|
プロフィール |
コメント数 |
1000 |
性別 |
男性 |
年齢 |
61歳 |
自己紹介 |
レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。
皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。
※変更要望は出すかもしれません。 |
|
1. JUNO/ジュノ
《ネタバレ》 深刻になりがちなお話を、軽いユーモアを交えてカラッと仕上げていますが、決して軽薄ではありません。そのあたりのバランス感覚が絶妙で、こうした映画に関して深刻か軽薄かの二択しか思いつかない人は、高く評価しないかもしれません。しかし軽みの中にもシリアスなテーマはしっかりと練り込んであり、それが男女の愛情問題・人間関係を軸として展開しているので、見ていて充実感がありました。ジュノの成長が、年相応のものに抑えられているのも、好感が持てます。あと、リアがいい奴でとても嬉しくなってきます。欠点がないではないですが(両親が理解がありすぎるとか)、あまり気になりませんでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-08-30 22:08:56)
2. シラノ・ド・ベルジュラック(1990)
《ネタバレ》 かつては日本や中国でも歌を作る能力が重要視されていましたし、たしかにそうした才能があるということはすばらしいと思いますが、しかしそれだけか? という気持ちになってしまいます。美文をつづっても、うわべたけの美辞麗句に流れることもあるでしょう。いや、その美文に人間性が表れているのかもしれませんが、この映画を見た限りでは、どうもそのようには思えてきません。ロクサーヌも、そういったところをくみ取れるような女性であるとは思えませんでした。シラノとクリスチャンが彼女に振り回されて、哀れに思えてきました。そうした「悲喜劇」としてはよくできていたとは思いますが、それ以上に惹かれるところはありません。やはり、ロクサーヌにあまり魅力を感じられませんでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-02 20:24:38)
3. クララ・シューマン/愛の協奏曲
《ネタバレ》 途中からむちゃくちゃ眠くなった。睡魔と戦いつつなんとか最後まで見ましたが、やめちゃえばよかったかな。たしかに睡眠不足ですが、いい映画なら眠気も吹き飛ぶものですし。
とりあえず、撮り方が凡庸。お話の方も、単なるプラトニックな三角関係に終わっていて、シューマンに対するブラームスの尊敬の念とかほとんど伝わってこない。ブラームス自身も子供に人気のある陽気な兄ちゃんで、あまり芸術家らしく思えません。最後まで見終わっても、結局なにが言いたかったのかよくわからんし……。
あとクラシックをよく聞いている人間として気になったのは、劇中に登場するオーケストラの楽器配置。チェロが指揮者の右手側にあり、そうなるとおそらくヴァイオリンは第1と第2が並んでいるのだろうと思いますが、これって20世紀になって指揮者のレオポルド・ストコフスキーが採用してから一般的になったというのが通説なんです。それまではヴァイオリンを指揮者の左右に置く、いわゆる「両翼配置」が主流だったんですね。この映画での配置が史実通りだとすると、デュッセルドルフのオーケストラはずいぶんと進歩的だったようですが、その辺どうなんでしょうか。この映画、どの程度「史実に忠実」なんでしょう?[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-07-27 22:32:02)《改行有》
|