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プロフィール
コメント数 252
性別 男性
ホームページ http://kagehinata64.blog71.fc2.com/
年齢 38歳
自己紹介 ブログを開設しました(2010年10月30日作成)。
映画と漫画のレビューブログです。
映画のレビューは一部抜粋して「みんなのシネマレビュー」にも載せています。


B級映画が大好きな20代前半、ヒナタカと申します。

かれこれ6~7年はみんなのシネマレビューを見ていたので、今回登録できて感激しています。(2010年7月11日登録)

好きな監督は
岩井俊二
クエンティン・タランティーノ
デヴィッド・リンチ
ティム・バートン
ロバート・ロドリゲス
などなど


↓自分の書いたレビューで特に気に入っているのは
・トイストーリー3
・クレヨンしんちゃん オトナ帝国
・死霊の盆踊り
・ジブリ作品の大体
です。

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評価順123456

21.  耳をすませば(1995) 《ネタバレ》 これってスタンドバイミーと同じく、大人になってから良さがわかる映画なんじゃないかと思った。 だってこれ子どものころ観たらすげー恥ずかしいよ。そのポイントは数多いですが何といってもラストの「結婚してくれないか」「うん」「好きだー!」♪カントリーロード。この流れに顔がポーッとなって一緒に観ていた母親にニヤニヤされたのはトラウマ。 大人になって観てみると、恥ずかしさよりももう戻ってこない思春期の甘酸っぱさが際立って、幸せな気分に・・・ならねえよ!やっぱ!ちくしょうー! (赤面)[ビデオ(邦画)] 7点(2010-11-19 22:18:19)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

22.  キャプテン・フィリップス 事件の途中で船長の家族の描写や、事件を知った一般の人々の姿を一切出さなかったことがよかったです。 フィリップス船長の恐ろしい体験は、あくまで彼のまわり(クルーや海軍)でしか起きていない事実です。 そのほかの描写が入り込んでしまうと、観客は少し客観的な立場で映画を観てしまうのではないでしょうか。 この映画は、船長が陥った絶望的なシチュエーションを、これ以上ない方法で疑似体験させてくれるのです。 ゼロ・グラビティもそうでしたし、この「ほかのことを描かない」作風はこれからも支持されるのかもしれません。[映画館(字幕)] 8点(2013-12-19 10:02:30)(良:2票) 《改行有》

23.  カーズ2 正直言って今回の主役のメーターがかなりウザい。 メーターはすごく純粋で、悪いヤツではないんだけど、空気を読まずにトラブルを起こしまくる困ったキャラです。 この作品ではその描写が少々やりすぎで、彼の成長を期待するよりも先にイライラが勝ってしまうのではないでしょうか。 そんな気になる点があっても、アイディア満載のアクション描写が繰り広げられる本作は、それだけですごく楽しい。 映像のレベルはもうここに来て極まった印象。素晴らしいスピード感と迫力です。 伏線には気が利いていますし、終盤にはちょっと驚ける真相も隠されています。 悪いやつらの行動理由も、大人であればなかなか思うところのあるものでしょう。 今作は車のキャラが活躍する「スパイアクションムービー」となっており、メッセージ性やドラマ性よりアクション重視。それを期待すれば、きっと楽しめます。[映画館(吹替)] 8点(2011-08-02 22:57:15)(良:2票) 《改行有》

24.  瞳の奥の秘密 《ネタバレ》 後半の展開が素晴らしかった。被害者の夫が言う「死刑には反対だ、死によって開放される、羨ましいくらいだ。犯人には空虚な時間を過ごしてほしい」という言葉には大いに共感させられ、それが終盤の「頼む、彼に話をするように言ってくれ」と言うシーンに生かされています。 しかし映画としてはそこまで多くの展開があるわけでもなく、さして面白くないロマンス部分の比重が多くなりすぎている印象を受けます。 「物的証拠」に関する話題が一切登場しないまま、犯人に目星をつけて、犯人が逃げて、そのまま捕まり、挑発にのりあっさり自供するのではすこし消化不良。ミステリー要素よりも人間ドラマに比重を置く作品であることはわかるのですが、最低限の説明や納得できる展開が欲しかったです。 「A」が抜けているタイプライターのくだりも個人的にとってつけたように感じられたのも残念。細部でもったいないと思わせる惜しい映画でした。 ◆「トゥモローワールド」を思わせる長回しのおっかけっこはとても面白かった。単館系の映画ですが、こういったハリウッドっぽさが映像に出ているのは個人的には好きです。 [映画館(字幕)] 6点(2010-10-26 18:09:19)(良:2票) 《改行有》

