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【製作国 : ソ連 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. ロマノフ王朝の最期 《ネタバレ》 ロマノフ王朝の最期という題ですが実際は帝政ロシア末期に皇室に絶大な権力を誇った妖僧、ラスプーチンのお話です。 冒頭から記録映像を交えてのロシアの簡単な歴史のおさらい、そして当時の様子を踏まえつつラスプーチンの放蕩ぶり、奇行ぶりが描かれ、しかも見た目がそっくりなので凄まじい迫力があります。 しかし、映画として見ると、複数の登場人物が出ては色々な視点で話が進むので、ちょっと散漫、という感じ、そしてロシアの歴史を履修済みという前提条件からかなかなか話が難しく入ってこない、という点があり、御r作映画というよりは半分記録映画のような印象を受けました。 ただやはり、ロシア正教会の僧たちに弾劾されるシーンはもはや悪魔祓いなんじゃないかという迫力があったり、ラストの暗殺のくだりは下手なホラー映画より怖いじゃないか?と思わせる演出で、ロシアが抱えていた闇を垣間見れた気がしました。[DVD(字幕)] 6点(2022-01-02 02:51:57)《改行有》 3. 戦争と平和(1965-1967) 《ネタバレ》 とにかく「長ぇ!」という印象が先行してrしまいますが、やはり本家本元、スケールが違います。 まずオープニングの、天空から雄大な国土を映すショットで「メリケン産とは格が違うんだぜ!」という意志をひしひしと感じますし、ナターシャが初めて社交界デビューするダンスホールの大きさもなんだか3倍くらいでかいような気がしますし、予算の三分の一を使って、しかも本物のソ連兵12万人を動員して撮影したという戦闘シーンも圧巻を通してあきれるレベル。そりゃ金と人に糸目をつけないで製作できればそうなるよな、という感じですし、モスクワ占領シーンのカオス感も生半可なスペクタクルでは足元にも及ばないレベル。 やたら長いのと登場人物が多いので何が何だかかわからなくなる部分も多々なのですが、なんかすごいもん見たぞ、という気にさせてくれる作品でした。[DVD(字幕)] 7点(2021-11-15 03:41:06)《改行有》 4. ひまわり(1970) ここでの評価が示すとおり、名作には違いないんでしょうけど、個人的には少し合わない印象を受けました。まずいいところから。戦争によって引き裂かれた男女の物語のため、画面、それ以上に雰囲気も暗いですがこの作品はそこが良かった。アントニオとの幸せな思い出から彼が居なくなってからの毎日に戻る時の画面の色合いが違う事がより一層悲しみを深いものにしているし、ヘンリー・マンシーニの哀愁ある音楽も良かった。ただ悪いところは、↓プチみかん♪お姉さまも書かれておりますがソフィア・ローレン扮するジョバンナに感情移入できなかったことです。【風と共に去りぬ】のスカーレットにも感情移入できませんでしたが、あちらは人生そのものを描いているので話に面白みがあり、それに対してこちらは恋愛主体に描かれているのでどうしてもそれを面白い、又は素晴らしいと受け取る事が出来なかったんです。なので、今回非常に微妙なんですが、良いところ8点、-悪いところ3点の計5点という事にさせていただきます。5点(2004-02-22 13:42:14) 5. 戦艦ポチョムキン 凄い。ただただ凄い。作品としては70年以上も前のものなんですが、その迫力といい、テンポのいい編集といい、時代の流れを全く感じさせず、映画の何たるかがここにはあります。[DVD(字幕)] 8点(2003-05-25 03:58:01)
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