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1. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
「誠実な人間はいつも孤独よ」とのセリフがありますが、一夜限りとはいえ不倫したサルバトーレとエレナは誠実だったんでしょうか?
しかも「サルバトーレ以上の男はいない」とか言われたボッチャ(エレナの夫)かわいそうです(涙)。
というか本当にサルバトーレと一緒になりたいなら、あんな見つけれくれるかどうかも分からないメモをあてにするんじゃなくて、意地でも直接会いにいきなさいよ、根性無しめ。
初恋の女性が忘れられないからと言って、それ以降女性と本気の交際をしないでとっかえひっかえのサルバトーレは自分の人生に対して誠実だったんでしょうか?
初恋は懐かしむべきものであって固執すべきものじゃないと思います。30年も忘れられないってさすがにキモいです。
トトの人生を自分の価値観で勝手に決め、情報を操作して愛し合いう二人を引き裂いたアルフレードは誠実だったんでしょうか?
私は見てませんがおそらく映画版のように青年期で終わってたなら、全く違う感想になっていそうです。
要は「イタリア人の感覚わからん!」ってことなのかもしれません。青年期までは良かったので3点あげます。[DVD(字幕)] 3点(2016-01-09 03:51:41)(良:1票) 《改行有》
2. この自由な世界で
なかなか良い映画だと思います。
確かに非情な主人公ですが、多少極端なだけで、親やパートナーからの非難に対して「みんなやってることでしょ」と言う主人公はこの「自由社会」の象徴とも言える人物に思います。
搾取した人たちに暴力を振るわれるのは、力の応酬、権利の奪い合いであり、ある意味「競争」の一環であり、原初的な見本例でしょうか。
万人の万人に対する闘争状態を抜け出すために考え出されたはずの「法」は、弁護士の費用すら出せない者には何の意味もない。彼らに頼れるのは己の腕力のみということでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2013-09-12 15:40:05)《改行有》
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