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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 天使と悪魔 《ネタバレ》 2年前に原作を読んでめちゃくちゃハマり、ストーリーがあまりに壮大なので「これの映画化は無理だろう」と思った。実際観てみたところ、映像的には読書中頭に描いていたものの分かりにくかった部分が豪華に可視化されてスッキリしたというプラス面は確かにあった。しかし脚本的には結構不満足だった面が多く、原作を読んでいない人には、せっかくの素晴らしいミステリーに「こんなものか」という感想を抱かれてしまうかと思うと残念な限り。映画では「宗教VS科学」の対立という、この作品の最重要テーマがあまりに軽んじられてしまっていた。登場人物もかなり削られており・・・CERNの所長が出なかったのはどうかと思う。カメルレンゴの全世界に向けての演説シーンがなかったのも痛恨のきわみ。 このレビューを読んでくださった方へ・・・是非原作をお読みください!!![映画館(字幕)] 6点(2009-05-27 21:20:38)(良:2票) 《改行有》 2. ひまわり(1970) 《ネタバレ》 観たのは二度目。「たしか相当な数の卵を焼いていた映画だったような」という、この映画を冒瀆でもするような記憶を確かめたくて。やっぱり当たりで、卵…ガンガン割っていました。3国の反戦メッセージは、大人になった今の私にはよく伝わりました。[DVD(字幕)] 6点(2008-07-25 17:52:02) 3. 黒いオルフェ 《ネタバレ》 とにかく「濃厚」の一言に尽きます。膨大なエネルギーがフィルムに収まり切れず、火花になってほとばしっているかのよう。登場する人々のコミュニケーションも、主人公達の一気に火のつく恋模様も、狂乱のカーニバルも、行き場の無い嫉妬と失望も、ものすごいパワーを見せ付けてきます。タイトルは前々から知ってはいたものの、こういう内容だったのか!と、度肝を抜かれました。オルフェウスの神話をこのようにアレンジするとは、まったく恐れ入りました。[DVD(字幕)] 8点(2006-12-21 12:38:23)(良:1票) 4. 永遠のマリア・カラス 最近オペラに強い興味を感じているため、やはり本作は必見ものだろうと思って観たのですが、まさにタイトルどおり『マリア・カラス』を堪能するための作品ですね。よく言われているようなマリア・カラス像を巧く表現していると思います。ラストシーンで見せた、あのような重たい言葉を彼女が言えたかどうかは別として、監督の熱い思いを感じさせてもらえました。[DVD(字幕)] 7点(2006-12-06 11:57:37) 5. ヒトラー 最期の12日間 第三帝国の反省の色が濃すぎる感じがして、あまり好きになれなかった作品・・・と表現せざるを得ない。日本版でもしも、似たような映画を作るとしたら、それは「補償」の一手段なのか?と思ってしまう。スケールの大きな作品であっただけに、少し残念にも思う。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-20 21:31:25) 6. 太陽がいっぱい リメイク版も好きですが、やはり本家はすばらしいと思います。アラン・ドロンのあの瞳!美しすぎますね。線の細さもたまりません。「太陽がいっぱいだね」とは、まさに名台詞です。うっとり。[DVD(字幕)] 9点(2003-12-29 20:26:29) 7. オープン・ユア・アイズ セサール役の人,トム・クルーズよりカッコいいじゃんと思ったんだけど,そういう評価って「センス悪い」と言われてしまう口ですかね(^^ゞ それはさておき,リメイク版よりこちらの方が好みだな~。この地味さがあってこそこのお話の「怖さ」が生きると思う。関係ないけどペネロペ・クルスの笑い方ってちょっと奇妙でしょ。それと「マスク」装着時の主人公,ちょっと(コント中の)稲垣吾郎っぽく見えた。7点(2003-11-24 22:49:55) 8. ラストエンペラー 10年程前に衛星放送で放映された『最後の皇帝溥儀』(中国電視劇制作中心)という幻の(?)作品 ― たしか第二十四話くらいまであったかと思われる。弟の溥傑氏も制作に携わっていた!(どなたかご存知ありませんか?) ― に深く感銘を受け,本作品を観た。溥儀の「人」としての人生はいつから始まったんだろう。切ない。この作品の冒頭がまた非常に良いと思う。9点(2003-11-24 22:25:33) 9. 海の上のピアニスト ピアノものは好きなので当然サントラも購入したが,ストーリーとしてはちょっとイマイチだった感じが。。。カットごとでは気に入っているシーンが多々あるものの,つなげてしまうとあまり面白いとは思えなかった。賛否両論のラスト・シーン,私はどちらかと言えば「賛」ですね。6点(2003-11-23 17:07:05) 10. 尼僧の恋 マリアの涙 日々主に従い,絶対的な「正義」があるにもかかわらず,壊れてゆくマリアが非常に痛ましい。登場人物は少なく,「禁断」性を抗い切れない少女(人間)の弱さに正攻法で迫るため,ストーリーも単純だが,見せ場を上手に設けているために印象に残る作品。ヒロインの可憐さにも心を打たれる。7点(2003-11-23 16:24:41) 11. ニキータ あれほど激しかった「仕事」のシーンが一気に収束する切ない結末!構成のカッコ良さに加え,全体の暗めの色彩が気に入っている理由。初仕事での「開かない小窓」には手に汗握った。リュック・ベッソンいいね。8点(2003-11-14 22:00:05) 12. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 体験ダイバーの分際で申し訳ないが,「だから海は最高!」と目が輝いてしまう映画。静かだけど筋金入りの「男のロマン」もほんとにカッコいいね。海面を眺めるよりも,海中から青空を仰ぐ方が断然好き。何度も観たい作品。8点(2003-11-07 13:59:07) 13. 太陽と月に背いて レオ(ランボオ)の鋭い目つきと早足でぐんぐん歩く姿が,天才特有?の傍若無人さを表しているようで,ホント巧い!ロマーヌ・ボーランジェの裸体(とくに後姿)は芸術的でうっとり~。ランボオの『地獄の季節』“見切物”が好き。9点(2003-11-05 13:55:05) 14. イル・ポスティーノ 初回は色の美しさに,2回目は登場人物に,3回目は映画の背景に…と,観る度に注目するべき視点が広がっていく。ユッタリと見せる中での激しさ・強さがカッコいい。舞台のプロチダ島には是非行ってみたい!10点(2003-11-04 22:32:48)
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