25.  マダガスカル3 やべえ!超面白え!大人から子どもまで大満足できる素敵な娯楽映画です! 本作のストーリーの主軸は3つあります ①メインの4人の故郷のニューヨークに帰りたい!という願いのもとで繰り広げられる冒険 ②イカれた女刑事「デュボア」との攻防戦 ③落ちぶれたサーカス団の再建物語 そのどれもがお互いを邪魔することなく、むしろ相乗効果で各場面が面白くなっているのは見事。とってもボリューム感があって満足できます。 つーか、②の悪役のキャラがヤバいのなんのって・・・予告編でも相当なインパクトを残してくれましたが、映画本編ではそれをはるかに超える変態っぷりを見せてくれます。 そして本作の最も優れた要素は、迫力満点のアクション描写。 序盤のカーチェイスの面白さ、サーカスの練習シーンのワクワク感、終盤の伏線を生かしまくってくれた展開。 その全てが楽しいのですが、中盤にある予想もしなかったサーカスの映像は、観るものをとりこにするでしょう。 その美しさは「塔の上のラプンツェル」の名シーンを思い出させました。 自分は時間が合わず2D版で観ましたが、これは3Dで観ればよかった!と若干後悔。これから観る人は3Dをオススメしたいと思います。 音楽もこれまたハイセンス。 「Firework」「Wannabe」などの有名な曲とのシンクロっぷりも抜群です。 映画自体は前作を観ていなくても全く問題なく楽しめます。この夏のイチオシとして、オススメです![映画館(吹替)] 9点(2012-08-09 00:59:31)(良:2票) 《改行有》

26.  エクスペンダブルズ2 この映画に出てくる筋肉ムキムキなおじさまがたのファンの方、今すぐ観なさい。 強いおっさんたちが戦う!悪い奴をぶっ殺す!それ以外は何にもないという期待を裏切らない作品ですよ! 少しウェット感があった前作から比べて、とにかくアクションで押し通す作風に切り替わったように思えます。 その甲斐あってか、本作の面白さは前作よりも上回っています。 前作に消化不良を感じた方も、本作のぶっ続きアクションには満足できるんじゃないでしょうか。 前作では顔見せ程度だったシュワルツネッガーとブルース・ウィリスが、本作ではスタローンたちとともに思い切り戦ってくれます! さらに素晴らしいのは、このシュワちゃんの登場シーンが全てギャグに等しいこと。 あの手この手でシュワちゃんをイジってくるのでもう最高です。 前作を観ていなくても全く問題なく楽しめます。 アクション最高! 筋肉最高! スターたちの共闘が最高! 絶対スクーンで観ろ! 以上だ![映画館(字幕)] 9点(2012-10-20 23:07:01)(良:2票) 《改行有》

27.  キャビン 《ネタバレ》 アホみたいな展開の映画でしたが、B級スプラッターホラーが大好きな自分にとってはごほうびみたいな内容でした(以下めっちゃネタバレ) ハッパを吸うシーンで登場したおバカキャラ・マーティがキーパーソンでした。 彼は「愚者」としていけにえに捧げられていたのですが、実は誰よりも「まとも」な人間として描かれているように思えます。 金髪女性やチャラ男がいつもと様子が違うことに気づいたのも彼だし、ラテン語を読むなと言ったのも彼だし、「別行動しよう」という提案に「マジかよ」と至極当然な反応をしたのも彼、監視カメラの存在に気づいたのも彼、「処女」のデイナを救ったのも彼でした。 さらに言えば、管理室が壊滅したのも、盛大なオチを迎えるのも彼のためです。 マーティは序盤で「携帯も届かない山奥」に向かう際、「人はブログやSNSを使ったり、常に監視されたりしている。一度人類は滅ぶべきだね」と言っていました。 この台詞は後の展開を全て暗示していました。 さらにマーティは中盤に「リトル・ニモ」を読んで「夢の中だからってメチャクチャだぞ!」と言っていました。 この映画の展開のトンデモさにも、彼はツッコミを入れていたのです。 作中で最高だったのが、生き残った2人が管理室に潜り込み、デイナ(ヒロイン)が「パーティの始まりよ!」と言いながらボタンをポチっと押したことにより、化物が全部放たれて辺り一面血みどろになるという展開でした。 とりあえずツッコませて。セキュリティ甘すぎまーす! でもこの大虐殺では、 狼男とか、 超巨大キングコブラとか、 セノバイト(っぽいの)とか、 顔がおぞましいキバ付きの口になっているバレリーナ少女とか、 ピエロとか、 ユニコーンとか、 エクソシスト(っぽいの)とか、 さらにはスケキヨ(っぽいの) などなど、ホラー映画の主役級らしきキャラがたくさん出てくるので最高でした。 エレベーターがさらに到着して怪物追加→さらに大惨事になるのもたまらない。 ジャパニーズホラーにリスペクトを捧げている本作ですが、総じて考えるとこの映画、ちっとも怖くないですね。もはや完璧にギャグだもんね。[映画館(字幕)] 9点(2013-04-24 19:05:49)(良:2票) 《改行有》

