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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  わたしは目撃者 《ネタバレ》 アルジェントの作品にしては地味な作風であまり目立たない存在だが、意外とストーリーが練りこまれており、腰を据えて楽しめる出来。盲目の老人と幼い姪、それに若い新聞記者が遺伝子研究を巡る殺人事件に巻き込まれていく。このプロット自体がとても面白く、シリーズ化を望みたいくらいだ。殺しの場面は前作『歓びの毒牙』ほどフェティッシュではないものの、序盤の列車事故と終盤のエレベーターシャフトからの落下シーンは、アルジェント映画の中でも屈指の残虐度。犯人は遺伝子研究により自身が犯罪者の素質のある染色体異常であることを知り、それを隠蔽するために殺人を犯してしまう。その心理的矛盾を考えると、犯人の異常さと哀れさが浮き彫りになってくる。最後に「子供を殺した!」と嘘を言ったのは、そんな殺人者のDNAと訣別したかったからなのではないか?[DVD(字幕)] 6点(2012-08-17 07:00:30)

2.  歓びの毒牙 《ネタバレ》 ダリオ・アルジェントの監督デビュー作であり、そのエッセンスが存分に詰め込まれた野心作。黒い革手袋をはめた犯人はアルジェント自身が演じており、フェティッシュな殺しの美学は既に完成されている(グロシーンはあまりなく、ナイフが振り下ろされると血がパッと出る程度)。内容的に『サスペリアPART2』と被っており、真犯人に辿り着くヒントなどやや出来すぎだが、B級サスペンスとして充分楽しめる出来。[DVD(字幕)] 5点(2012-08-17 06:23:28)

3.  狼は天使の匂い 《ネタバレ》 飛行機事故でロマの子供たちを死なせてしまい、命を狙われるトニーは、逃亡先のカナダでチャーリー率いる犯罪グループに入り込む…この不思議なフレンチ・ノワールは、チェシャ猫の顔とルイス・キャロルの詩から始まるように、大人の御伽噺として語られる。冒頭、母親と新しい街に引っ越してきた少年は友達を作ろうとするが、最初のグループからは拒絶され(褐色の肌の子供たちはロマだろう)、次のグループでは、差し出したビー玉の網袋をナイフで切られ、ビー玉は全て階段に転がり落ちてしまう。しかし、ラストシーンでその少年とナイフの少年(グループのリーダー)は涙ながらに別れていく。最初はチャーリー一派に捕らえられ、皆から疎まれていたトニーも、ラストは「ビー玉のため」と言って瀕死のチャーリーの元に戻り、共に射撃に興じる。的はチェシャ猫の看板だ。大人になりきれない漢たちのロマンチシズムは、香港ネオ・ノワールのジョニー・トーへ受け継がれていく。死期を悟っていたというロバート・ライアンの貫禄ある老ギャング役が絶品。ペッパー役のティサ・ファロー(ミア・ファローの妹)は、『サンゲリア』でしか観たことなかったが、若い頃はこんな可憐な美少女だったとは![DVD(字幕)] 7点(2012-08-10 09:01:31)

4.  顔のない眼 《ネタバレ》 モノクロの映像が美しさと儚さを醸しだす。仮面に顔を覆われ何を考えているかもよく判らなかった少女が最期に下した決断に鳥肌が立った。実験用の犬を解放し、鳩と戯れながら森を彷徨うラストシーン。一生忘れられない映像だ。[DVD(字幕)] 7点(2011-11-20 16:00:16)

5.  ジャーロ 随所にアルジェントらしさは感じられるものの、やはり70~80年代の全盛期に比べると、切れ味が鈍った印象は拭えない。最近のフレンチ・ホラーくらい突っ走ってほしいものだ。前作(『サスペリア・テルザ』)に続き、日本人を起用してくれたことはちょっと嬉しい。それにしても、エマニュエル・セニエ老けたな。[DVD(字幕)] 4点(2011-06-15 07:18:17)

6.  4匹の蝿 《ネタバレ》 「幻の傑作!」との謳い文句につい観てしまったが、初期アルジェントのジャーロものはどれも似たような印象。ホラー色を全面に打ち出した『サスペリアPART2』ほどのインパクトはない。プロットは出鱈目だが、魅力的な登場人物(オカマの探偵がいい味を出している)とアルジェントらしい画作りでそこそこ楽しめる出来。斬首のイメージ(夢)がラストのスローモーションに繋がるところは巧い。「4匹の蝿」とは、もろ犯人を言い当てたタイトルだが、「死体の網膜から犯人の映像を映し出す」って、すごい科学捜査だな。[DVD(字幕)] 4点(2010-11-17 18:03:05)

7.  ニキータ 《ネタバレ》 今観るとファッションが微妙にダサかったり、アクションシーンもわりと雑に感じるのだが、公開当時はスタイリッシュに思えた。「これが私の愛し方だ」と、非情な任務を言いつけるボブおじさんに男泣き。やさ男のマルコも『ベティ・ブルー』に続く好演で、二人が対峙するラストシーン、「お互い寂しくなるな」の台詞に鳥肌がぶわっと立った。殺し屋の映画なのに究極のラブストーリー。アンヌ・パリローが20代に見えないのが難点か。[DVD(字幕)] 8点(2010-06-09 19:37:06)

8.  グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 この頃のベッソンは本当に神懸っていた。モノクロの流れる海とエリック・セラの旋律。冒頭のシーンから鳥肌が立ちっぱなしで、それが2時間半も続く(笑)ちなみに私の街には「エンゾ」という名のパスタ屋さんがある。美味しいです。[DVD(字幕)] 10点(2010-06-09 19:30:35)

9.  ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 本作にはいろいろな解釈があると思う。暴力の本質、ハリウッドへのアンチテーゼ、既存映画の解体などなど。実際のところ、ハネケ監督がどういうつもりでこの作品を撮ったのかは知らないが、自分は「神」を描いた映画だと思った。別に悪いことをしていなくとも、我々は事故や災害に遭ったり、病気に罹ったり、犯罪に巻き込まれたりする。何故?この映画の二人組は主人公一家に「死に方を選ばせる」とのたまう。何とも悪戯な神様だ。しかも、反撃されれば時間を巻き戻して元通り。改変不可能なシナリオ。それって我々の人生そのものじゃないか。そしてそれを操っているのは「神」。我々はこの二人組に尋常ならざる怒りを覚える。どうしてこんなことを?そしてそれはハネケ監督の怒りでもあるのではないだろうか?このどうにもならない人生という厄介なものに立ち向かうのはかくも無駄なことなのか?ドボンと湖に落とされてジ・エンド。それが現実。神様のクソったれ![DVD(字幕)] 6点(2010-02-17 20:31:30)

10.  天使と悪魔 《ネタバレ》 前作に比べたらスピーディーで分かり易い展開になっているが、それでもぼ~っと観ていたら置いてきぼりをくってしまう。しかし、肝心の謎解き部分だが、バチカンの保管所の膨大な資料の中から見事にヒントを探り当てたかと思うと、ラングドン教授はラテン語も読めないし、いざ現場に駆けつけてみてはいつも手遅れ、さらに天使の像があっちを指差してるから次の犯行はどこだとか、どうも行き当たりばったりすぎて凄さが伝わらない。そもそもカメルレンゴ(日本語吹替で観ていたら、カーメル連合と聞こえ、しばらくユアンのことだと分からなかった)は反物質を盗んで何をしたかったのか?彼がヘリを操縦した時にはびっくりしたが、そういえば軍隊にいたとか言ってたから、その時にパイロットでもしていたのだろう。凄腕の殺し屋があんな簡単な罠に引っかかって殺されるのも変。また、どこだかの教会内部は、撮影許可が下りなかったのか、オールCGになっており違和感ありあり。いろいろケチがついてしまうが、トム・ハンクスがきちんと散髪してくれて良かった。前作の髪型は正直似合ってなかったから。 [DVD(吹替)] 6点(2009-10-27 23:53:54)《改行有》

11.  サスペリア・テルザ 最後の魔女 《ネタバレ》 『サスペリア』『インフェルノ』に続く魔女3部作完結篇。今更こんな映画を観ようなんて人は相当なアルジェント・フリークしかいないだろうから、久々のド直球ホラーに身も心も任せましょう(笑)自分の内臓で首を絞められたり、目玉を串刺しにされたりと、まともな人なら嘔吐しそうなグロシーンが連打。盟友クラウディオ・シモネッティの大仰なスコアが相変わらず場違いに炸裂する。「涙の母」の復活によりローマは混沌に陥り(人々が突然凶暴化するあたり、『インフェルノ』のホットドッグ屋の行動に通じるものがある)、魔女の秘密を知った人々が次々と惨殺される。魔女といってもゴスっ娘(日本人もいる)がキャーキャー騒いでるだけだし、肝心の「涙の母」がただのセクシー姉ちゃんで、ヒロインに服を剥ぎ取られただけで簡単に死ぬのも「?」だが、考えてみれば、このシリーズの魔女たちってみんな呆気なく滅んでいたよな。あんまり難しいことは考えずに、アルジェントの雰囲気にノッたもん勝ちということで、自分は結構楽しめました(ダリア・ニコロディ老けたな)。[DVD(字幕)] 6点(2009-09-09 05:35:19)

12.  セルピコ 《ネタバレ》 愚直なまでに正義を追い求める男、セルピコ。そんな彼の性格が端的に表現されているシーンがある。新人時代、先輩が勝手に注文した食事を断り、ローストビーフを頼むところだ(その結果、脂身だらけで食べられないと愚痴をこぼす)。彼はとにかく我を通さずにはいられない、自分の思い通りにならないと気が済まない超個人主義なのだ。郷に入っても郷に従えない。恋人が教訓めいた「賢い王様」の話をするところが印象的だ。組織の中にそういうKYな奴がいたら目障りだし、はっきり言って迷惑だ。だから危険な麻薬捜査でも援護をしてもらえずに、顔面を撃たれてしまう。結局、残ったのは犬のアルフィと一生治らない障害のみ。それが現実だ。でもそれでいいのか?[DVD(字幕)] 7点(2009-07-19 10:50:17)

13.  ヒトラー 最期の12日間 《ネタバレ》 最近、トム・クルーズの『ワルキューレ』を観て、米国人や英国人がドイツ人将校を演じることに(しかも全編英語)違和感を感じずにはいられなかったので、本作の「終極版」を鑑賞。劇場版に約20分の未公開シーンを加え、TV放映用に2部構成に再編集されたものだ。やや駆け足に感じた劇場版に比べ、人物描写がより緻密に分かり易くなっており、少年兵ペーターとその家族のシーンが増えることにより、地下要塞に立て籠もっていたヒトラー一族との対比が利いている。今回最も印象に残ったのが、ヒトラー周辺の女性たち。語り手でもある秘書のユンゲは勿論、ヒトラー夫人のエヴァ・ブラウン、そして、我が子を手にかけるゲッペルス夫人。常に笑顔で人当たりの良いエヴァは、何故死ぬまでヒトラーに尽くしたのか?狂信的なゲッペルス夫人とは対照的に描かれており、彼女の悲壮な決意には心打たれるものがあった。「総統」ヒトラーは狂人だったが、女性に対しては優しく寛大な態度をとっており、これはブルーノ・ガンツの演技力の賜物だろうが、実際のヒトラーもそうだったのだろうと思われた。邦題は『ヒトラー』だが、実際にはヒトラーの死後、帝国の崩壊の過程をかなりじっくりと描いており、時代背景やいくつかの固有名詞を知っていればより深く本作を楽しめると思う。何といっても本作の肝は、これがドイツ映画であるということ。ドイツ人のスタッフ・キャストが、全編ドイツ語で正面きってヒトラーを描いたところ。他の「ヒトラー映画」とは一線を画す説得力がある。[DVD(字幕)] 8点(2009-03-31 21:42:33)

14.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 じわじわといたぶりながら相手を殺す偏執的なフレディに対し、ジェイソンの何と潔いことよ。一撃必殺で相手に死んだことすら悟らせない。弱々しい子供に戻ったジェイソンをいじめるフレディには本気で腹が立った。「ジェイソンやったれ!」とすっかりジェイソンに肩入れ。ホラーファンは一見の価値あり。[DVD(吹替)] 6点(2009-03-14 10:02:33)

15.  赤い影 《ネタバレ》 映画なんだけど、上質なミステリ小説を読んでいるような感覚。その何ともいえない「読後感」は、この作品ならでは。水の都ヴェニスを舞台に、ある「未来」を視てしまった男の悲劇。彼が衝撃のラストに向かってまっしぐらに堕ちていく動機が、娘の死という拭いきれない哀しみによるものだというのが何とも切ない。ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティのハードコアなベッドシーン、切れぎれにインサートされる「過去」と「未来」。そして謎の「赤い影」。必見のサスペンス。[DVD(字幕)] 9点(2009-02-18 22:26:08)

16.  恋愛睡眠のすすめ ダンボールと布で作ったアニメーションはレトロチックで素晴らしい。美術さん凄いな~。ただ、ストーリーの方は途中から夢と現実の区別がつかなくなり、消化不良のまま幕を終えた感じ。ガエル君はいい意味で純粋(でも半分ストーカー)なキャラクターを好演していた。同僚の連中も何気に面白い。『エターナル・サンシャイン』には劣るが、この監督の作品は結構好きです。[DVD(吹替)] 7点(2008-09-30 09:55:03)

17.  オペラ座/血の喝采 《ネタバレ》 破格の制作費をかけたらしく、スケールの大きさは随所に見られるが、全体的に意味不明すぎる。ここまでストーリーが破綻したサスペンス映画も珍しい。もっとも、オペラ座を縦横無尽に動き回るカメラワークや、ドア越しに撃ち込まれる銃弾など、アルジェント流の撮影テクニックは充分に堪能できる。また、日本で観られるビデオは短縮版なので、もし「完全版」を観る機会があれば、評価も変わるかもしれない。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-20 00:20:35)

18.  デモンズ3 《ネタバレ》 飛行機パニックものになる予定だった『デモンズ3』の代わりに製作された本作、原題は「CHURCH(教会)」とあるように、正式な続編ではない。なので、前2作のようなゾンビ映画を期待して観ると痛い目に遭うが、これは『オーメン』に匹敵するオカルトホラーの傑作だと思う。魔女狩りによる大量虐殺が行われた地に教会が建てられ、その秘密を暴いた人々が悪魔を解き放ってしまう。まるで天井画から抜け出てきたような、羊頭の悪魔や死体のオブジェ等、ミケーレ・ソアヴィの映像美は師アルジェントをも凌駕する。全体的にストーリーが散漫で退屈な印象を受けるが、キリスト教圏の人が見たら相当に怖い映画なのではないか?14歳のアーシア・アルジェントがキュート。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-04-16 10:50:16)《改行有》

19.  アクエリアス 《ネタバレ》 「仮面をかぶった殺人鬼」というスラッシャー映画の王道的な展開ながら、アルジェントの愛弟子ミケーレ・ソアヴィの作品らしく、流麗な映像美と残虐なスプラッター描写が印象的。ミュージカルシーンと本物の殺人を絡める序盤のシークエンス、死体のオブジェを作り悦に入る殺人鬼、等に独特の美意識が垣間見れる。同時期のスラッシャーホラーとは一線を画す出来。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-15 22:30:24)

20.  シャドー(1982) 《ネタバレ》 米国で撮影した前作『インフェルノ』の失敗に懲りて、イタリアへ戻り原点回帰したアルジェントの本格ミステリー。はっきり言って「火サス」並の陳腐なストーリーだが、アルジェント流殺しの美学は健在で、次から次へと現れる美女たちが連続殺人犯に血祭りにあげられていく様は圧巻。特に終盤の、片腕がぶった斬られ、白い壁に鮮血が飛び散るスプラッター描写はすごい!![DVD(字幕)] 6点(2008-04-15 07:17:41)

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