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321.  勇気ある追跡 《ネタバレ》 御大J・ウェインがオスカー主演男優賞をゲットした痛快ウェスタン。初老のやさぐれ保安官ルースター・コグバーンがキム・ダービー演じるオマセでチャッカリ者の少女マティに雇われるくだりのトホホな感じはかつての彼なら変にプライドが邪魔して演じきれなかったであろう。ヘンリー・ハサウェイの監督ぶりもベテランの味でツボを外さない手堅い安心感があり良し。ただロバート・デュバル演じるトム一味との対決でグレン・キャンベル扮するラ・ボーフを死なせる必要は無かったと思うので若干減点。日本語吹き替え版なら故・小林昭二のモノ以外にはありえない!!デニス・ホッパーも情けない役で出とります。7点(2003-11-02 04:53:21)(良:1票)

322.  世界崩壊の序曲 《ネタバレ》 アーウィン・アレン印虚仮威しムービーの決定版!監督こそしてないが、ジェームズ・ゴールドストーンとかいう監督に生き霊になって憑依しただろう、アレン!島で噴火騒ぎがあるだけのショボさでこんな大層な邦題をつける配給元もグルか?絶対に観てはいけない!よせ、やめろ! (追記)ガーーーーン!!脚本に腕っこきのシナリオライターが二人も参加していながら、こんなショボショボな出来とは…アンビリーバボー。ひたすら唖然・呆然・愕然とするばかり。映画の内容よりも寧ろコッチの方が遥かに衝撃的だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!3点(2003-01-12 03:06:55)(笑:1票)

323.  ワイルドシングス 《ネタバレ》 ぶっちゃけて言えば、いくらIQ200(!)あっても所詮は小娘なんだからさぁ。最初にサム・ロンバードを脅迫した時点で自分が消される可能性を想定できなかったのか?俺がサムなら最後まであんな小娘の言いなりになったりせずに隙を見て殺すねマジで。よってあんな無理矢理つーか理不尽つーか不条理な結末には絶対になりえない。そもそも脚本(ホン)が観客のウラをかくコトにのめり込み過ぎて練り込み不足にも程が有るから、碌な伏線も張らずに見た目インパクト重視の出たとこ勝負になるんだよ。それに登場人物がどいつもこいつも胡散臭くてヤなヤツばっかで誰にも感情移入できないから、いくら二転三転してもこっちの集中力がそこまで持たない。つーかどーでもよくなるw。「BODY」やら「レインディア・ゲーム」とかにも通じる90年代特有のエロまで欲張った荒唐無稽サスペンスに…5点。[DVD(字幕)] 5点(2006-04-16 02:02:31)(良:1票)

324.  サウンド・オブ・ミュージック  MGMミュージカルとかが苦手な方もコレなら大丈夫ってくらい爽やかな映画ですね。ジュリー・アンドリュースの清楚さと抜群の歌唱力をフルに活かしきったのが成功の秘訣でしょう。ところで…コレと「ウエスト・サイド物語」でロバート・ワイズをミュージカル映画の第一人者とでも思い込んだアナタ!「キャット・ピープルの呪い」「地球の静止する日」「たたり」「砲艦サンパブロ」「アンドロメダ…」を観ても決して幻滅しないように(^^)。彼本来の姿はハッキリ言ってこっちなんだからネ!!8点(2003-01-02 07:01:04)(良:1票)

325.  ソナチネ(1993)  敵の凄腕の殺し屋に「チャンバラトリオ」を持ってくるブッ飛んだセンス。ビーチでの人間紙相撲シーンはユニーク。また、舎弟のケンが殺されるシーンと狭いエレベーター内での無表情の銃撃戦の凄まじさはナカナカ迫力があって良かった。ただ…たけし扮する村川の最期が、何か自己満足のナルシーっぽくて一気に冷めた。うーーーん、惜しいナァ…。6点(2003-02-01 22:54:52)(良:1票)

326.  ゴジラ対ヘドラ 尻尾を丸めて放射能吐きながら空を飛ぶゴジラに禿げしく萎え~!カッコ悪っっっ!!!サイケデリックなボディペインティングのイケイケ姐ちゃんたちの歌う脳波が乱れる如き悪夢のような主題歌(「水銀、コバルト、カドミウム~♪」だっけ?)に4点…。 4点(2003-10-21 01:00:01)(笑:1票)

327.  マイ・フェア・レディ  原作はジョージ・バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」。これをアラン・J・ラーナーとフレデリック・ロウがブロードウェイ・ミュージカルにアレンジし(ジュリー・アンドリュース主演で)大ヒットした為、ハリウッドが映画化したのが本作。まぁ、音声学者ヒギンズ(レックス・ハリスン)が友人のピカリング大佐(ウィルフリッド・ハイド・ホワイト好演!)と賭けをして、言葉遣いも乱暴な下層階級の花売り娘イライザ・ドゥーリトゥル(オードリー・ヘプバーン)に正しかるべきQueen's Englishとマナーを仕込み、見事上流階級にデビューさせうるか?というメイン・ストーリーはほぼ原作通りである。が、女性映画に抜群の手腕を発揮するジョージ・キューカー監督は原作の再現度よりもヘプバーンの魅力を全開させることに傾注。原作では結ばれることなく終わるヒギンズとイライザをハッピー・エンドに改編したラーナーの脚本に一歩も引かず、歌曲の挿入のタイミングも絶妙で誠に堂々たる流石の演出ぶり。確かにジュリーも悪くはないが、画面を華やかに彩るチャーミングさでは当時のヘプバーンには今一歩及ばなかったので涙を呑むコトに。でも「メリー・ポピンズ」でオスカー貰ったから溜飲下げた?(マーニィ・ニクソンによる)口パクは確かに興醒めではあるが、こんなアトラクティブなイライザ・ドゥーリトゥルを拝めた素晴らしさに比べれば、些細な問題だろう。キューカー監督の真骨頂が遺憾なく発揮された本作に…8点。え?減点の理由?原作を安易に改編したからネェ…。8点(2003-02-09 23:07:14)(良:1票)

328.  マスク(1994)  警官に”Freeze!(動くな!)”と言われて瞬間冷凍!!のシーンに笑った。ジム・キャリーの芸風は下品で嫌いなんだけど、コレはチャック・ラッセルの演出でそこそこ楽しめたカナ?6点どうぞ。6点(2003-04-13 15:17:40)(良:1票)

329.  血槍富士 内田吐夢の戦後復帰第1作。何ともペーソス溢れる道中モノだが、ロケーションが抜群の効果を上げ、東海道界隈の日本的な美しさを余す所無く映像に収めて実に見事!加東大介扮する供の源太がトボけてイイ味を出している。月形龍之介扮する藤三郎のエピソードもやるせなくてイイ。しかし、何と言ってもクライマックスでの千恵蔵扮する槍持ちの権八が見せる槍をメインにしたド迫力の殺陣!に尽きるだろう。酒樽を実に上手く活かして屈指の名場面となっている。流石は内田吐夢、満映以来のブランクをものともしない天晴れな再起。ただ、些か重苦しいので個人的に1点マイナス。9点(2003-12-30 05:16:39)(良:1票)

330.  オズの魔法使  原作はライマン・フランク・ボームの名作童話。ジュディ・ガーランドのドロシーが映像化のベストかどうかは意見が分かれる所であろうが、オスカー主題歌賞に輝く名曲「Over the Rainbow」の存在と、それを可憐に歌い上げるガーランドを思えば、コレはコレで矢張り名作と呼ぶに相応しい風格を備えていることに異論はあるまい。ジャック・ヘイリーのブリキ人形、バート・ラーの臆病ライオン、レイ・ボルジャーの案山子は何れ劣らぬ熱演。所詮お子様向けと馬鹿にせず、精一杯力を尽くしている点で監督のヴィクター・フレミング共々非常に好感が持てる。そして、カラーであることが当たり前の現代では到底思いもよらない色彩への拘り。一歩オズを目指した途端、モノクロからカラーヘ切り替わる場面。当時の驚きを共有できないのは残念だが、そのインパクトの片鱗を感じ取れるか否かに観る者の感性が試される瞬間と言えよう。♪Somewhere over the rainbow~ Way up high~♪ 8点(2003-02-01 11:11:56)(良:1票)

331.  黄金(1948) 《ネタバレ》  呉々も「カサブランカ」や「マルタの鷹」「三つ数えろ」などのニヒルで粋なボガートを期待して観てはいけません。本作で彼が演じるドッブスという男は猜疑心の強い貪欲で自己中な最低の男です。しかし、ボギーが演じているだけに強烈なインパクトで迫ります。クルーゾーの「恐怖の報酬」にも通じることですが、本作でもメキシコはタンピコでのボギーとティム・ホルトのどん底吹き溜まり生活が前半で丹念に描かれているが故に山師のジイさん(J・ヒューストン監督の父にして名優のウォルター・ヒューストン!)に乗せられて一攫千金を夢見る展開にも抜群の説得力を生んでいると思います。ラストのどんでん返しについては実際に御覧になって確かめて頂きたいですが、後年に至るまでJ・ヒューストン監督の得意技となる「つかみかけた夢が儚く水の泡」の最も優秀な実例であることは確か。砂金を目の当たりにしてもタダの砂としか認識できないヴァカな山賊共は、恰も「見る目のない評論家&観客」を揶揄しているかのよう…と言ったら深読みし過ぎ?J・ヒューストンは本作でオスカー監督賞と脚本賞をゲットしていますが、骨太で豪快な作風が抜群にマッチしている点で個人的にも彼のベストとして推したいですね。しかし、最大の功労者は助演男優賞にも輝いたお父っつぁんウォルターでしょう。余りに皮肉な幕切れに破顔大笑するラストを支える貫禄は流石!!息子孝行?評価は満点にしたいトコロですが、ティム・ホルト演じるカーティンがオイシイ役どころの割に今イチ魅力に乏しいのが難点なので…マイナス1点。でもオススメ!!9点(2003-07-06 00:29:09)(良:1票)

332.  仁義 《ネタバレ》 久々の登校じゃなくて投稿~!!登録しっ放しだったんで一応コメントせんとマズいかな、と。本作は仏製フィルム・ノワールの代表的な一作ながら個人的には余り感心できない。そもそもメルヴィルという監督は「意欲はあれど力量が伴わない」作品を連発した中堅監督に過ぎないため、作品に(一部のカルトな信者以外には)ハマれるほどの深みに欠けるのが最大の難点。コレも宝石店襲撃から敢え無く警察に射殺されるまでの男たちの様子を淡々と描いているが、プロットに新鮮味も意外性も何もなく抑揚にも乏しい。ヒゲ面ドロンの魅力も増幅されているとは言い難い。寧ろ押し殺されていると言って良い。名優モンタンの使い方も勿体無いの一語。それでもこの渋いキャストは実に贅沢極まりないと共に、今となっては再現不可能なのもまた動かし難い事実。よって7点。7点(2004-08-10 22:50:29)(良:1票)

333.  ショウタイム 《ネタバレ》 シチュエーション・コメディとしてもガンアクション物としてもマスコミ風刺映画としても中途半端で全然イケてない。皆さんご指摘のようにデ・ニーロ老け過ぎ。にしてもエディ・マーフィも芸域の狭いアクターだね、まったく。レネ・ルッソは「ネットワーク」でのフェイ・ダナウェイの演技でも見て出直せ!悪いが6点まいなーす。4点(2004-06-18 02:23:02)(良:1票)

