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1. JUNO/ジュノ
《ネタバレ》 語り口が新しい16歳の高校生の女の子の妊娠出産モノでした。
普通に学校もそのまま出席してるし大人は誰も怒ってないしアメリカではこういうケースも普通にあるってことなんでしょうか。
改まって話があると言われ退学かドラッグと予想する父親と継母なんですが、妊娠とわかり相手がブリーカーと知ると
「ヤツにできたんだ・・・」と。ソコ?そこいくんだって具合です。でも可笑しい。
で、里親に決まったリッチな夫婦マークとヴァネッサ。
マークは若いジュノの感性が刺激になって、諦めたはずの夢に挑戦したくなったようで家を出てしまう。
子どもを切望していたヴァネッサにけっこう気を遣って合わせていたんだなってことがわかるんです。
マークが出ていこうが母親になることを諦めないヴァネッサ。里親になる夫婦の方がリアルに描かれているように思えます。
重くなりがちなテーマなんですが悪い人がひとりも出てこないし、これもひとつの選択なんだなと素直に思えました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-03-23 18:58:47)《改行有》
2. 暗い日曜日
《ネタバレ》 いい映画でした。
多数の自殺者を出したとされるいわくつきの「暗い日曜日」という曲のことは知ってたけど
それを元にした本作があることは最近知りました。
やっぱりヨーロッパにとってナチスって避けては通れないのね
結局ハンスはなにをどうしようが自分になびかなかったイロナに復讐したのね
可愛さ余って憎さ百倍。
そしてラズロはどういうつもりであの毒の瓶をイロナに託したのか・・・
イロナは50年間あの瓶入りの毒を持ち続け、待ち続けてたんだ
この瓶が心憎い伏線になっていて良いです。
歌詞の内容とは違うラスト、そしてオープニングに繋がる現在
構成も良いと思います。
ラズロ役の俳優が上手いですねーハンスが去っていくのを目で追いながら
アウシュビッツ行きの列車に乗り込む表情がなんともいえません
ところで現在のレストランの経営者である息子の父親って・・・誰??ハンス?![CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-10 22:31:23)《改行有》
3. アドルフの画集
私としてはヒトラーがなぜあのような独裁者となったのかが描かれていることを期待したのですが、はっきりと期待ハズレでした。ユダヤ人に対する憎悪がどこから生まれ、彼のあの偏った演説に聴衆がなぜ賛同したのかその背景がはっきりとわからなかったです。これは私が日本人だからなのか??そんな演説をしたあとでユダヤ人である画商のマックスを頼って会いに行くというのも矛盾してないか??しかしマックスとアドルフの人間性の違いというものはよく理解できました。この二人が信頼関係を築けるとは思えなかったです。けれどあの時、マックスがあんなことにならずアドルフと会っていたなら・・・と、人類史上最悪の歴史は無かったかもしれないと思わずにはいられない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-21 02:25:35)
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