みんなのシネマレビュー |
| スポンサーリンク
【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
スポンサーリンク
2. 昨日・今日・明日 《ネタバレ》 ええとですね、BSとかでやってたのを見ていたはずなのに、友人のDVDを借りました。で、見ました。 三部構成なのは知っていますし、一番お気に入りは「ローマのマーラ」 続いて「ミラノのアンナ」 ちょっとの差だけど「ナポリのアデリーナ」 そりゃもう、こんなヴァインヴァインなお姿のローレン様は実にいい。これに対抗できるのは「クレオパトラ」のテーラーちゃんくらいだろう。 (全部、胸やんけ、、、嗜好はやめられまへんなぁ) ナポリが3位だけど、差はないんですよネ。まあ、ウチも最初の子供を作るのに苦労しましたです。 回数より濃度とチャンス。そう言われて、4か月はコントロールさせられました。あー苦しかった。 ヨメはお嬢だったんで結構高飛車でしたし、、、まあ、子供轢いた方がいいとは、さすがに言わないですが。アデリーナのようなオンナもまた、魅力はあると言えばある。 この映画、日本でのTV放映では、ミラノ偏をカットして別の話を付けたと言います。 え?どこにそんなのある? このコンビと監督では「ああ結婚」てのが同じころにあるけど、それをつないだんか? 何をするTV局! 最近話題の漫画原作改竄よりひどくないか? と、思いつつ実際はどんな話だったのか、この映画の「第四編」があるのか? WIKIには「四つある」としか書かれてない。ナゾ映画になっちまったぞ。 まあ、この3つでおっぱいはおなか一杯なんで、これで充分です。 ローレン様はまだご存命。お元気でね。[DVD(字幕)] 7点(2024-03-04 14:55:25)《改行有》 3. 乱 《ネタバレ》 この映画ね、公開当時はええと渋谷かな?そこでまず見た。まあ”世界のクロサワ”の映画だぁ 見なきゃ! の時代でだったな。ルーカスとかが撮影を見に来たりしてたしね。 で、この年末(2023年12月)にBSでやってた。それを録画して見る。 ん?こんなだった?セリフ聞こえにくい。兄弟や敵は”色が変わる”のでわかりやすいけど、馬が走る、人が走る。その”絵ずら”を見せたがっているように何回もそう言うシーンが出てくる。 まあ、確かにそう言うシーンを取るのは難しい。だけどそれって、今も昔もそれ担当の監督がいるんでしょ? 結果、”黒沢組”の働きなんでしょうけど。 「馬のシーンが印象的ですごい!」てのは、底しか褒めるところが無かった? そうとも思えんけどなぁ 見ていて興味が出るのは原田美枝子さんの楓。他は誰かわからん。スター性を無視するのは日本の映画会社への反抗だけでもないよな。 まだ、「影武者」はああ、あの人がやってるな。と分かるけど(まあ、どう見ても勝さんで設定した役だよね) この映画では、あれだけわからんなら、演技者は誰でもええんやないか? そうとも考えてしまうな。 色変わりは脳トレクイズ。気合の入りすぎのメイクは、この人は誰でしょうクイズ。聞こえにくいセリフ、今は何を言っているのでしょうか?補聴器調整クイズ 面白くないというより、面白がる場所がもう今や少ない。さすがのクロサワももう期限過ぎたかも。 カラー/白黒という問題ではなく、この人の表現方法が度が過ぎちゃったんだと思うなぁ。[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-01-06 22:01:59)《改行有》 4. 地下室のメロディー 《ネタバレ》 2023/10/17 NHK-BSで放映 録画して見ました。 この映画を見るのはおおよそ10回くらい。最初はTVの洋画劇場で。8年くらい前、福井の映画館で特別上映されて初めてスクリーンで見た。 改めて見たが、うーん。古いとは感じなかったなぁ。ともかくもカンヌのきらびやかさ。それがとても目立つし、ドロンがダクトを這いずり回る。網になっていて、下のカジノで金持ちが遊んでいるのを同時にカットに入れるのは、庶民の金へのあがきを示しているのかな? この映画で対比的なのは、モーリス・ビロー演じる義理の兄のルイ。まっとうな人が犯罪に巻き込まれて悩むが、仕事としてはきっちりする。そこが面白い。 ギャバンは強引であるが冷静。それに引きずられるルイ。フランシス(ドロン)は確実に仕事をこなす。 昔ね、当時の彼女とこの映画のビデオを見た。「あんた、この女ええと思う?」踊り子さんのカルラ・マルリエさんを指さす。 「いいやー。そんなにいいとは思わん」そう言う痴話げんかっぽい会話を思い出した。 「フランシスは楽屋に入れれば誰でもええんよ」「あんたもそうちゃうん」「そんなことないて」、、、てな具合 だが、あの踊り子さんにはやっぱり未練があるんだろう。