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1. 第9地区
《ネタバレ》 自分達の事を他より優れていると思い込んでいる人々は大概にして「主観的」だ。
無知な人々も大概にして「主観的」だ。両者とも自分の容姿、考え方、習慣が正当であり「普通」だと思い込んでいる。だから異端を笑い、差別し、軽蔑し、恐怖し、排除しようとする。この作品は、白人から宇宙人に変わりつつある主人公を通して「客観的」にこの問題を見るようにできるようになる。けっして「差別はいけない。」とかそんな簡単なメッセージを投げているようには思えない。あの宇宙人たちの地球での振る舞いは酷すぎる、正直日本には来てほしくない。日本に来てあんな振る舞いで住まれたら、自分も「エビども。」と呼んで軽蔑する人間の一人になるだろう。かと言って彼らは宇宙にはもう戻れないのである。正義とか悪とかではなく、問題はそこにあり妥協点が必要なのだ。主人公は両者の「主観的」な視点の被害者なのかな?「客観的」に見れるようになったときそれは別の体になった時だったか。とても深いテーマを持った娯楽作だと思います。傑作![映画館(字幕)] 10点(2010-04-12 20:01:57)(良:3票) 《改行有》
2. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
《ネタバレ》 3作、合計10時間ぐらい見ました、結論から言うと、つまらなかった。。。。。
まず、勧善懲悪なのが受け付けない、仮に悪の側が勝って世界を治めたら、どうなる?と考えてみた、彼らにだって生活はあるだろうし、老後やら年金も心配になってくる、結局なんやかんや社会制度が出来てきて、それまであった世界と変わらなくなるのでは?
じゃあ悪ってなんだ?
ただの意見の合わない敵=悪?
世界には無数の常識が存在するけど、理解しがたい常識を持った国があるからと言って、自称正義の軍隊率いて正しに行くか?
何処かの国みたいだな~。
なんか深みの感じる映画ではなかった。
まあテーマは「欲」なのかな?
結局なんにもしてくれはしない、指輪を巡って、友を信用できなくなったり、人を殺したり、戦争したり、まあそこらのテーマはわかりましたけど、上記の理由で僕はこの点数です。
3点(2004-08-14 10:21:55)《改行有》
3. ラスト サムライ
外国人が作ったにしては、悪くない日本食。
だが、日本史ファンとしては、本当の日本食の味には程遠い。
これがきっかけで多くの日本人がもっと自分達の中身の構成物に興味を持ってくれたらなと思う。
武士道と一言で言っても、鎌倉風、戦国風、江戸風他にもいろいろありまして。
今回、トムさんが出してくれたのは、江戸風です。
機会があったら、是非他もご賞味あれ。
悪い映画では無かったです。
6点(2004-01-27 23:23:58)(良:1票) 《改行有》
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