28.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 もうほかのレビュアーさんがほめたいことを全部おっしゃっているので、自分からは1点だけ。 マットがしゃべっていた「マルディグラの毛むくじゃらの男の話」のオチはどうなったんでしょうね。 「女の子と手をつないでいた」「よく見ると人間じゃなかった」の続きがわかんないじゃないか! ライアンが大気圏に突入する前に「話なんてどうでもいい!」と言っていたのは、このことを示していたのかもしれませんね。 ライアンはマットが宇宙空間に消えていくとき「話の続きはどうしたの?」と質問しましたが、彼女は最後にその疑問とも関係のないほどの「生きる覚悟」をした、ということなのでしょう。 この話はマクガフィンであり、なんでもいいものなのだと思います。 映画コメンテーターのLiLiCoさんが「上映後、すごい感覚になった。みんな体験すると思う」などと言っていました。まさに「GRAVITY」を体感する映画です。[映画館(字幕)] 9点(2013-12-16 10:34:01)(良:2票) 《改行有》

29.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 ティムバートン監督はファンタジー映画の名手であり、変人を愛する監督です。その彼がこの題材を選んだのは必然と言えるかも。 映画にでてくる父親はホラばかり吹いている変人で息子とは不仲。息子は徐々に父親を理解しようとする・・なんて、監督の理想の父親像そのまんまのような気がしてならないのです。 そんな監督だからでこそ、本当の恋に出会って時間が止まるシーン、水仙の花に囲まれて告白をするシーンを魅力的に描けるのでしょう。 息子が父にホラ話を語るシーンは涙なしには観れません。親と子の信頼と和解を描き、「人を幸せにするウソがある」と教えてくれたこの映画が大好きです。[映画館(字幕)] 10点(2010-07-16 20:00:09)(良:2票) 《改行有》

30.  映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち 《ネタバレ》 オリジナル版を観ていた大人にも、はじめて観るお子様も満足できる作品に仕上がっています。 オリジナル版から大きく変わっているのは、「青い球体」が可愛いサブキャラクターになっていること。 予告編では不安で仕方がなかったけど、これが映画を観てみるとなんとも愛おしい。 見た目は可愛いけど毒舌というキャラで、いまどきありえないくらいのベタベタのツンデレ具合です。 その新キャラクターの「ピッポ」がどういった役目を果たしているのか。 単純親しみやすく、可愛く、ギャグの要因としても機能しています。しかし、それだけではありません。 オリジナル版では孤独だったリルルが、心を許しあえていた友達がいたこと、しずかちゃんに会う前から「身を犠牲にしてでも好きな人を守る」性格であることがわかるのです。 さらにオリジナルでは、鉄人兵団とともに消えてしまうリリルの気持ちは、しずかちゃんのみに言われたものでした。 このリメイク作品では、ピッポという存在がいるおかげで、その気持ちが、のび太にも伝わるのです。 彼の存在は映画の主題を脱線させることなく、心理描写において役目を果たしていました。それだけでも賞賛すべきことです。 決して不満が無いわけではありません。しかし追加のエピソードのほとんどを、サブキャラクターの描写のみにおさめて、堅実にオリジナルの物語を再現してくれたことに、自分は感動しました。 ラストも、ピッポがいたことで、ほんのちょっぴりだけ違います。これももものすごくいい! 本作は「鉄人兵団」を好きなスタッフが作った、この先も末長く評価されるべき素晴らしい作品です。[映画館(邦画)] 9点(2011-03-05 22:38:07)(良:2票) 《改行有》

