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プロフィール |
コメント数 |
811 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
今年は映画見れてないです。 |
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1. ラブリーボーン
《ネタバレ》 とても映像が綺麗で感動的なファンタジー映画だと感じました。
すごくスピリチュアルな世界観で作られてると思います。
ただとても深刻な社会問題を扱っているためそれをファンタジーで答えを出すところが難しいです。
警鐘を鳴らしているのだとは思いますが、美しすぎるファンタジーを前にするとその深刻さの現実味が薄らいでしまう恐れもあります。
しかしあまりに美しい風景は自分の理想のファンタジー世界でした。
これほど美しい風景が出てくる映画を僕は知らないと思います。
美しすぎる映像の反面で見たくないと思う場面や心臓に悪い場面もあります。
生々しい場面です。
もしかしたらピータージャクソンのスプラッタ癖が少し出ちゃいました。
スタンリートゥッチの演技はなかなか真に迫ってました。
犯人の考え方や、犯行前にテンパってる表情など、リアルすぎます。
警鐘を鳴らしていますが、
地下に性癖を持ち込む人やペド愛者も興奮させてしまいそうな内容です。
ヘンリーダーガー系の変人も悦んでしまいそうなドールハウスや子供玩具、楽園計画など独特の世界観があります。ある男が自分の性的な欲求を計画的に実現するように描かれる場面は変な啓発的なところがあってその影響力を考えると少し危険です。
少女の魂が光の楽園へ向かって歩いてゆくのと、男が自分の性的な楽園を実現させようと計画するのは対比的で面白いです。
温かく少女の内面世界を描き、魂の交流をユニークに描いたファンタジーはヒーリング効果が高くて素晴らしいです。
ただし問題もあります。「復讐や報復は人がする事ではなく神(自然)がするのだ」というのがスピリチュアル的な考え方としてあるみたいです。この映画はスピリチュアル映画らしくそれを尊重してるんだと思います。
でも映画だから最後は人間によって正義が下されれば良かったのに。
犯人には人間による制裁が欲しかった。
ヒーリング度が高い映画なのに危険な影響力も少しある不思議な映画です。
光が圧倒的に強いですが影も濃いです。
はたして自分は綺麗な世界観だけで高得点をつけていいものか迷います。[DVD(吹替)] 8点(2012-03-05 22:44:56)《改行有》
2. ロード・オブ・ザ・リング
《ネタバレ》 たぶん見たのは高校生んとき以来だけど、、、こんなにも壮大な作品だったとは。
第一部を見ただけでもそう思えてしまうのだ。
大自然の風景が素晴らしい。呑まれるかのようだ。
ファンタジーの神秘的な美しさもある。
しかし、各キャラには心の闇や苦悩が確実に潜んでいる。
描かれているものが素晴らしいが、その背景にある物もまた素晴らしい。
指輪を葬りに行く旅。
思えばその旅は、「人の人生そのもの」とも思えてくる。
人もそれぞれに、この映画の「指輪」のようなものを背負って生まれてくる。
それがその人の負の運命であろう。
それを葬るために今を必死で生きているのではないか。
[DVD(吹替)] 8点(2011-01-13 01:19:14)《改行有》
3. ブレインデッド
《ネタバレ》 廃盤のため高値で取引されてるブレインデッドの正規版DVD。
最近はヤフオク等で1500円ほどで買えるみたいだけど、
調べてみたら韓国仕様で所々カットされたものだそうだ。
またヤフオクなどで「デッドアライブ」と入力すれば
日本語字幕付きのDVDが1,500円くらいで買える。
自分の中で“3大スプラッタ”といえば“悪魔のいけにえ”と“死霊のはらわた”とそしてこの“ブレインデッド”だ。
ブレインデッドはその中でも並外れてゴア度が高い。
ブレインデッドほど血の量が多いホラー映画はまず無いと思う。
それでテンションがやたらと高く
本気度が漲っていて迫力が凄い。
この監督が描くゾンビの発想力は、他のゾンビ映画とはまるっきり並外れている。
従来のゾンビの在り方に囚われることなく、あまりにもユニークすぎるコイツ等はゾンビを超えている。
ゾンビとゾンビでゾンビの子が生まれるという、まったく常識ではないところが良い。
ウィルス感染型ゾンビなのか死霊系ゾンビなのか判断に困る。
この映画が他のゾンビ映画よりも特殊なのはファンタジー色の強さでもある。
徹底してグロいのに突き抜けて明るい。
グロさの中にコメディがあって低俗なんだけど最高。
5回くらい爆笑した。
牧師の強すぎる格闘シーンがアホで最高!世界一美しく死にます。
チンピラが死ぬときがまた名場面だ。
デブの包丁さばきが正にキチ×イ。
母親の存在が恐ろしすぎる。
向こう見ずな迫力とバカっぽさがホラー映画として魅力大。
以後こんなホラーは絶対に生まれない。
ホラー映画史上に新しい武器の登場(流行らなかったけど)によりスプラッタのお祭りで
死のパーティーは大盛り上がり。血飛沫からマイナスイオンが出てるかのよう。
血と肉がルナティック。これぞレジェンド。ロード・オブ・ゴアニズムだ。
(変更したのは最初にデッドアライブの話をして、それを僕は日本語吹き替え版と大嘘をいってしまったけど、
それが日本語字幕版の間違いでした。うっかりミスで間違った情報をすみません)
[DVD(字幕)] 9点(2008-04-24 01:59:40)《改行有》
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