェディングドレスが最高に可愛らしかった。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-08 18:57:55)

20.  黒いオルフェ 地球の裏側にある国の、リズムと華やかな色がたっぷりの映画。ギリシャ神話に沿ったストーリーは単純だけど、色だけで押し切っていない計算された画や死に神の描き方などに目を惹かれる。スタートから途切れることのないサンバのリズム、そこから解き放たれた警察のシーンは絶品。丘から見下ろすリオの街並み、昇る太陽、ラストに子どもが歌い踊るサンバ、行ったことのない国に身を置いた気分になる情熱的な時間。ブラジル映画ならこれ!と人に勧めてしまうだろう一本。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-11 10:50:16)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS