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【製作国 : ソ連 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ローラーとバイオリン ギリギリまでセリフを削った脚本と映像のセンスで引っ張っていく作品。なんとも後味の悪いラスト、芸術と労働が交わることがないという悲しさ、佳品だと思うが、後の凄すぎるタルコフスキー作品を知っているだけに、小品として見えてしまうのが残念。[映画館(字幕)] 6点(2021-11-21 16:38:04) 2. 不思議惑星キン・ザ・ザ 脚本と映像で押していくまっとうな映画。まず砂の描写が素晴らしい。脚本がしっかりしているので安心してみていられる。ストーリーにぐいぐい引き込まれる脚本の素晴らしさと、リアリティーのある演技が素晴らしい。すべて手作りでCGのない造形、作画はやはり見ごたえがある。ラストのオチも決まって10点満点にしたいが、ズームアップを連発するカメラワークが私的にはマイナスに感じられたので9点。[映画館(字幕)] 9点(2021-11-02 21:31:56) 3. アンドレイ・ルブリョフ 《ネタバレ》 33年ぶりに観た。鐘造りに挑戦した少年の勇気に自らを省みて再び絵筆を取るアンドレイ。アンドレイの魂の叙事詩とでもいうべきこの作品は私にとってとても大切な映画。生きる指標ともなる特別な映画。タルコフスキーの美しい白黒映像と相まって最大の評価をしたい。また、いつの日か観たいと思う。[映画館(字幕)] 10点(2020-11-08 08:42:21) 4. 鏡 はっきり言って、話は全く分からない。しかし、映像の美しさでプラス5点、女優の美しさでプラス3点の合計8点。風でそよぐ草むらは風待ちをしたのだろうか、大型送風機をズラッと並べたのだろうかなどと考えながら観てしまった。それにしても、白黒の映像美は筆舌に尽くし難い。これだからタルコフスキーはやめられない。[映画館(字幕)] 8点(2020-09-27 08:24:27)
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