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プロフィール |
コメント数 |
2598 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://tkl21.com |
年齢 |
43歳 |
メールアドレス |
tkl1121@gj8.so-net.ne.jp |
自己紹介 |
「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。 映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。 |
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1. ビッグ・アイズ
あまり気持ちのいい映画ではなかった。というのが正直な感想。
「実話」だからこその、決して避けられない登場人物たちの人生における“短絡さ”が、何だか無性に居心地の悪さを感じさせる映画だった。
「創作」に携わる者のジレンマによる闇の深さは、当事者にしか分からない。
しかし、その闇を抱えるのは、必ずしも“真の作り手”だけのものではないということ。
何も生み出すことが出来ない者が犯した愚かな罪。
“夫”は間違いなくロクデナシで、同情の余地はないけれど、彼がもたらした「功罪」により、“ビッグ・アイズ”という芸術が世に広まったことも事実。
彼の「悪意」が一体どの段階から存在していたのか、それは実際のところ誰にもわからない。
どこかのタイミングで何かが間違っていなければ、この夫婦は、もっと幸福な道を共に歩めたのかもしれないし、そうではないかもしれない。
子どもの大きな瞳で見据えられ続けた苦悩の日々は、観ている側としても苦しいものがあった。
そのリアルな苦しさを抱えた人間の無様さこそが、ティム・バートンが珍しく実話を題材にしたこの映画で描きたかったことだろうし、そういう意味ではしっかりとティム・バートンらしい映画に仕上がっていると言えるのだとは思う。
でも、この監督の一ファンとしては、これまでの作品群においてどんなにダークな世界観を描いたとしてもあり続けた小気味よさが無かった今作が、映画として単純に楽しくなかった。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-11-13 07:30:58)《改行有》
2. ピーター・パン2/ネバーランドの秘密
大々的に劇場公開されたので、近年ビデオ映画として多発されている他のディズニー映画の安易な続編とは一線を画すものを期待していたが、内容はビデオ映画の域を出るものではなかった。拍子抜けさせられるほどの短さはおいといても、あの内容の薄さはなかったと思う。50年前に作られたオリジナルは、ディズニー映画史に残る大傑作であるが、今作はその味わい深さが微塵も反映されていない。「ネバーランドの秘密」という邦題をつけながら、ネバーランドの魅力を映し出す描写はほとんどなく、こけおどしのみに終始したこのタイトルに腹が立つほどである。前作のような小気味いいミュージカルシーンも一切無く、フック船長やスミー君のキャラクター性も極めて薄くなっている。だいたい、フックの敵であった時計ワニが不細工な巨大タコになっているのはどういうわけだ?どうせなら、大人になってしまったウエンディとピーターパンとの交流を描いた方がまだ物語に深みが出るように思う。CGを使った映像的な迫力や空を飛ぶシーンに爽快感はあったが、内容が伴っていないのでそれすらもシラけて見える。ほんとに文句を言い連ねたらキリがない。オリジナルが好きな人ほど、大いにがっかりさせられることは間違いない。1点(2003-10-22 17:41:10)
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