有名人の座るテーブルの側にノコノコ出てしまって写真に写ってしまう。そこから、歯車が狂い出す。 プールでのシーン。ミシェル・マーニュの音楽が実に効果的。まあ、最初のタイトルバックからしてかっこよすぎる。 1963年の作品とは思えない。誰かリメイクした? プール。意味ありげにうろちょろする警察・カジノ・マスコミ関係者。彼らの動きと音楽が上手くコラージューしてる。 そして、ギャバンがほとんど動かない。観客は動かないギャバンにどうしても視線が集まる。 それが横の対比。で、下から現ナマがふわりふわりと、、、くーーー! これはかっこいい。こんなシャシンを取りたいと誰もが思う。 「御金蔵破り」を作りたくなった日本映画人の思いがよくわかるね。 んで、60超えて判る。ヴィヴィアーヌ・ロマンス姐御。ムショから出てこんな妖艶な古女房いたら、俺ならガマンでけへん。 ま、そっちの頑張りでは無いからなのね。 反対に初期計画者のサウナのオーナーは、体がもうだめなんでしょうね。年越えればそっちに意識行くわ。 ま、しばらく何回も見る。名画や。[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-10-17 21:37:50)《改行有》 5. シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 NHK-BSで拝見。 この映画は何回も見ているが、今回録画してもう一度再見。 私事であるが、21歳頃、高校の同級生と集団デートとして、名画座でこの映画を見た。 当時のパートナーだった彼女が好きだった映画だ。 ファッションの世界にあこがれていた子はその後海外に行き大手デザイナーのアシスタントをしていた。 帰国後も大手の百貨店などで務めたが、外国人の夫と共に仏国へ移住。 6年前に同窓会でのNet電話では元気な姿だったが、昨年亡くなった。 「あの映画の冒頭の波止場、見てきた」と若き日に私と見た映画の話題もしてくれた。 彼女は映画とファッションのマッチングを気にする子だったが。 この映画ではどこを見ても100点と言っていた。 画面構成の才。ドヌーブの衣装。ルグランの音楽。それらは十二分に美しい。 彼女の説明を聞けば、歌の吹き替えやストーリーの些末は、過去は気になったが、今はこれでいいと思っている。 恋をすれば世界はカラフルになる。雨の日でさえも。 ラストシーンの方が雨も降っていないのに、暗いと感じる。 もう、熱く語るその説明ももう聞けない。鎮魂の映画になってしまったが、はかない思いを持つ者たちなら、 一度は見ておく映画と思う。 ドヌーブのまとめた髪がかわいい。それだけでも見る価値のある映画。 追伸: 知り合いの仏人から、「アルジェリア戦争」の話を聞いた。フランスのベトナム戦争ともいわれたこの戦争。 現地は泥沼。そして現地フランス軍部隊が本国に反逆する姿勢を示していて、クーデター未遂が1961年にある。 現地軍が反乱して本国に攻め込んでくる。彼の両親たちはマルセイユ生まれ。そういう恐怖を生前語っていたという。 身近にある戦争。フランス人はこの映画の製作時期そう感じている人が少なくなかった。 この映画は1964年に上映されたけど、脚本などはその前、クーデター頃に書いていただろう。脚本は監督も務めたジャック・デュミ。 「この人、バイだったのよ」と、その仏人もバイなんだけどね。 「戦争に行かされて、平和に帰ってくるわけがない」そういうメッセージを込めて、ギイと17歳のジュヌヴィエーヴを結局別れさせたのは、後のフランス国内の混乱を込めたもの?(ジャッカルの日はその暗い面の映画だ) という、友人の見解だ。生臭い裏面があると彼は言う。となれば、時折軍服の人が映る。”彼の、二人の将来の暗喩”という意味なんでしょな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-06-29 10:47:21)(良:4票) 《改行有》 6. ジャッカルの日 何回も見たのに、発見のある映画です。それほど緻密に作られていますが、「殺し」の描写は???の所もあるのはまあご愛敬。 当時の映画倫理では精一杯でしょう。 私が今回、録画して何回も見直したシーンは、ジャッカルとその道のプロとの会話。 vs銃匠 vs偽造パスポート屋 など。 さらには、「殺されるのに。。。」と思いつつ、会話する人。 vs未亡人 vsサウナで会った人 などね(サウナの人はもしかしてオカマ系だったのかも?) 私の人生も後20年ほど。これは何回も見たい作品ですね。[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-06-04 16:29:49)《改行有》
|