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プロフィール |
コメント数 |
3878 |
性別 |
男性 |
年齢 |
53歳 |
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1. 歓びの毒牙
連続殺人事件の犯人に間違われたアメリカ人サム・ダルマス(←アメリカ人とは言ってもどう見てもイタリア人、周囲に同化しちゃってマス。さすがにここはアングロサクソン系の役者にやってもらいたかった)。事件に関心を持ち、独自の調査を開始するのだが・・・。謎の殺し屋! 謎の画家! 謎の肉料理!(←とりあえず「謎の」を付けてみた)、というわけで謎のような物語はますます混迷の度を深め、観ている方としても、フフフ、これではきっと収拾つくまい、でもまあガンバった方だよ、と早くも冷ややかにレビュー内容を考え始める。で、案の定、かなりしょーもない手掛かりから、犯人の居場所が判明するのだが・・・・・・いやいやいや。こりゃまいった、これは極上のミステリですよ。特にクライマックスでサムが「思い出したぞ!」と叫ぶシーン。そんな細かいこと思い出せるわけないでしょうが(笑)。これぞミステリの醍醐味ですね。また本作、演出もなかなかスタイリッシュにキメてくれておりまして、恋人が襲われるシーンなど、刃のキラメキが恐怖をあおり、焦燥感に満ちた出色のシーンではないでしょうか。[地上波(字幕)] 7点(2005-09-24 11:16:28)
2. 世にも怪奇な物語
タモリの解説はついていない本作。大物監督がよってたかってポーの小説を元に怪奇モノを撮ってみよう!ってな趣向のオムニバス映画ですが、何しろ、怪奇モノっちゅうと、手練の監督よりも、脳ミソの一部に誤回線がありそうなヒトが撮った方が、変に味があったりしますからね~、さてどうなることやら。で、蓋を開ければ、三者三様の出来栄えではありますが、短編ならではの密度の濃い演出がそれぞれ楽しめて、おお、なかなか面白いんでないの。ま、さすがにトイレ行けなくなるほどの怖さは無いですが。映画化にはなかなか難しい面もあると思います。ポー作品の怖さというと、モンスターが襲ってくるような具体的な怖さじゃなくて、いわば見えない怖さ、抽象的な恐怖感の具象化とでも言いますかね。一方、映画の方は、まず具体的な「映像と音」から出発して、そこから、どこまで抽象的観念としての「恐怖」を引き出せるか。ポー作品を映像化する行為自体が、ポー作品の意義と逆のベクトルを向いているのかもしれない。そこで、ここでは映画なりの工夫が三者三様、なされている訳で。第2話のかなりアブノーマルな味付けされた『ウィリアム・ウィルソン』、構成からオチに至るまでうまくアレンジされ、これぞ「映像化」ではなく「映画化」と呼ぶべきものでしょう。さらには第3話。ははは、絶対、3人の監督の中で一番楽しんで撮ってたのはフェリーニに違いあるまい!と思わせる、独特の世界。このブッ飛び具合、もしや映画の企画の趣旨を理解していなかったんでは?と心配になる程ですが、トリを飾るに相応しいパンチ力。で、第1話はどうかって?あ、あのB級っぽい音楽が、タマリませんでした・・・。7点(2004-08-10 23:48:28)(良:1票)
3. 予告された殺人の記録
ま、確かに、原作ほど面白くないんです。原作を読んでいる人間にしてみれば、それを忘れて映画を観るっちゅうわけにいかない以上、これだけ著名な作品を映画化するには、やはり比較されるリスクは避けられないわけで。男の死体をこれ見よがしにジャーンと映すのも、ちと興醒め。5点(2003-06-08 01:29:04)
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