334.  ルパン三世 カリオストロの城  劇場公開で大コケしたのが余程悔しかったのか、宮崎駿氏は本作に対しエラク否定的なコメントばかり発しております…。観客動員数は確かに或る程度の目安にはなるかもしれませんが、御自分の作品をあんまり卑下するのも如何なものかと思いますが。某もののけとか某神隠しよりズッと高く評価しているヒトは決して少なくないんですからネ。満点にする積もりでしたが、何か不快なので2点マイナス。8点(2003-01-06 02:27:32)(良:1票)

335.  白雪姫  1937年と言えば日中戦争が勃発した年である。実に66年も前にライブ・アクション方式を駆使した斬新さと流れる如きモーションの滑らかさは殆ど反則!と言っても過言ではなかろう。この偉業の前にはグリム兄弟の原作に忠実か否かなど些末な問題に過ぎないと思わしめるだけの魅力が本作にはある。ウォルト・ディズニーの人柄そのものを想起させるような七人の小人たちの絶妙なアンサンブルと佳曲「ハイ・ホー」も見事。世界初の長編カラー・アニメーションを生んだ偉大なるウォルト氏に敬意を表して…9点。減点の理由?原作に対する読者の想像力を奪う可能性も秘めており、個人的にチト疑問が残るから…。9点(2003-02-23 02:51:04)(良:1票)

336.  ターミネーター  キャメロン起死回生の一作。成功の立役者は当然シュワ。無表情で無口な殺人アンドロイド役なんて正に彼のためにあるようなモノ。これなら大根のシュワでも何ら違和感がないし、アノ棒読みの「Get out!」や「I'll be back!」も活きてくるってモンだ。いくら倒してもゾンビの如くムックリ起き上がってくるタフさも、あのマッチョな体格が有無を言わさぬ説得力を放つ。シュワ唯一の適役だった、と個人的に決めつけてたりする。ストーリーの方はタイムパラドックスを知り抜いたSFマインドの持ち主がスタッフにいなかったらしく、可成りテキトーかつ好い加減。過去で死んでりゃあ、未来から来れる(ラ抜き表現)訳ねーだろ!まぁ、そういうアバウトさもシュワの迫力で誤魔化してたんだが、燃やされてヒョロっちい機械になった途端に全然ダメ。例えCG使っててもダメだったと思うぞ。それほどシュワが良かったってコト。以後のシュワが如何にダメダメかは…ここでは語り尽くせないので割愛! 8点(2002-12-29 04:27:04)(良:1票)

337.  ランボー/怒りの脱出  コイツが輝かしき第6回ゴールデン・ラズベリー(ラジー)賞・堂々の受賞作品!!スタローンは併せて最低主演男優賞まで受賞してホクホク…した訳ナイか。終戦から10年も経て、臆面も無く非常識かつ挑発的な本作を発表したコスマトス、スタローン、キャメロンの神経を疑う。アメリカの良識ある映画人の眉を顰めさせた迷作アクション映画に…4点!!4点(2003-02-12 00:06:33)(良:1票)

338.  あにいもうと(1953) 《ネタバレ》 かつて1936年に木村荘十二監督によって「兄いもうと」の邦題で映画化された室生犀星の原作を名匠・成瀬がリメイク。味わいと完成度で旧作には惜しくも及ばないものの、こちらも実に素晴らしい。何より古き「日本の夏」の情景をここまで活写した作品はそうそう無い。表の往来に打ち水・井戸に吊るして冷やした果物・川辺で網を振るっての魚採り・壜入りラムネ・ふんどし一丁で川に泳ぐ子供ら・日傘・かき氷・もんがパクつくアイスキャンデー…etc。元来ストーリーに拘りのない成瀬は伊之ともんのいかにも新派好みな兄妹愛場面を極力省略し、愛憎劇の舞台たる(今は失われた自然豊かな)多摩川沿いの状況描写を優先させた。結果として劇的な昂揚感(ドラマツルギー)は著しく減退したが、うだるような夏の情景はしっかりとフィルムに込められることとなった。その是非は観る者の判断に委ねたい。俳優アンサンブルとしては母りき役の浦辺粂子が矢張り絶品。ダメダメな夫・息子・娘を欠点込みで丸ごと愛する包容力を誇張の無い全身の演技で見せる上手さときたら溜め息が出そうな程だ。気の弱そうな大学生・小畑を演じた船越英二の飄々とした個性も実に良かった。森雅之はウマイことはウマイけど、余りに作り過ぎた役柄なのが些かハナについたので若干減点。木村版の丸山定夫が見せたブルーカラー丸出しの石工職人ぶりには及ばず。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-23 01:43:31)(良:1票)

