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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 地球最後の男 アイデアと作中に漂う終末感は良い。しかしそれ以外の作りは流石に古臭くて盛り上がりに欠ける。[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-24 01:31:37) 2. ニュー・シネマ・パラダイス 《ネタバレ》 今までの人生で――と言ってもようやく折り返し地点が見えてきた程度の歳ですが――最高の作品でした。見終わってから思うと、この映画を見るのに最高のタイミングだったように思います。アルフレードとトトの友情が、いや、途中からはもう親子でしたね。素晴らしかったです。 トトが村から出て行く時の駅でのシーン、アルフレードは「戻って来るな」「手紙も書くな」「私達の事は忘れろ」と突き放します。トトは言葉の真意を汲み取って「ありがとう」と返します。それだけでも良いシーンなのですが、電車が走り出した所で神父が到着して「トトー!トトー!」と叫ぶのがね・・・もうね。あそこで神父が出てくる必要性は無いんですよ。なのに何故出したのか?あれがアルフレードの心の叫びを表現したものだと理解した瞬間、涙が止まらなくなりました。最高の友達を失ってでもその人の幸せを願う、そんな事が出来るのはもう親ですよ。 帰郷してからの、昔を懐かしむシーンも良いですね。朽ち果てた映画館を見て回るシーンや、アルフレードとの思い出が詰まったフィルムを見ているラストシーン、台詞は付けずに俳優さんの表情だけで表現しているのがまた沁みます。 音楽も素晴らしいです。サントラを聴きながらこのレビューを書き終わる所ですが、また涙が溢れて来て止まりません。あーもう!今日は選挙があるから出かけなきゃいけないのに~(泣き笑い[ブルーレイ(字幕)] 10点(2017-10-22 14:19:01)《改行有》 3. 太陽(2005) 《ネタバレ》 ほとんど抑揚の無い間延びしたシーンが延々と続く。ラジオの音や虫の羽音は耳につくし、イッセー尾形の口の動きは生理的な嫌悪感を受ける。(何か意図があってそうしているのかも知れないが)肝心の人間宣言はエンドロールの音楽にかぶさって聞こえない。私は日本人であり日本が好きであるが、本作の映画としての評価は低くならざるを得ない。現人神ではない人間の昭和天皇を見ることが出来たという点だけが収穫だったように思う。[映画館(字幕)] 3点(2006-10-01 01:16:03)(良:1票) 4. ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 画面上には殆ど血は映らないしグロテスクなシーンもない。しかしこれほどの恐怖を感じる映画は類を見ないのではないだろうか。「もう賄賂がない、持ちこたえられない。」「2日後にはみんな死んでる。」国連と言う理想はあまりにも無力で大国と言う警察は貧乏人には知らん振り。迫りくる憎しみと狂気の前には奇麗事など何の役にも立たない。自分の命を金で守らなければならない世界を知らない私達に、世界最高水準の安全をタダで得られる私達に、ポールのことをとやかく言う権利はない。私達もまた「『怖いね』と言ってディナーを続けるだけ」の人間でしかないのだ。しかし私は少なくともこの事実を知ることが出来た。平和を愛し、自衛隊を否定し、安保に反対し、あくまで理想を追い続ける日本人には是非この映画を見て欲しい。[DVD(字幕)] 9点(2006-09-29 02:41:32)(良:2票)
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