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1. パッセンジャーズ
オチがすべての映画として見られがちであるし、それがこの映画の売りのひとつであることは否定しない。しかしこの映画の本当の魅力はオチそのものでなく、そのどんでん返しによってこの映画がまったく違った物語として観客の心に迫ってくることにある。本格的な航空サスペンスと思ってこの映画を観た者は、まさか最後で自分の人生を振り返って感動することになるなどとは思いもしなかっただろう。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-17 19:21:52)(良:1票)
2. ルール2
映画それ自体をネタにしたホラーという点で『スクリーム』などと共通した雰囲気があるが、あちらの周到さ、映画への偏愛ぶりとは比較するのが失礼なほどチープな作り。唯一ラストの着地点だけはそれなりに面白いが、これにしてもオリジナリティには乏しい。[DVD(吹替)] 3点(2014-09-17 19:16:03)
3. スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
コミック、アニメ、ゲームなど、日本的なポップ・カルチャーをこれでもかとぶち込んだ世界観で繰り広げられる青春恋愛活劇。その徹底ぶりは一部のマニア以外の観客を拒んでいるかのような印象すら抱かせるが(実際、興行的には大敗している)、こうしたストイックな姿勢が観客の監督への信頼を担保していることもまた確かである。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2014-09-07 22:51:36)(良:1票)
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