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1. パターソン
《ネタバレ》 ジャームッシュの作品は、ストレンジャー・ザン・パラダイスとダウン・バイ・ローしか観ていないが、あのジャームッシュの作品でないと蘇らない、不思議な感覚に最初から囚われてしまう。
とりたてて大きな物語はなくても、とぼけた演技や出来事に失笑しているうちに、濃密な映像体験をいつしか「させられている」。神は細部に宿るみたいな感じですべての細部が寓話のように浮き上がってくるようだ。
他には、例えばドライバーがドライバー役のパターソン市のパターソン氏とか、ちょい役の方でもバックグラウンドにこだわっていたりとか、現実には歌さえ歌わせてもらえなかった女優にお気軽に歌わせるとか、この映画を使ってなにを目指しているかわからないところもそれはそれで混乱して面白い。
圧巻はワンちゃんの演技? ポストを倒すのも良かった。大切なものを食いちぎって顔だけ出しているのも。
詩は生き物なのだから、その程度で落ち込んでいるようではまだまだだな、って言っているかのよう。
天使? を呼んだのはワンちゃんかも。[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-13 13:51:05)《改行有》
2. 女神の見えざる手
《ネタバレ》 大赤字だったみたいだね、この映画。
なぜだろう? 批評家の評価も低い印象だし。
これほどのロビー活動手練手管なら、いくらでも大ヒットと高評価を得られそうなものを(笑)
この娘最後裏切るな、と思っていたらそのとおりにはなったが、裏切る直前は、あれ?裏切らないのかな? と思わせてくれて。。
結局だまされたくせに最後はほらやっぱりと自尊心を満たしてくれる、そんな観方をする者もここにいる。[インターネット(吹替)] 8点(2020-04-21 12:47:30)《改行有》
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