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281.  ターミネーター2  第1作を超えたって…?どぉこぉがぁ?制作費だけジャン!シュワが悪役やらんでカッコイイ味方アンドロイドなんて…笑っちゃうよ、全く。悪いけど、インパクトの点で前作のシュワとT-1000じゃ雲泥の差。そりゃT-1000の方がCGバリバリで金はかかってそうだけど、「I'll be back!」の捨て台詞の直後に警察署を単身襲撃して壊滅に追い込むシュワとは迫力が違うんだよ、迫力がぁぁ!!続編としてはそう悪くはないけど、1を超えたっていう不遜な考えは何としても撤回して貰いたいネ。シュワも馬鹿だね~、ここで再び無口な殺人アンドロイド役を演ってりゃあ、不動の悪役スターの地位を確立出来たろうに…。キャメロンに「もしかしたらオレってA級大作でもイケてる?」と勘違いさせた罪深さに6点。6点(2003-01-18 12:03:05)(良:1票)

282.  ナポレオン(1927)  どなたが新規登録なさったのかは存じませぬが、一足先にレビュー&コメントさせて頂きまする。本作は元々12時間に及ぶ、超大作なんて生易しい表現では済まない化け物大作がオリジナルです。が、根性ナシの私は4時間版しか観てませんw。それでもオリジナル版の片鱗は充分に窺えましたよー。いやぁ凄い!フランス革命~第一帝政の戦乱と陰謀と栄光と挫折を映像で味わうならコレを超える作品は恐らく今後も無いでしょう。アベル・ガンス監督本人も”革命の大天使”と謳われロベスピエールの懐刀としてジャコバン恐怖政治に辣腕を振るった美貌の青年サン・ジュストを嬉々として演じて圧巻。相済みませんが三分の一の短縮ダイジェスト版ゆえに2点マイナス致しまする。嗚呼トリプル・エクラン観たかったナァ…。8点(2003-09-25 04:51:58)(良:1票)

283.  我輩はカモである  ナチスの台頭を予見した、とか深読み(過ぎ)なマニアに必要以上に持ち上げられている感もあるが、フリードニア共和国という架空の国を舞台に繰り広げられる訳の分からない怒濤のギャグの洪水は確かに彼らならでは。そう、頭で考えてはいけない!この映画は彼らの余りにアナーキーかつ意味不明な芸に感じ酔いしれるべきモノである。監督が柔軟性に富む名職人レオ・マッケリーだったことが本作をマルクス兄弟の代表作たる地位に押し上げたと言えよう。コレを「古い」「ショボい」と一刀両断するような方は、時代性というものを考慮する客観性すら持ち合わせない己の貧しさを自覚なさるがよい。”三人グルーチョ”の余りにブッ飛んだバカバカしさに爆笑しつつ…8点だーっっっ!!「ピーナーーッツ!!」8点(2003-07-06 04:17:40)(良:1票)

284.  評決  確かにコレはルメット監督のお家芸ですね。うらぶれたニューマンのダメダメっぷりを丹念に描出した前半の溜めが、後半の法廷シーンでの最終弁論で一気に爆発して爽快なカタルシスを生んでいると思います。でも残念ながら「十二人の怒れる男」には到底及びません。ジャック・ウォーデンやエドワード・ビンスも出てるんですがねぇ。ま、処女作で最高傑作を発表した者の宿命ってヤツですか?それと、↓で仰るように「ガンジー」にオスカー賞レースで惨敗を喫しての無冠てのは私も納得いかないですね。イヤ勿論アッテンボローがダメとかじゃなく、総ナメはないだろう?てな感じで。だけど、ニューマンは演技にハズレが無いから別に「一世一代」とは全然思わないですが…。80年代を代表する法廷映画の佳作に8点。 8点(2003-04-07 01:21:55)(良:1票)

285.  リーサル・ウェポン4  3のコメントにも書いたが、レオ・ゲッツのみならず本作でローナ・コールまでレギュラー入りする辺りで興醒め。しかも妊娠してるし。第1作の苦悩するリッグスは何だったんだ?どなたもジェット・リーことリー・リンチェイの悪役ぶりばっかりコメントしてらっしゃるけど、インパクトがあり過ぎっていうか主役コンビが無さ過ぎなのも作劇上甚だ問題。悪役の方が目立ってて一体どうするよ?やっぱ2が一番面白かったな、このシリーズは…。リンチェイに免じて6点。6点(2003-03-20 23:44:55)(良:1票)

286.  ミステリー・トレイン ジム・ジャームッシュって”成瀬巳喜男”信者らしいね。デビュー作から一貫して平凡な人物のたわいもない会話にえも云われぬ味を滲み出させる辺り、確かに成瀬の影響アリアリだ。本作でも工藤や永瀬の若い持ち味に絶妙の間を入れる呼吸が実に上手い。悔しいが現在の邦画界に成瀬の後継者が(絶望的に)見当たらず、アメリカ人ジャームッシュにお株を奪われた形となったのは何とも皮肉な話ではある。本作を観て「つまらない」「退屈」「だから何?」と評した方は恐らく成瀬作品も全く肌に合わないだろう。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」や「ダウン・バイ・ロー」に比べ、より演出が洗練された本作は、オムニバスっぽい作りとか技巧が前述の二作より妙にハナにつくので2点マイナス。でも近年のそこらの邦画よりは遥かに面白い!悔しいけど。 8点(2003-12-31 17:13:11)(良:1票)

287.  遊星よりの物体X 《ネタバレ》 J・W・キャンベル・Jr原作の古典SF「影が行く」最初の映画化が本作。可成りアレンジが施されているため原作の有する閉鎖空間での疑心暗鬼という独特のムードが皆無なのが致命的にイタイ。最大のミスは物体Xを単なる怪人に変更したコト。ジム・アーネスが長身を買われて演じているが、チラチラ顔を出す程度で全然ド派手な殺戮行為をする訳ではないので拍子抜け。しかも余り強くない!犬にやられてどーする?まぁ当時は残酷描写に対する規制も厳しかったし、SFXもお粗末だったから苦肉の策であろうが、原作ファンにとって不満なのには変わりない。もう1点は主人公(ケネス・トビー)と研究所の女性とのイチャイチャ恋愛模様。ハッキリ言って邪魔だぁぁぁ~!!!矢張りカーペンターは正しかった。と、愚痴ばかりではチト気の毒なので本作の数少ない見所を挙げると…隊員が罠を仕掛けて待ち構える中、ドアを破って逆光に立つ”X”の勇姿!そして罠に掛かり高圧電流で焼かれつつ徐々に身体が縮んでいくシークェンス。この場面(一説によればプロデューサーのホークスが撮ったらすぃ)だけでも見る価値アリと言っても良い程の秀逸な出来。ま、何だかんだ言っても結局コノ手の映画がむっちゃ好きなので奮発して7点進呈! 7点(2003-10-18 00:36:27)(良:1票)

288.  パーフェクト・ワールド  イーストウッドとコスナーが初顔合わせ!…って取って付けたみたいにラストでチョロッとだけジャン!!両者がっぷり四つに組んだド迫力のアクション映画を期待してたのに~。看板に偽りは(一応)無いが、JAROに訴えたくなる衝動に駆られた苦い思い出に…6点。しっかし、「脱出」(1972・米)とかもそうだった(な、何と!ネッド・ビーティを…!!)けど、あっちのレ○プ犯ってヤツはもう老若男女見境ナシですな。イヤ全く、アメリカは「完璧な世界」どころかトンデモなく怖いところジャ~~~~~!!!と痛感。6点(2003-03-11 01:02:33)(良:1票)

289.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》  「エイリアン3」で懲りてるにも拘わらず、観てしまったよ~嗚呼オレって馬鹿!!結構グイグイ見せてくれるんで、「オオッ、やるな?フィンチャー!」とか思いかけたんだが…ラストで正に「何じゃあ、こりゃああああっ!!!」(松田優作調)。ショーン・ペンを撃ち殺して一同茫然!!てな感じで終わった方がよっぽどスッキリしたろうに…。イヤいくらフィクションとは言っても、あそこまで相手の思う壺にハマる間抜けなヤツなんて、っていうか、あそこまで何でもかんでも行動パターンお見通しなんて…。どんでん返しに次ぐどんでん返しで何かもう訳分からないし、無茶苦茶でござりまする~!!頼む、誰かフィンチャーを止めてくれぇ~!!! 5点(2003-02-01 03:20:46)(良:1票)

290.  追憶(1973)  嗚呼アーサー・ローレンツの原作&脚本が…バーブラで全て台無し!主題歌だけ歌わせてりゃイイのに、何でこんな鼻のデ○いブ○な女をヒロインにするかな、シドニー・ポラック!!他に誰かもっとびゅーてぃふぉーな女優って当時いなかったの?アノ顔を120分てのは一種の拷問だわ、マジで。レッドフォード受難の迷作として、ミスキャストの極北として永く後世に語り継がれるであろう。5点(2003-01-12 01:45:17)(笑:1票)

291.  三大怪獣地球最大の決戦 稀代の悪役怪獣キングギドラ初お目見えとなった印象深い一作。何と言っても隕石から出現し、空中で炎が具現化する場面が素晴らしい。全身金色に輝かせ3本の首から光線を発射しつつ飛翔する姿は千両役者の貫禄だ。鳥居越しにロー・アングルから捉えたショットもセットの作り込みとの相乗効果で秀逸。対するゴジラ・ラドン・モスラが(小美人の通訳付きで)会話する辺りはチト寒いが「赤ひげ」のせいで超短期間での製作を余儀なくされた経緯を思えば止むを得まい。寧ろ世界のクロサワの尻拭いという悪条件下でこれだけのクオリティに仕上げた本多監督と円谷特技監督の奮闘努力を評価すべきだろう。進藤刑事(夏木陽介)とサルノ王女(若林映子)の別れのシーンはチョット「ローマの休日」っぽくて好き。8点(2004-02-13 12:46:14)(良:1票)

292.  ゴッドファーザー  大ベストセラーの原作(byマリオ・プーヅォ)を超える評価を受け、コッポラの名声を一躍高めた秀作。過剰演技で作品をスポイルする常習犯だったM・ブランドを逆説的に活用した手腕はお見事!チト長尺過ぎる感はあるが、地味な演技派(当時だよ)で固めたキャストが功を奏して思いの外に退屈させない。殺伐としたマフィアの抗争に終わらず、家族愛まで丹念に描いたのが好結果を生んだ主な要因であろう。ニーノ・ロータもフェリーニお抱え作曲家から脱皮できた会心のスコアを提供。監督賞をボブ・フォシーに浚われたコッポラの無念はPARTⅡで何とか晴らせたが、その後ドツボにハマるとは誰も(本人も)予想だにしなかったのだった…。8点(2003-01-04 00:52:35)(良:1票)

293.  バターフィールド8  リズことエリザベス・テイラーが念願のオスカー主演女優賞をゲットし、某レイア姫の父っつあんエディ・フィッシャーをデビー・レイノルズから”略奪愛”した曰く付きの映画がコレ。「若草物語」や「緑園の天使」の可憐さも最早失われ、高級娼婦を演じてゴキゲンのリズは、”鏡に口紅メッセージ”というスタンバーグの傑作「モロッコ」をパクったシーンまで嬉々として熱演。個人的には1960年の主演女優賞は「アパートの鍵貸します」のシャーリー・マクレーンか「日曜はダメよ」のメリナ・メルクーリにこそ相応しかったと思う。本作はジョン・オハラの原作を映画化したものだが、登場人物がいくらフィクションとは言えチョット浮世離れし過ぎており、どいつもこいつもヤな(変な)ヤツばっかりで感情移入しようがないのは致命的。特にフィッシャーは本業が歌手なだけに大根ぶりは目に余る酷さ!こんなツマラン映画は5点で充分だろう。5点(2003-03-22 21:29:03)(良:1票)

