みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 観はじめてすぐクローネンバーグの名がクレジットされたので止めようかな?とも思いましたが、結局、見続けてよかったです。原作ありの作品なので、監督個人の作家性=ド変態性がそれほど出てなくて助かりました。前半の緊迫感は息苦しくなるほどの見事さ。このまま行けば傑作だぞと思っていたら、後半は主人公の安定の強さに緊迫感が失われてしまいました。ラストの家族再生シーンのあっさり感や、濡れ場の生々しさ、卑猥さにクローネンバーグらしさが出ているように感じました。モヤっとした鑑賞後感も含めて、やはりクローネンバーグと思いました。[インターネット(字幕)] 7点(2017-09-07 12:28:11) 2. 第9地区 風刺は効いているが、芸術に向かおうなどと言う変な志向は皆無で、完璧な娯楽作品。大味で中身からっぽなSF映画、アクション映画、バイオレンス映画とは一線を画します。新作が楽しみな監督の一人。[DVD(字幕)] 9点(2017-08-24 12:39:49) 3. アメリカン・サイコ 原作の評判からシリアル・キラーによるきつい残酷描写があるのかもと思って、これまで観るのをためらってきていました。今回、Amazonプライムで無料だったため、意を決して挑戦してみました。これ面白かったです。これは、現代アメリカ社会を風刺した寓話ですね。不条理と言えば、不条理ですが、そこも含めて後味を味わいたい映画と思いました。[インターネット(字幕)] 7点(2017-07-31 12:29:25) 4. メッセージ なかなか良かったです。映像もきれいだし、話も落ち着いていて、なおかつ面白い。アメコミ原作の映画に辟易している人とかに(あ、わたくしのことでしたw)おすすめです。[映画館(字幕)] 7点(2017-05-24 12:59:33) 5. ボーン・コレクター 《ネタバレ》 原作と映画化を比べるとだいたい原作の方が良い事が多いのですが、これはその典型。原作のどんでんがえしが活かされず、結果、陰惨なだけの後味の悪い映画になっています。デンゼル・ワシントンのリンカーン・ライムはぼさっと冴えない感じですし、終盤、現場証拠を手づかみでもってかえるアメリアにも違和感をおぼえます(原作のライムだったら、即クビにすることでしょう)。[DVD(字幕)] 4点(2011-11-11 15:01:18)
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS