|
プロフィール |
コメント数 |
2526 |
性別 |
|
ホームページ |
http://coco.to/author/aniyan_otakoji |
自己紹介 |
レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。 映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。 これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。. |
|
1. サスペリア(2018)
《ネタバレ》 ホラー好きの一部の人って、たまに妙にホラーが高尚なモノだってアピールするのよね。社会不安を象徴してるとか、深層心理を表現してるとか。
でも、ホラー、特にスプラッタとかスラッシャーとか言われるジャンルって基本、残酷シーンを見せてナンボなワケじゃない。血が噴き出したり、首や手足や胴体がちぎれたり、内臓がこぼれ出したり、頭とか体とか爆発したり、特に若いお嬢さん方が酷いメに遭ってこそ、みたいな世界よ。
そんな世界が好き、って言ったら人格疑われちゃうから、正当化するための理由付け、言い訳のために高尚化しちゃうんじゃないの?なんてアタシは意地悪く思うワケね。
で、ダリオ・アルジェントの『サスペリア』、今や神格化されてる感もあるけど(アタシがあの映画を評価してるのって冒頭15分だけ、しかも東宝東和の独自システムなサーカムサウンドのお陰ね)、アレって単にアルジェントのリビドーが爆発してるだけの映画じゃないの?って。そして、そんな『サスペリア』が大好き!なんて言ったら、アルジェントと同じリビドー抱えてまーす!って宣言しちゃうようなモノだから、ちょっと言い訳させて貰いますよ、っていうのを1本の映画にまでしちゃったのが今回の映画、という印象ね。しかも結局新たに監督自身のオリジナルなリビドーまで公開しちゃいました、みたいな。
77年当時の社会的な背景を盛り込みました、思想・信仰についての考察を盛り込みました、空想の余地を与えました、直接的な意味を示さない映像をたっぷり盛り込みました、それによって前衛的な、ゲージツ的な映画に仕上げました、ってカンジなんだけどね、でも結局はリビドーを正当化する行為に終始してるように映っちゃうのよ、アタシには。ちょっとミソジニー臭がしないでもなくて、それはやっぱりアルジェント版同様、イヤなのね(いや、真逆だろ、って意見もあるでしょうけど、だとしたらかなりのマザコンよ)。
魔女の方々がビジュアルは立ってるのにキャラとしてはメイン以外、没個性で単なる頭数揃えただけ、って状態とか、それは生徒さん達にも及ぶとか、登場人物多くてゴチャゴチャしてるワリに印象に残りにくい映画だったわね。音楽もさして印象的ではないし。オリジナル版の方がまだ色んな意味で印象的だったわ。[映画館(字幕)] 4点(2019-02-05 18:38:44)《改行有》
2. サスペリア(1977)
初めて見た「恐いんじゃなくて気持ち悪い」ホラーだったかも。直接的グロが多くて。サーカムサウンドは大騒ぎ状態ですし、どギツイ色彩、穴だらけの物語。悪趣味の極み!として公開当時、私の中の、群を抜いてのワースト1映画でした。でも、後年頭の中で再生してみると(公開当時以来、再見した事はないんですが、妙に映像も物語も覚えてたり・・・)、オープニングからの10分くらいは、かなり巧みな構成だった気が。映画全体も悪い夢として捉えれば、ヘンな物語も納得できそうな気も。まあ、だけどやっぱりせいぜい5点ですねぇ。5点(2003-12-05 13:35:01)
|