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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. チェインド 《ネタバレ》 監督は、なんとあのデヴッド・リンチの娘さんなんですね。 いや~、優秀な遺伝子を受け継いでますね~。 とはいっても、父親の作風とはまた違って、 とてもわかりやすく、かつリアルな描写に徹しています。 悪貨は良貨を駆逐するじゃないけど、 酷い扱いを受けて育つとその人は歪んだ性格になり、 周りを不幸にしていっちゃう。 そういう負の連鎖を描いてます。 そのどうしようもないジレンマ、そして 殺しのシーンの冷徹さ、実に刺激的で目が離せません。 犯人が女性を暴行したり殺したりした後の あの虚無感がたまらないですね。 エンターテイメントとしても存分に楽しめるし、 ある意味では「悪い奴を成敗する」定番の締め方になっていて きちんとカタルシスも味わえます。 これは掘り出し物、良作だと言えるでしょう。[DVD(字幕)] 7点(2014-06-27 10:18:49)《改行有》 2. 血のバレンタイン 《ネタバレ》 う~ん、これは「13日の金曜日」の二番煎じですよねぇ。かぶり物と持ち物を炭鉱バージョンに変えたってだけで。それでいて、全然グロくない。「衝撃のスプラッターホラー」などと書かれてありましたが、どこにそんなスプラッターなシーンがあったのかしらと首を傾げます。後で各映画サイトを見たら、どうやら販売されたDVDにはそういうシーンが一律カットされてるみたいですね。どうりで間の抜けた映画になってるわけだ。やはり完全版で出さなきゃ、ファンは怒るんじゃないかなぁ。エンディング曲はなかなか良かったけどね。[DVD(字幕)] 4点(2012-05-28 15:03:08) 3. 中国の植物学者の娘たち 《ネタバレ》 作品の内容が明らかに体制批判だったもんで、おや?こんな映画中国で作れるのかな?と思ったら案の定制作国フランス&カナダでしたね(そういえば、この監督の前作「小さな中国のお針子」も背景としては毛沢東主義批判みたいなものがありました)。レズ物なんですけど、チェン教授の娘アンのエロティックな裸体の見せ方がとてもいい。ミンは止む終えずアンの兄と結婚するわけですけど、アンとずっと一緒にいたいが為の偽装結婚で、アン&ミンと、教授&兄の亀裂が見ていてもどかしく、悲しい。体制に殺された彼女たちは、最後には遺灰となって一つになる。実に切ない、と同時に考え深いラストです。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-04 01:00:51) 4. 沈黙の聖戦 《ネタバレ》 相変わらず敵を瞬殺する無敵の超人セガールですけど、やっぱ終盤の弓矢のシーンなんか見てると、セガールが他の映画キャラにも対抗心を表してるのがよくわかりますね。「こんくらいこと、俺様にも出来るんだぜ!」みたいな意思表示だと思われます。呪いなどというものをもってしてもセガールを倒せない。「黒魔術ごときで俺様を倒す事は不可能だぜ!」という明確なアピールがあるのでしょう。果たしてこの世に彼を倒す事の出来る、いやいや、別に倒さなくても、彼に擦り傷程度のケガを負わせることの出来る人間がいるのでしょうか。私には想像がつきません。[地上波(吹替)] 5点(2008-09-02 22:07:09)
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