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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ハプニング 《ネタバレ》 鑑賞中、得体のしれない恐怖感は常にあった。が、どうしてもそれが持続していかないのはストーリーの甘ったるさだと思う。設定も面白くなりそうなのに生かされてない気がする。エイリアン2じゃないんだから子供とか出す必要あるのか? こういった映画では子供は絶対に死なないから逆にサメる。中途半端という意見が多いようですが、まったく同感。いっそのこと、リプリーのように立ち向かってはどうか?まるっきり無力のまま丸腰で外に出て、あげくに助かるなんてどうなの?リプリーみたいになったらそれはそれでまた全然違う映画になっちゃったんだろうけど、どう消費していいかわからない映画。でかいテーマと小さいテーマを同じレベルで考えたら風呂敷はでかいけど、中身は小さくて、でもまとまってもいない映画になったってことなのか?「自然はわからない」なら、最後にダメ押しで説明オチつけんな。[DVD(吹替)] 5点(2008-10-03 02:13:44)《改行有》 2. ドーベルマン(1997) 《ネタバレ》 ストーリーまったくナシ。 単純にインパクトのありそうな絵を並べて見ただけです。 ヘルメットに…とか、チェッキーの顔を…とか、たぶん忘れないシーンはいくつもありそうな気がする。 そういった絵のインパクトを羅列しただけにも関わらず、インフレにならず、残酷なシーンがマヒせず最後まできちんと痛々しい絵として撮れてるのは出来そうで簡単にできない技術だと思う。 次回作はなさそうなので残念。 モニカのエロさとチェッキーのイヤらしさは尋常じゃない。 比べるモンじゃないけどこのふたつはスゴイと思う。 この手の映画は自分もワルになった気分で見ないと吐き気がしてくると思う。[DVD(吹替)] 8点(2008-10-02 23:10:31)《改行有》 3. 酔いどれ詩人になるまえに 《ネタバレ》 昔からマットディロンのカッコよさにシビれているのだけど、どうも彼の素材の良さをきちんと撮れている映画がなく、マットがそのまま中年になってしまったのは少し悲しい。 この映画もマットディロンでなければ観なかっただろうけど、かなりダレダレ気味の映画です。最後に一応オチらしきモノはあるのだが、それも含めて感情移入しにくい映画だ。 ドラッグストア~でも書いたけど、マットディロンのファンでなければ最後までの鑑賞はキツイ。 マットファンだけを対象に商売になるほど今のマットに商品価値があるのかも疑問だし。 「CRUSH」のマットディロンはもっと見たいと思った。 やはり彼は光っている脇役のほうが、いいのかもしれない。 主演で見るより「もう少し見たい」と思わせるマットディロンの起用法が、正解なのかもしれない。音楽でいえばベーシストかな。[DVD(字幕)] 4点(2008-10-02 22:34:54)《改行有》 4. ニキータ レオンより全然スゴイと思う。もっと評価されていい映画。誕生日のシーンには驚きました。カリョとメイクの淑女が最高にクールでよかった。メイクの淑女の人生を是非見てみたいと思う。憧れます[DVD(字幕)] 9点(2007-11-16 03:11:47) 5. バベル チエコに不快感。 なんとかチエコの感情を理解しようと努めたが、全編、体を通してのコミニュケーションに走りすぎ。心の隙間をカラダで埋めようとしすぎ。 聾唖者はセックスしないと通じ合うことは無理なのか? この監督の手法は「21g」で完結しているし、いつまでも同じやり方で似た雰囲気の映画ばっかり撮らずに違うことをやって欲しい。もう半分飽きた。 日本人の描き方にも違和感を感じないでもないが、きっとリアルモロッコ人も「おれたちこんなじゃねえ」ってのがありそう(家族相手に自慰しちゃうとか) 唯一評価できるのはチエコが刑事に書いた手紙の内容を観客にまったく公開しなかったこと。何が書かれてあっても陳腐だし、説得力ナシ。 聾唖者がキレイな存在とは思わないが、過剰に汚く描くのも問題だと思う。 スカートの中を見せれば男が喜ぶという図式は男を馬鹿にしていると思うが、そういった文法でしか男を理解できない悲しい女というのも、同時に馬鹿にしていると思う。 他国ではあまり直接的なセックス表現がなかったが、なんで日本ではこうセックスのてんこ盛りなんだろ?わかりやすいエロ天国といえば日本なのか?[DVD(字幕)] 4点(2007-11-10 13:41:20)《改行有》
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