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1. 天使と悪魔
《ネタバレ》 原作既読で挑みましたが、その必要はありませんでした。何しろかなりの出来事がカットされ、登場人物までもが変更されている。あれだけの長編を2時間にまとめるには仕方ないのだろうが、全く違う展開に驚いた。しかし逆にわかり易くするためにうまくまとめた感じでもあった。
それと、もう少し科学と宗教の対立を詳しくした方がよかったのでは?カメルレンゴの動機が少し曖昧のような感じがしました。
人間関係は原作の方が詳しく書かれているので、映画をみた後原作も読んでみたら、あっと驚く新事実が分かると思います。特にラングドンとヴィクトリアの関係や、教皇とカメルレンゴの関係など。
ローマ観光のガイドとしても見所があったので良かったです。
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-10 07:50:47)《改行有》
2. シルク(2007)
《ネタバレ》 日本までの旅がそれほど遠く感じられなかった。
それと日本での体験を引きずる主人公と夫の帰りを待つ妻の心の葛藤が伝わらなく、結局何が言いたかったのかがぼやけてしまっていたと思う。もっと妻側から撮ったら良かったのでは?
題材としてはおもしろそうだったし、出演者の顔ぶれも良かっただけに残念。[映画館(字幕)] 5点(2008-05-15 07:28:19)《改行有》
3. パッション(2004)
《ネタバレ》 キリストの受難をとりあげた、見る人によってはマゾ映画。ただひたすらムチうたれ、観てる方が身悶えするくらい痛いといった感じです。 しかし、キリストが実際どんな人物であったかとても興味あることで、どうしてキリスト教がひろまったのかという疑問がありました。キリスト自体は特に宗教的な活動をしていた訳ではなく、弟子達が彼の発言や行動を語り継いだことを書物にし、それを聖書とし後の人が宗教として流行らせただけのことです。彼の行ったとされる奇跡自体、事実かどうか分からず、語り継がれる間に、尾ひれが付き誇大広告されていった、ということだと思います。信ずる者は救われる、といったところでしょうか。いずれにせよ平和を説いているはずの宗教どうし戦争をし、殺しあっている事に疑問を抱かざるをえません。[映画館(字幕)] 7点(2005-12-01 12:19:42)
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