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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. CUBE ZERO<OV> 《ネタバレ》 今回もアーニー監督のCUBEいぢりの発表会に付き合って来ましたよー。こういう人様の名画の上に鼻毛を描く様なね、やっちゃいけない事とは解っているのだけれども(まあこの場合正式な手続きを経た上で描いた鼻毛ですが)やっちゃってくれたんなら是非見てみたいという様な、無責任な期待感を抱き今回も鑑賞。相変わらずの散らかしっぷり。貧相なアイデアの数々に、しでかしてくれました、上層部の人間の脱力必至のキャラクター造形、殺人マシンと化した軍人さんの大ハッスル。しかし哀しいかなB級映画にもなりきれていない。原作へ繋がる最後のオチも監督の「どやっ」て顔が目に浮かび苦笑い。向こうのネタバレになるのであまり触れない様にしますが、原作のラストに唯一真に純粋な心だけを持った無垢な人間がああいった結果に辿り着いたという皮肉的な意味合いを感じた私にとって、今回のそれを全て台無しにしてしまう様なこのオチはちょっと頂けないかな。というよりこのシリーズ化でやっている事って完全にリメイク作品のそれなので、ここのレビューを見るまでこれが一応形の上では正式な続編だったという事すら私認識できていませんでした。巷の広告ではCUBE3部作の完結編!とまで書かれていてびっくり。これではナタリ監督も浮かばれません。失礼御存命ですが。これを正式な続編として出す事にGOサインが出てしまった所で、一監督が口を挟める範囲の事では無かったでしょうし、まあ見る側の人間が分けて見て上げる事が一番の供養になるでしょう。とりあえず見ていて退屈はしなかったし、それなりに楽しめました。でも駄作!とほほ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-06-09 10:19:36)(良:2票) 2. サイレントヒル 《ネタバレ》 原作ゲームのファンで、シリーズは全部やっていてサントラもよく聞いています。ので冷静なレビューができない事は予め記しておきます。とりあえず妥協を知らない再現ぶりにもう終始ずっとにやにや、うっとりしっぱなしでした。使われている音楽はほぼ全てがゲームの原曲そのままで、世界観も本っ当に細かいディテールまで完璧に再現されています。既存のゲーム原作映画と違い、監督の原作に対する単純なゲームファンとしてではない一表現者としての眼差し、世界観やビジュアルに対する深い愛情を感じるので、原作未経験者でも相性さえ合えば雰囲気や映像で楽しめない事もないかと思います。登場人物やクリーチャーのデザインもダリア以外ほぼ皆良かったし(アリス・クリーグは見事でした)、CGもそれ自体が目的にはならず見事な仕事をしていると思えたし、要所要所のテンポもとても良かったです(特にベネット捜査官の関連シーンはどこもかっこよかった)。あとはやっぱり映像に力有りでした(繊細な美しさが目立つ原作よりは良くも悪くも大分表現が力技になっている部分もありましたが)。とりあえずファン無視でタイトルだけ借りて有名女優にただ暴れさせている様な映画にはなっていなくて安心しました。のでもう大アマで9点。エンディングの「You'Re Not Here」に乗せた映像も最高にかっこ良かった。ストーリー展開にはちょっとお粗末な要素もありありですが、その辺の指摘は皆さんにおまかせしますー。[映画館(字幕)] 9点(2006-08-02 17:37:36)(良:1票) 3. スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする 《ネタバレ》 何より、映像が綺麗でした。それにストーリーも親切克つスムーズに進んで行き、ラストも一応答えを提示してくれていて、見やすい映画ではあったと記憶しています。レイフ・ファインズが、霧がかった狂気の中にいる主人公を、孤独と哀愁を漂わせて快演してくれました。寝グセが可愛かった。ただ、ラストで彼がトンカチとかを持って、寝室のおばさんに迫るシーンは、もうちょっと盛り上げられる、というか盛り上げるべきだったシーンの様にも思えます。あそこまでにもう少し主人公が不安定になって狂気をはらんでいく様を描き足すなり、今度なんか問題起こしたら精神病院に戻される事を強調するなりした方が、もっとあのシーンが緊張感のある、良い見せ場になったんじゃないかなーと感じました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-23 03:29:47) 4. ハビタ/新種生命体 この手の貴重な映画が見られるから深夜映画は良いよね。露骨で強引なサービスシーンもとても評価します。あの家、伊藤潤二の漫画思い出した。[地上波(字幕)] 3点(2003-08-21 11:03:51)
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