294.  大いなる幻影(1937)  印象派の画家として余りにも有名なピエール=オーギュスト・ルノワールを父に持つ天才映画監督ジャン・ルノワールの格調高い反戦映画の最高傑作の一つ。その後、雨後の筍状態となる”捕虜収容所からの脱走”映画の最も優秀な雛形であり、実例でもある。コレを観た後ではスタージェスの「大脱走」ですら色褪せる。実際、ジャン・ギャバン扮するマレシャルが営巣入りさせられ、ハーモニカを通して監視の老兵と心通わせるシーンは、マックィーンのヒルツの場面にパクったんじゃ?脚本はルノワール自身と名脚本家シャルル・スパークとの共同で書かれたが、決して晦渋・難解に陥ることなく壮大なテーマを過不足無く描ききって見事!!加えて父譲りのワンシーンも忽せにしない映像感覚は、無駄な場面や冗長なショットを一切排して正に圧巻。マレシャルが煽動して「ラ・マルセイエーズ」を大合唱する場面は「カサブランカ」でポール・ヘンリード扮するヴィクター・ラズロが煽動するシーンの元ネタと思われるが、高揚感では本作が断然上回っている。特に脱走目前でスイス国境ケーニヒスベルクの収容所へ舞台転換するプロットは、列車の窓から風景がシフトする効果も抜群で「ニクイ」の一語。そこで出会う新収容所長ラウフェンシュタインをサイレント時代の巨匠エリッヒ・フォン・シュトロハイムに演じさせているのも、コレ又「ニクイ」。ピエール・フレネー演じるド・ボアルディユとの滅びゆく貴族の運命を語り合う場面では、敢えて二人に辿々しい英語を使わせて意志の疎通を図らせており、実に上手い。ドイツ語を話せぬマレシャルと仏語を解せぬディタ・パルロ扮するエルザが徐々に愛し合う場面は国際間の交流のお手本ともいうべき美しさを放ち絶品。本作公開の2年後に第二次世界大戦が勃発した事実を思い合わせれば、マレシャルがドイツ人エルザとの再会を願うラストは確かに「大いなる幻影」なのかもしれないが、それでも願わずにいられなかったマレシャル=ルノワールの如くありたいか、ローゼンタールのようなシニカルで因果なペシミストでありたいか、の二択を迫られれば、私は躊躇無く前者を選ぶ。10点(2003-02-12 12:25:26)(良:1票)

295.  ディープ・インパクト(1998)  昔「地球最後の日」って映画があったのを思い出した。星が衝突するってトコなんか今思えばソックリだけど、アレは宇宙船で脱出するアイディアが有った分、本作よりは楽しめた気がする。いよいよ衝突する段になっての対策は…「高いところに登れ」?何じゃそりゃ。ミミ・レダーという女流監督には過大な期待をしてはいけない!という教訓的映画。CGもチャチいし。5点(2003-01-24 14:15:14)(良:1票)

296.  タワーリング・インフェルノ  制作者:アーウィン・アレン、監督:ジョン・ギラーミン…コイツらには後々何度となく煮え湯を飲まされたが、コレは…まぁ、パニック・ムービーとしては上出来の一編。第一の勝因は二つの原作を巧みに折衷させて見事な脚本に仕上げたスターリング・シリファントの「ポセイドン・アドベンチャー」に次ぐ大活躍!!個人的に「ミスター・パニックムービー」の称号を与えたいくらいコノ手の映画への貢献度は偉大だ。お次はお約束のオールスター・キャスト!スティーブ・マックィーン、ポール・ニューマン、フェイ・ダナウェイ、ウィリアム・ホールデン、フレッド・アステア、ジェニファー・ジョーンズ、ロバート・ボーン、ロバート・ワグナー、リチャード・チェンバレン、O・J・シンプソン…!!結構豪華なのは勿論、各人に見せ場がキチンと用意されているのが凡百の顔見せ駄作パニック映画群と決定的に違う点。中でも出色なのは皆さんも仰ってる通り、マックィーン演じる消防隊長オハラハン!実際ニューマンが中盤まで引っ張るが、彼、オハラハンの登場で一気に影が薄くなったからねぇ…。この存在感は流石の一語!上記のスター中死亡するのは…《ネタバレ》人知れず不倫してて人知れず焼死するロバート・ワグナー、(どなたかが実に上手く評してたけど)芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を彷彿させるロープ椅子脱出シーンでロバート・ボーンとリチャード・チェンバレンが墜落死、ジェニファー・ジョーンズお婆ちゃんが展望エレベーターから墜落死…とそれほど意外性はない。個人的にはフェイ・ダナウェイには派手に焼死して欲しかったんだが…残念!因みに当時スタントマンだったジョン・ランディスが飛び降り役を派手にやってたそうだ。うーーーーん、何処に出てるんだろ?当時のNY市長だったリンゼイも特別出演…って誰よ、そのオッサン!?難を言えば、出火の原因がショボ過ぎるってコトかな。あと、ラストはあの程度では鎮火しないと思うけど…「それを言っちゃあオシマイよぉ!」ってか?8点(2003-01-26 02:35:42)(良:1票)

297.  島の女  ヒロインである海女フェードラを演じたソフィア・ローレンの野性味溢れるダイナマイツ・ボディが当時の男性観客に与えた衝撃はチョット想像を絶するモノがあるw。恐らく本作の予告を見た配給元は原題の「イルカに乗った少年」ではこのインパクトが世間に伝わらないのでは…と思ったのだろう。邦題も「島の女」としてローレンを前面に打ち出す作戦に切り替え、ポスターも看板も彼女の肉体美を大フィーチャーして売りにしようとしたフシがある。が、ハッキリ言って本作の取り柄はローレンのナイスバディ及びジーン・ネグレスコ監督による美しいエーゲ海の描写のみと言っても過言ではない。主題歌があるじゃないか、主題歌が!とお叱りを受けそうだが、生憎ローレンの歌ではなく口パクだし…どうも今イチ興醒めなモンで。空前絶後のナイスバディ!に気圧されたのかアラン・ラッドも精彩に欠け、傑作「シェーン」とは大違いの凡演だし、秘宝を巡る陰謀ってなおハナシは何か寒いし…。ま、まぁ兎に角ローレンの勇壮な海女っぷりとギリシャロケの美しさに6点。6点(2003-09-25 02:05:52)(良:1票)

298.  ジャッカルの日  フォーサイスの出世作となった原作が抜群に面白いので、駄作になる訳がナイ…って思ってたら、マイケル・ケイトン・ジョーンズ版のマァ、つまらないこと。偉大な原作に一歩も引けをとらなかったジンネマンの筋金入りの演出力を改めて思い知らされました。「読んでから観るか、観てから読むか」という角川キャッチコピーを借りれば、この場合どちらも正解。ま、私は前者でしたが。8点(2002-12-25 04:20:39)(良:1票)

299.  プリティ・リーグ  しっかし、マドンナが出演した映画ってロクなものがないよな~、とか思って観たら、案外良かった。脇役だったのが幸いしたみたい。危うく邦題とビデオカバーに騙されるトコだったよ(^^)。個人的に野球にゃ全く思い入れが無いんで、残念ながら感動にまでは至らないけどね。関係無いけどマドンナって芸名じゃなくって、本名(マドンナ・ルイーズ・ティコーネ)だったって知ってた?え、常識?失礼しました…。7点(2003-01-12 02:22:42)(笑:1票)

300.  やくざ絶唱 《ネタバレ》 そういや可成り前に【STING大好き】さんから「あなたの”増村保造論”を聞きたい」って宿題を出されてたっけ…。イヤ正直言って論じる程この監督の作品一つ一つを深く考察したことはなかったもんで、取り敢えず面食らってそのままスルーしてましたゴメンナサイw。まぁ返事になるかどうかは分かりませんが、自分で新規登録しておきながら放置プレイ状態だった本作のレビューで一応私なりに(飽くまでそれなりに)増村監督の演出に触れてみたいと思いますぅ。まず、全編を通して感じたのは”凄まじい迄にダイレクトな感情表現”ですね。但し、余りの露骨さに思わず魅入られる観客と思わず退いてしまう観客をハッキリ分けるタイプです。実のトコロ私も題名と冒頭で見せる勝新の野獣のように荒れ狂う乱闘に危うく退きかけました。しかし、一転して大谷直子扮する妹を溺愛するバカ兄ぶりとのギャップが凄く鮮烈でつい見入ってしまったのです。実際、この二人の兄妹が繰り広げる愛憎劇がストーリーの一方の軸になっている訳ですが、ご両人とも実に力のこもった熱演で圧倒されます。特に「妹だけは清楚で真面目なカタギであって欲しい」と願うバイオレンスなやくざ兄貴を嫌悪し、当てつけにわざと男に抱かれ、学校も退学し、思い通りにはならぬと徹底的に反旗を翻す大谷直子の変貌のコントラストは勝新とがっぷり四つに組んで一歩も退かぬ天晴れなインパクトでした。並みのカントクなら彼女にここまでの生々しさは求めず、日活アクションでの吉永小百合っぽい添え物としてアッサリ処理していたのではないでしょうか。この辺に増村監督の真骨頂を垣間見たような気がします。てんで的外れかもしれませんが。あと、作品自体に感じたのは(室生犀星の「兄いもうと」+「無法松の一生」+「キング・コング」+「暗黒街の顔役」70年代ヤクザ映画風味)といった印象ですね。一見、下品な作りの中にチラチラ見え隠れする一連の名画への憧憬・オマージュっぷりはナカナカどうして下品じゃないどころか相当に目が肥えてらっしゃいますw。ただ、個人的にバッドエンドなバイオレンスものはどうも生理的に合わないんでプラスマイナスして7点かな?悪しからずw。7点(2004-09-30 03:04:56)(良:1票)


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