339.  遊星からの物体X 《ネタバレ》  J・W・キャンベル・Jrの古典「影が行く」を下敷きにしているため、いつものカーペンター作品(自分で脚本も書く)に付き物のシナリオの破綻がないのが今回の勝因。サスペンス描写やショック演出に出色の才能を持ちながら独善に陥りがちだった異才が初めて放った会心作が本作。しかしながら本作をカルト化させた最大の功労者は当時22才前後だった若きSFXマン、ロブ・ボッティンであることに誰も異論はないのでは。CGなど駆使せずとも悪夢の如きオブジェを嬉々として作り出したもう一人の異才。異才同士の運命的出会い、といったものを感じてしまうが実際は「ザ・フォッグ」に続いて二度目だったりして。ボッティンの過剰なまでのSFXが仇となり米本国では大コケだったが、その後ジワジワと再評価されカルト的人気を得る、ってまんま”物体X”そのものだナw。個人的には、そんな米本国の評判など一切予備知識ナシに劇場で観て充分満足した記憶があり、後にそのことを知って意外に思ったものだった。矢張りあれこれ前評判に振り回されず、自分の判断に忠実に鑑賞するのが吉ってコト!原作に忠実な点では確かに1951年版「遊星よりの物体X」よりも、こちらが上。原作が古典SFたる所以は何よりも「生き物(The Thing)」が”同化して相手ソックリに成りすます”ことから湧き上がる隊員同士の疑心暗鬼ぶりにあり、そこから生まれる閉鎖空間でのサスペンスがハイライトだったわけだし。ただ難を言えばキャンベルJrの原作も51年版作品も隊員数が多いってか多過ぎ!そこへ行くと本作では程良い人数にシェイプアップされており(余計なヒロインとかもカット!流石カーペンター♪)むさ苦しい中にも絶妙な緊張感を醸し出していると思う。↓で何かラストで生き残った二人の内、一人の息が云々とか仰ってるけど、ベニングス(ハゲでヒゲのオッサン)に変身途中だったXが基地の外で奇声を上げながら吐く息は白かったっしょ??身も蓋も無いネタバレでスマソw。 9点(2002-12-22 02:15:34)(良:1票)

340.  ジャンヌ・ダーク 《ネタバレ》 「風と共に去りぬ」のフレミングと稀代の名女優バーグマンの強力タッグによる歴史大作。とは言え、既にロッセリーニとの不倫が問題化していた頃の作品だったので当時でも大コケ。壮大なる失敗作扱いされて黙殺された。デンマークの巨匠カール・ドライヤーにより「裁かるゝジャンヌ」というサイレント期の傑作が作られているにもかかわらず、何ら時間差アドバンテージを活かしていないのだから或る意味、酷評も止む無しだろう。実際、甲冑に身を包んだバーグマン(当時33歳!)は”オルレアンの乙女”と呼ぶにはチト老け過ぎており、人物造形も何か薄っぺらい。こういう重い歴史的題材を扱うとハリウッド式の映画製作は途端に底の浅さを露呈する。その辺りに昨今の○HK大河ドラマと似通ったモノを感じなくもない。悪いが5点。5点(2004-02-27 00:54:41)(良:1票)


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