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【製作国 : ニュージーランド 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. 紀元前1万年 ここまで面白くないと、「なぜ面白くないか」を文章化することが極めて苦痛。脚本ができた時点で映画化を断念しなかった勇気に乾杯。さらには撮影が終わり、編集した時点で映画公開をとりやめなかった勇気に拍手。駄作メイカー、エメリッヒにふさわしい一本。近所のツタヤ、この映画のDVDがやたらたくさん置いてあったよ。俺みたいに、借りちまう人多いんだろうね。宣伝ってすごいよ。[DVD(字幕)] 1点(2009-03-04 01:20:19) 3. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 このシリーズは壮大でスケールの大きい合戦・戦闘シーンとていねいに作られたクリーチャー(化け物)を見る映画だと思っている。で、この第3作はシリーズ中でそれらが一番よくできていた。それで充分。3時間20分というクソ長ったらしい映画だが、あまり退屈せずに観ることができた。『スター・ウォーズ』1・2は時代についていけず2流アクションSFのようになってしまったが、『ロード・オブ・ザ・リング』の方がよほど“スター・ウォーズ精神”を継承している。あまり深く考えず、最先端技術を駆使した空想世界のエンターテイメントを楽しむことができる。ちなみに、『スター・ウォーズ』の下地が『指輪物語』にあることは有名な事実……であるらしい。『ロード・オブ~』の世界観自体は、あまりにも多くの創作物に影響を与え過ぎていて、目新しさはない。ヨーロッパ中世を背景とし、その上に妖精、小人、魔法使い、モンスターたちがちょうど現実における異民族のように人間にからむ。あとは、努力・友情・根性……という『少年ジャンプ』のようなテーマに従って物語が進むだけ。だが丁寧に作られてさえいれば、それでいい。そういうテーマは、常に共感を呼ぶ。[DVD(吹替)] 9点(2008-02-06 00:52:46) 4. キング・コング(2005) 《ネタバレ》 全体として眠い映画だった。 ピーター・ジャクソンと言えば『ロードオブザリング』である。で、この『ロード』シリーズの最大の見どころは何かというと、特殊メイクとCGでできたクリーチャー(化け物)と、同じくCGでできた壮大な戦闘シーンである、と僕は思っている。しかしその二つが映画史上でもまれな高いレベルに仕上がっていたため、それだけでも充分に見る価値があった。 『キングコング』でも、見るべき箇所はCG場面だけ、という意味では『ロード』と同じ。だがこっちは、見る価値のある場面がロードに比べて圧倒的に少ない。 3時間という長丁場のうち最初の1時間は登場人物の事情やら舞台背景やら何やかんやの説明に費やされる。はなはだ退屈な時間帯。 そいで島についたら、驚いたことに「コングの島」じゃなくて「恐竜の島」なんだこれが。コングよりでかい恐竜たちが、何十匹も我が物顔で徘徊しておる。キングコング、島の主役じゃねーじゃん。人間が恐竜に近づいたら、大人しいはずである首長竜(ブラキオサウルス?)が一匹残らず、猛スピードで人間を追いかけ始める。で、なぜか崖っぷちまで追いかけてきて恐竜は足を滑らせてどんどん谷へ落ちていく。そういう意味のない独り相撲を描いてどうする。 それから、例によってコングが女性をさらって住処へと持ち帰るのだが……。コングの身軽なこと身軽なこと。丘から丘へひょいひょいと飛んで、土が崩れないし地面も揺れないてのはどういうことよ。その間、手につかんだ女性をブンブンと振り回しておる。全身粉々になってなきゃおかしいだろありゃ。 それからこの映画の最大の見せ場である、コング対ティラノサウルス?3匹の戦いとなる。ここも化け物どもの動きが速すぎて、重量感が全くないのよ。そういう数々の文句がありながらも、この場面は緊張感があってなかなか良い。 この場面に次ぐ見どころは、人間よりでかい巨大なヒルやらクモが人間を襲う場面。その気持ち悪さに(悪い意味で)背筋がゾクゾクしましたわ。あのキモさからするとこの監督、ホラー大好きだとしか思えん。 映画の見どころ、以上。コングがアメリカへ連れて行かれてからは、特記すべき場面なし。[DVD(字幕)] 5点(2008-01-27 01:45:04)(良:1票) 《改行有》
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