|
1. シティ・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 見終わった後に、この映画が事実を基にしていると分かると、受け取り方も違ってくるね。我々からすると、子供の頃から死ぬか生きるかの毎日を過ごすとは、過度に作られた物語なだけに、唖然とさせられる。蟻を踏み殺す様に子供~若者が人を次々に殺す姿に、人命の尊さなどは皆無だ。彼らに、そうさせるものはスラムなど貧困だけが問題だけでなく、警察も正義が成していない様に、この国全体の体質も関わっているはずだ。サッカーWCやオリンピックなど世界的なイベントを控えるこの国で、少しでもこの様な物語が無くなる事を望む。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-29 10:17:36)
2. レスラー
《ネタバレ》 ドキュメンタリー的な撮影で、淡々と中年レスラーであるランディの物語が進んでいく。娘のオヤジに対するヒステリックな態度や、約束すっぽかしHなどはストーリーご都合主義的な感じだけど、なんと言ってもミッキーロークのハマり役がこの映画の全てじゃあないですかね。ある意味ハッピーエンドな結末にホロっときたよ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-28 17:11:23)
3. マルホランド・ドライブ
《ネタバレ》 天才であり変態でもあるD.リンチと全身全霊を込めてこの作品に打ち込んだのではと思わせるN.ワッツの怪演もあり映画という枠を超えた作品です。解説サイトなども参考にしながら何回も見ていけば内容を理解し更に深みにハマれるだろうが、私にとっては解釈云々よりも、ダイアンの儚くも切ない夢物語を、D.リンチの夢映像をとうして、あたかも自分が寝てる時に見る夢として体感することで、この作品の存在価値がある。クラブ・シレンシアでの彼女の涙のシーンは私の脳波に一生残る名シーンである。[DVD(字幕)] 10点(2012-12-22 06:17:58)
|