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1. JM
《ネタバレ》 サイバーパンク!それは一時期廃れたムーブメントだったが巷では今またゲーム「サイバーパンク2077」などでスポットが当たっている。
以前から僕もレンタルビデオ屋でパッケージは見ていたが。キアヌと北野武の惹かれないツーショットでずっとスルーして来たけれど、サイバーパンクな映画として紹介されていたので今回見る事に。
これが見るとどうですか!今僕が求めていたサイバーパンク観にビシっとハマるじゃないですか!
世界を支配するジャパニーズマフィア「ヤクザ」に記憶移植、新たな病気など汚い未来観のビジュアルをこれでもかと見せてくれるので面白い。というかサイバーパンク2077は本作の影響をモロに受けてますね。美術もどれもしっかりしていて見ていて飽きない。
VRのシーンも今のVRと変わらない操作で驚いたし、終盤のショボいCGシーンは逆に今ではVaporwaveっぽくて良いモノに見える(イルカもいるし)。
だけども話的にはというとこれがちょっと退屈。
スマートな運び屋かと思いきや煩悩まみれのキアヌに、イマイチ敵か見方かわからない北野武、ラスボスとしては突然出てきてアクの強さの割に刺客シンジより出番が無いラングレンなどキャラクターの魅力は空回りして、話も偶然世界の救世主になるというなんともベタな展開が眠気を誘います。
そんな訳でなんともお話としては微妙も微妙な作品でしたが、サイバーパンク映画としては満点です。
差し引いてこのくらいの点数ですが個人的には非常に楽しめた映画でした。[DVD(吹替)] 6点(2020-12-29 20:48:28)《改行有》
2. ジョン・ウィック:チャプター2
《ネタバレ》 よくも思い出の詰まった我が家を壊したな!?
一度踏み入れてしまった殺し屋の世界はジョン・ウィックを執拗なまでに彼を引き戻す、皮肉な因果は彼を更なる巨大な組織と対峙させる。
今回の相手はマフィアなんてチャチな連中じゃない、世界の殺し屋達を牛耳る連中だ。殺しのプロとジョン・ウィックvs大量の殺し屋達の連戦ノンストップデスマッチはハイテンションでとにかく痛快。武器を仕立てる所からもうカッコいいぜ!
ジョンの十八番GUNFUに痺れ、車に跳ねられてもへこたれない笑えるほど超頑丈な身体に憧れ(3回は跳ねられる)、魅せるは鉛筆殺法。遺憾なくジョンの技の数々に見惚れます。今回も圧倒的に強い。強すぎる。
そして脇を飾る変な殺し屋達にもご注目。Ms.バイオリンに力士マン、手話レディ(勝手に命名)など個性豊かな連中とのクールで熱い死闘はたまらないものばかりだ。
それを彩る街並みもどこも美しく、洗練されたところばかりなのが気持ちが良い。にしても終盤の鏡だらけの部屋での戦いはもろ「燃えよドラゴン」で笑ってしまいました。
不器用で悲しき殺し屋の自由を求めた復讐劇は、ギャグとしか思えない超アクションと変な連中のおかげでいい塩梅のバランスになっています。
掟を破り追放となったジョン、彼の走る先に彼の求める幸福はあるのだろうか…チャプター3が楽しみです。[映画館(字幕)] 6点(2017-07-29 12:17:17)《改行有》
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