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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. イングリッシュ・ペイシェント アルマシーとキャサリンの愛は、悲劇的なストーリー展開によって永遠の愛にされたけど、二人が生き延びていたら、すぐに別れたんじゃないかな~って思った。一時の激情が戦争によってその激しさを増しただけ。不倫であることも、戦時中であることも、二人にとっては、欲望を激情に変える材料であっただけ。アルマシーが「国境線なんてなければ…」と語ったが、平和を求める気持ちから発せられたわけじゃない。アルマシーは公爵の身分。キャサリンは役人の妻。国境線のおかげで今までいい思いをしてきたんじゃないのかよ!!と突っ込み入れたくなりました。カラバッジオがアルマシーに対する復讐をやめたのは、共感や同情ではなく、憐憫だと思いたい。アルマシーを母のように介護するハナは、アルマシーの話に心癒されていく様子だったが、キップとの恋愛・キップへの愛情は、アルマシーのおかげではないだろう。ハナには天賦の気質があったと思う。国境線や人種に関係なく人を愛する力が。ラストに向けて、登場人物が結びついていく姿に共感を覚えた人もいるだろうが、私としては、アルマシーとキャサリンの出来事は、国境線を越えて生き抜いていく人たちが、世俗を忘れさせてくれる小説を読むようなものだったとしか思えない。ハナやキップやカラバッジオが、語り継いでいく悲恋物語だ。そう解釈した上で、そこそこの点数を献上する。6点(2004-06-02 10:30:37)(良:1票) 2. ライフ・イズ・ビューティフル いい作品だとあちこちで耳にして観てみたのですが、私にはどうも合わなかったです。主人公のあのギャグにひきまくりでした。ただ、あのギャグの寒さがあったおかげで、ラストの儚さにぐっときたかも。早いうちにあのギャグに慣れてしまえば、また違った感想をもてるのかもな。6点(2004-01-20 09:18:50) 3. 海の上のピアニスト ラスト、爆破前に喋っていたティムって、本当に生きてたわけ???…生きていても幽霊でも幻覚でも、感想は変わりないんだけど。期待が大きかったので厳しい点です。5点(2003-12-24 18:18:02) 4. ノー・マンズ・ランド(2001) 私は、戦争映画に毒されてしまったのか…ダラダラしてて飽きた。4点(2003-12-23 21:13:08) 5. ニキータ 「アサシン」と比べれば…比べるのもおこがましいな。こちらの方がずーっと良い。ジャンヌ・モローの若かりし日の作品は未見だが、あの圧倒的な存在感から察するに、私生活の面でもがっつりと生きてきた人なんだろう。ニキータからキスをされた後のボブの表情に女心を突かれた。ヴィクトルもセクシーだったな~。ジャン・ユーグは…ラストシーンの蒼白な顔色が一番素敵でした。…他の俳優でも良かったような気がしないでもないですが。私も一発撃ってみたい…などと思ったり。 8点(2003-12-21 01:08:08)《改行有》
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