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1. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
アメコミと言えば、最近は「スパイダーマン」や「バットマン・ビギンズ」など大作続きで、どうしても比較してしまいそうになるのだけど、これはこれで、この軽さがいいのではないかしら?脚本もたいして練られたものでないし、善と悪の対峙もそう緊迫感がない。1人だけ醜い姿になり、妻(婚約者?)にも逃げられる男の哀しい表情にも悲哀を感じず、1人スター気取りのタイマツ男の行いが時々笑えるのだけど、全体を通して決定打がない。だけど、主人公と元カノのじれったいやり取りから想像出来る結末も、このヒーロー達の行く末も直球勝負で、ある意味気持ち良かったかな。
複雑な人間相関図も必要なし、物語の伏線に気をつかう必要なし、本当の黒幕は誰だと勘ぐる必要もなし、時々はこういうのもいいかなって感じでした。[試写会(字幕)] 5点(2005-09-16 23:16:18)《改行有》
2. 微笑みに出逢う街角
《ネタバレ》 心に秘密を抱えた女性3人が、それぞれの問題に向き合う話です。同じ街にいながら、お互いに接点はないものの、あちらこちらで交差する人生が面白い。私好みの地味な映画であり、同じ女性として、ある種の後悔、秘密を抱えているという思いは共感出来るのですが、点数はちょっと辛めで・・・理由は、ラストが弱い。それのみです。同じ街で交差していた人生を、ラストで出逢わせてしまうってどうかな・・・(あっ、だから、「微笑みに出逢う街角」なんだ・・・)
3人が再出発する空港で偶然に席を同じくして、微笑み合うっていうラストよりも、空港でもそれぞれの再出発を交差する形で収めて欲しかったと思うのは私だけでしょうか?ラスト5分までは6点でした・・・しかし、ソフィア・ローレンは70歳としては、美しすぎるほど美しいなというのが一番の感想です。あとは、マルコム・マクドウェルが刑期を終えたばかりのしょぼくれた男なのに、印象に残ったかな。
名前が出て来ないけど、ソフィア・ローレンの夫役や公園でのお喋り相手の男性も名優ですよね。私は30代半ばなのですが、私より若い人には向かない作品かもしれません。もちろん、若くても経験してきた事、今ある状況によっては受け入れられるかもしれませんが・・・[映画館(字幕)] 5点(2005-07-19 23:23:22)(良:1票) 《改行有》
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