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【製作国 : チェコスロバキア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ひなぎく 《ネタバレ》 チェコはヤバい国であると思えます。 この映画はどんな映画でしょうか? 生きるとはどういうことだろうか。 生きるとは楽しいことを求めなければならない。 生きるとは自由でなければならない。 そんな自由論みたいな感じもしてくる奇妙な映画でした。 ただパッケージにも書いてあったと思いますが、 これを見るとだいぶ元気になりますね。 自由を教えられるというか、 自由であることを見せられるというか・・・ 自由みたいなものを得られます。 そんな大儀なことじゃないのでしょうけど。 色もメチャクチャ、やることもメチャクチャ、表現も凄い、、、 軸を超えてそんなメチャクチャのことを当時にやるエネルギーの凄さ。 かなりパンクな感じです。 けっこう自堕落な感じなので、最後は破滅の方向に向かうのですが、 そこに至るまでがとてもいい感じです。 また後味もなかなか良いです。 ヤバかったです。 [DVD(字幕)] 8点(2012-03-09 22:31:56)《改行有》 2. モルギアナ 《ネタバレ》 (2008年映画メモより) チェコの怪奇骨董幻想箱(GOTH‐BOX)とかいう怪しいDVDボックスがあります。 そんな中の一枚です。 なんだかエドガー・アラン・ポーの小説の世界のようです。 凄く好きな雰囲気です。 そしたら原作が”ロシアのエドガー・アラン・ポー”の異名を持つアレクサンドルグリーンとかいう人の小説らしくて、どうりでポオの雰囲気を強く感じるわけです。 憎悪とかいろいろなものが渦巻いている感じが素敵です。 館や服装も優雅で怪しい感じです。 嫉妬と疎外感に苛まれる姉に共感してしまいます。 病床に耽る妹がなんだかエロティックです。 音楽がとても恐怖感を演出しています。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-09 22:08:54)《改行有》 3. 闇のバイブル/聖少女の詩 《ネタバレ》 (2008年映画メモより) チェコの怪奇骨董幻想箱(GOTH‐BOX)とかいう怪しいDVDボックスがあります。 そんな中の一枚です。 これはとても妖しいです。 とても幻想的でした。 こんな幻想世界があるんですね。 初めからロリ度全開なのでビックリしました。 これが少女映画っていうやつです。 いやぁ、それにしてもゴスのシュールな雰囲気が全開の素晴らしい世界観です。 まるで夢を見ているように現実味がないです。 ただ少々難しいです。 美しさでは10点です。 クセがあるので一般向けではなく、カルトな映画です。 ただ、このクセのある美しさが大変気に入りました。 異様な美しさは神秘的過ぎます。 所々でとても美しい場面があるのです。 ダークな感じがゴス趣味をくすぐります。 そして少女がとても魅力的です。 楽園の世界を発見してしまった感じです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-09 22:01:05)《改行有》 4. アリス(1988) 《ネタバレ》 シュヴァンクマイエルのアニメーション映画の最高傑作。 カルト性と芸術性が非常に高い。 アリスが最高に可愛い。 シュヴァンクマイエル独自のアリスワールドであるが、 この人はアイディアの鬼であろうか。 ただでさえシュールな原作をさらに不条理にし、見てる方は混乱させられる。 全く一筋縄ではいかない、常識を裏切られる面白さがある。 音の使い方が独特で、物の質感が伝わってくる。 童話の世界であるがとても気味が悪い。 幼い頃に絵本(ヨーロッパの古い童話など)に感じた怖さと近いものがある。 ウサギとかキ×ガイとしか思えない怖さだ。 [DVD(字幕)] 9点(2007-12-04 01:42:28)《改行有》
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