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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. フレンチアルプスで起きたこと 《ネタバレ》 - うまい。三谷幸喜や伊丹十三なんかが好きな人は合うんじゃないかな。 - 緊張と緩和があり、シリアスなシーンの中にも折々、日常を感じさせるどこか他人事なやり取りが挿入される。 - どこの家庭にもある夫婦間の感情のズレも、いちホテルの従業員から見ればやはり他人事で、でも本人はどうしようもない感情に押し流されて慟哭が止まらない。 - せっかくの家族旅行なのにどうしてうまくいかないんだろう。それでもみんな手を繋いで、前を向いて歩いていくんだ。ズレや悲しみを誤魔化しながらも。 - ラストシーンがどこかヴィットリオ・デ・シーカ監督の自転車泥棒を彷彿とさせた。 - 電動歯ブラシのシーンいいなあ。奥さんがスキー場で用便するシーンを入れるのも上級者。 - 深刻な状況でもトイレは行きたくなるしスッキリと解決しないまま明日は来てしまう。 - 謎のクラブシーンもよかった[インターネット(字幕)] 8点(2024-06-24 16:27:33)《改行有》 2. パリ、テキサス 《ネタバレ》 もっかいみたい。 なんでこんなゆったりとした展開なのに最後まで飽きずに見れたんだろ。 色調も凝ってる。 無駄なものがなかった......と思う。 ライ・クーダーの音楽が絶妙にハマってる。 ナスターシャ・キンスキーのため息が出るほどの美貌。 ハンター君のいやらしくないキャラクター。 愛情深い弟夫婦。 また3人になったところで平和な家庭は築けないと悟ってしまったトラヴィス。 飛行機に乗れない理由がよくわからないけど、そういう気になるポイントのためにしばらくしたらまた観たい。[インターネット(字幕)] 10点(2024-03-28 22:28:46)《改行有》 3. パターソン 《ネタバレ》 よかったし、泣いた。 映画・自転車泥棒を思い出した。 それでも、人生は続くのだ。 ダメになっても、また白紙のノートを携えて、前を向いて歩くと、きっと気持ちがよくて、誇らしい。[インターネット(字幕)] 8点(2022-03-21 01:39:40)《改行有》 4. 光(河瀬直美監督作品) 世の中の人たちは、自分が想像しているよりも、もっとちゃんと自分に向き合って生きているのではないかと思った。いや、自分が想像してこなかった部分でむしろ、自分の嫌な部分と目を合わせているのではないかと。その機会に恵まれても、受け入れるには勇気がいる。 現実感と、フィクションが入り交ざった世界だった。もっと、思ったことを口に出していこうと思った。[インターネット(邦画)] 9点(2017-12-19 08:30:57)《改行有》
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