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プロフィール |
コメント数 |
35 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
独身貴族の名にふさわしく、日々優雅に遊び暮らしているOL。実は映像よりは活字人間。文学での好きなジャンルは自伝的大河小説。加賀乙彦「永遠の都」シリーズ、宮尾登美子「櫂」シリーズ、宮本輝「流転の海」シリーズ、山口瞳「血族」など。映画での好きなジャンルは、歴史モノ、戦争モノ、ミュージカル映画など。あ、ジェットコースタームービーも大好物。スプラッタ以外は選り好みせず、何でも見ます。過去1000本くらい映画を見ていると思うのだが、駄作のほうが記憶に残っているのは何故?社会科の教員免許を持っているので、歴史モノには点が辛いかも。専門は日本古代文化史。 |
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1. 息子の部屋
肉親(それもかなり身近な)を亡くしたことのある人には、共感できる映画なんじゃないかな、と思う。息子を失っても世界は何も変わらない。日常生活は淡々と過ぎていく。時には笑うこともある。けれども、心の奥底に悲しみの「塊」があって、ふとした瞬間にそれに触れてしまうと、悲しみが湧き出してきてどうにも止まらなくなる。そして、徐々に何の変化も無い世間とのギャップに苦しむようになっていくが、最後に穏やかな再生への道しるべか示される。肉親を亡くした私自身の体験が、驚くほど類型的に描かれていて「この監督は天才だ!」と思いました。9点(2004-02-20 21:56:04)(良:1票)
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