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プロフィール |
コメント数 |
4675 |
性別 |
男性 |
年齢 |
41歳 |
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1. ザ・ディープ(2012)
《ネタバレ》 「海難事故からの奇跡の生還」というあらすじを見て
「お、面白そうだな」と思い借りて観てみました。
見る前は、ある種のサバイバル劇みたいなのを予想して
たんですけど、そういう類いのものではなかったですね。
遭難してる時よりも、むしろ救出された後がメイン。
ハリウッド映画だったら、やっぱり主人公が
もの凄い精神力と頑張り、生きたいという欲求で
奇跡の生還を成し遂げる、みたいになると思うんだけど、
本作の主人公は海に漂っている時に「これだけ果たせたら
死んでもかまわないよ~」ってカモメに言ってるし、
それも生還した最大の理由は肥満体型によるもので、
一種のアザラシみたいな体の作りになってたって。
でも、これは実話ですからね、それはそれでまた
面白いなと思うんです。勿論、検査でも言ってたように
それだけではない、なにか解明できない理由があるとのこと。
確かに、普通の人ならあんなに冷たい海に入ったら
数分から数十分で絶命してしまうでしょう。ところが彼は
6時間も海面にいた。たんなる脂肪だけでは説明がつかない、
なにかもの凄い超人的な作用が働いているのでしょうね。
そんで、救出されてから、彼はもぬけの殻みたいな、
物思いにふけったみたいな感じになっちゃう。
目の前で仲間が次々と死んでいったのに、体の検査が
どうとか、そんな気分じゃねえよってのもよくわかるし、
生還したからって英雄だなんて言われても
困るよって気分でもあるんでしょう。
それに元々が孤独な生活してるからか、
とにかく切なさだけが尾を引く。そんな終わり方でしたね。
実話を一本の映画にする上で、作品としてのメッセージとか
観客が好むような脚色を付け加えるとか、そういうのが
多い中、本作はとにかくそのまんま現実を
映像に収めました、みたいな作りになっていて、
一人生き残った虚無感やらやるせなさはそのせいか
とてもよく伝わりました。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-16 23:11:07)《改行有》
2. 地球が凍りつく日
《ネタバレ》 確かに、氷上の基地&怪物というシチュエーションは「遊星からの物体X」を思い起こさせます。ただ個人的には「ドリームキッチャー」のほうを思い出しました(笑)。このとっ散らかりようと言うか、ぶっ飛びようというか。環境破壊とか温暖化をテーマにしていて、そういう警鐘というメッセージはわかるんだけど、ラストのシーンとかあまりに謎すぎる。得体の知れない怪物みたいのも出てくるけど、ああいう形で出すんであれば、いっそ出さないほうが良かったですよ。前半の、恐れている対象が何かわからないあの感じは良かったと思うし、カラスなどのギミックや死体のホラー演出などもそう悪くなかったのに。隊員達が、どうして狂ったようになっていくのかよくわからないし、とにかく「意味不明」の一言に尽きる作品でした。それにしても、温暖化への警鐘をならす内容の映画だと思うのに、邦題が真逆っていうのはどうなのよ(笑)。[DVD(字幕)] 4点(2012-05-10 20:33:27)
3. レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー
《ネタバレ》 いろいろと、自由度の高い作品だなと思いました(笑)。どの登場人物も、行動が合理的とはいいがたく、ただただ醜く、そして意味不明であります。一応、ホラー映画ってことになってますが、別に怖くはないし、グロシーンだってそんなたいしたことはないです。ホラーというよりは、ブラックコメディ映画と言ったほうがいいかもしれません。この人間達の醜い醜態劇を見せ続ける意味は、やはり捕鯨の問題をバックグラウンドにしてるからでしょう。クジラは知能が高いからとか、かわいそうだからとかいう理由で獲るのを禁止してるけど、人間様はそんなに偉い生き物なのかよ!?みたいな。アイスランドでは初めてのホラー映画という触れ込みですが、こういうメタファーでホラーを作るというところがオリジナリティあっていいなと思いました。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-07 03:20:13)
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