みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ウエスタン 観始めてすぐに驚愕。まるでファンタジーではないか。ロケーションの見事さ、役者たちの汚さ、建築物や調度品や機関車などの不思議な異世界感。私の中では本作は「ロードオブザリング」や「スターウォーズ」と同じカテゴリーに入る。特筆すべきは音楽の素晴らしさ。こんなしつこくクドイ音楽の付け方は、現代の映画ではもうできないのではないかな。他のレビューさんのコメントを読むと、冗長と感じられている方が多いようだが、私は本作の世界観に魅了されてしまったので、3時間近い長尺でもあっという間に感じた。一つだけ惜しかったのは、私の目にはヘンリーフォンダが極悪人には見えなかった。上品さが透けて見えてしまうというか。可能なら劇場でもういっぺん観たいな。[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-11-06 22:23:05)(良:1票) 2. モリコーネ 映画が恋した音楽家 《ネタバレ》 とても残念な作品。モリコーネの音楽の力があまりに凄すぎて、ドキュメンタリーとして焦点がボケてしまった。本作では、さまざまな映画の名シーンやコンサートの映像がふんだんに引用され、それはもう感動させられてしまうのだけど、結果的にモリコーネの仕事の豪華なショーケースみたいな作品に仕上がってしまった。かつては純音楽と映画音楽の間には厳然たる線引きがされていた。映画音楽をやるのは「売春」だとまでいう人もいた。尊敬する師匠との確執もあった。モリコーネも映画音楽を辞めたい気持ちをずっと持ち続けていた。しかし作品を通じて映画音楽の地位が向上し、師匠やその周辺の人々からも評価されるようになり、自身の気持ちが代わってきたところこそが、本作の重要なポイントだろう。せっかく多くの関係者や本人にも取材して、モリコーネの人物像や映画音楽の歴史を浮き上がらせる多くの材料が揃っていたにも関わらず、そこに焦点を合わせることをせず、名画ダイジェストみたいな作品に仕上げてしまったのは、監督の力量不足ではなかったかと思う。モリコーネの音楽の真髄を味わいたいのであれば、「ミッション」なり「ワンスアポンアタイムインアメリカ」なり、映画の本編を観れば良いのだ。[映画館(字幕)] 7点(2023-02-28 23:07:29) 3. 続・黄金の七人/レインボー作戦 前作より色んな面でゴージャスになっているものの、面白さで上回っているとは言い難く、却ってチープになってしまっているような。前半はマンガみたいで軽いノリでそれなりに楽しめたけど、終盤の展開は笑えなくてあまり好きじゃない。それでも最終的には収まるべきところに収まってなんとか救われたが。[地上波(字幕)] 4点(2015-06-07 19:41:54) 4. 黄金の七人 みなさんご指摘のとおりルパン3世的というか、お気楽に楽しめて、決して悪い映画じゃないですが、現代の私たちからはちょっと古びてしまっている感あり。きっと色んな作品に影響を与えてるんだろうなあという要素が散見されるところはスゴイと思う。今日的には音楽を聴くための映画みたいな。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-30 12:48:35) 5. ルパン 子供の頃、原作シリーズに熱中しました。聞き覚えのある地名や人名がたくさん出てきて、色んなエピソードがちりばめられていて懐かしい。情景もきれいでお金かかってるのも分かる。それなのに、こんなにつまらないのは脚本と演出が相当ダメなんだと思った。地味に堅実に映像化してくれたらそれで良かったのに…。[DVD(字幕)] 3点(2009-01-02 00:08:56)
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS