|
1. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 映画館で初めて観た時、
「これはドエライ映画だ…」と
震えるほど興奮しました。
「映画の中の映画」として、私の中で一生記憶される一本です。
ストーリー自体はシンプル。
ただし、「甘さ」は欠片もありません。
そして、ドラマが締まりに締まっています。
近年、これほど純粋なるプライドとサクリファイスを、
ストイックに描いた作品があったでしょうか。
技術的には、撮影のほとんどがスタジオの中で行わ、CGが多用されていますが、俳優たちの見事な肉体は、鍛錬によって供えられたもの。
この肉体の説得力が、CG多用映画にありがちな「軽さ」を克服しています。
セピアカラーに統一された色調感も、古代世界を描く本作にはぴたりとはまっています。
[映画館(字幕)] 8点(2010-01-10 19:03:21)《改行有》
|