31.  ウォール・ストリート 《ネタバレ》 (超絶ネタバレしています)うひゃあ面白くない! この映画で主軸となるのは主人公のジェイクの復讐のはずです。 金融界のカリスマ:ゴードンの手を借りて、自分たちをハメた企業に一矢報いる。この物語が紡がれると当然思いました。 しかし映画はあれよあれよと全く関係のない方向へ・・・ カンブリア紀とバブル期を結びつける無理やりな主人公のナレーションから嫌な予感はしていましたけど。 一番気に入らないのは復讐の決着方法。 なんと妻の会社のウェブページでばらしただけで解決しました!わーい。 さらに妻のスイスにお金を下ろすぜ→研究所に送ったはずがゴードンさん持ち逃げという かつてのカリスマがこっすいことをします。 さらーにお腹の中にいる孫の映像を観て、結局ほだされてしまうゴードンおじいちゃん! ふざけろよ。 家を売っては失敗ばかりしている主人公のお母さんが「私は看護婦の年収を1か月で稼ぐのよ~」って言った後エンドロールで看護婦をやっていたのは面白かったんでこの点数です。 前作の登場人物をチラ見せさせるくらいなら、その時間を使って映画を面白くしてください。以上![映画館(字幕)] 3点(2011-02-06 23:24:08)(良:2票) 《改行有》

32.  REDリターンズ 《ネタバレ》 ビョンホン様の残念さがたまりません。 だだっ広い部屋にぽつんとある一畳だけのタタミの上で殺しの相談をするのが意味がわかりません。 「世界一の殺し屋」のはずの彼がパリの街中でマシンガンをぶっ放すというスマートさのかけらもない方法を取ることが理解できません。 しかも飛行機をパクられて「最高に苦しむ薬を用意しろ!」とキレます。 その後では銃を使わずにいきなりボコりはじめました。さらにビョンホン様の腕はガラスの扉に手錠でくくりつけられてしまい(注:世界一の殺し屋です)、逮捕しようとした警官と肉弾戦をはじめます。 ビョンホン様はブルース・ウイリスと喧嘩でも負けている上に、フランクに「世界の危機が迫っている」「お前にも正義があるだろう」と言われただけであっさり仲間になります。安い、安すぎるぜ。 ラストでは「あの(爆破された)飛行機は俺のだぞ!お前への依頼が20億(なぜか字幕では円で計算されていました)、飛行機が30億だ!殺してやる」と小物っぷりを見せつけます。 うん、大好きです。あとメアリー=ルイーズ・パーカー(49歳)めっちゃ可愛い。[映画館(字幕)] 6点(2013-12-17 20:19:22)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

33.  ちょんまげぷりん 《ネタバレ》 いや~楽しかった。侍が現代にタイムスリップして、菓子職人として活躍するという単純なプロットですが、始終クスクス笑える良質なコメディ映画に仕上がっています。 ともさかりえの持ち前のギャグっぽさもいいですが、それ以上に錦戸亮の侍のハマリっぷりが素晴らしい。彼が昔の言葉で話すだけで滑り知らずで、なおかつ格好いい。映画初出演にして初主演ということですが、もっと映画に出て欲しいと思います。 ハンバーガー店で子どもに一喝するシーンが素敵。こういうしかり方をすることって現代では少なくなってしまったのかもしれないので、ハッとする親御さんは多いでしょう。老若男女すべてにおすすめできる良作です。 [映画館(邦画)] 8点(2010-09-29 23:06:25)(良:2票) 《改行有》

34.  映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 声優が全て交代した「わさびドラ」世代の映画には、「大山のぶ代時代のリメイク作」と「オリジナル作」があり、本作は後者です。 リメイク作には「新・のび太と鉄人兵団」という傑作もありましたが、オリジナル作品群は駄作ばかりで、がっかりしていた人も多いことでしょう。 しかし本作はそんな心配は無用。泣いて笑える、素晴らしい作品に仕上がっていました。 その完成度たるや、近年のピクサー作品にもひけをとらないと断言できるほどです。 特筆すべきは伏線の張り方の上手さです。 何気ない台詞や行動が、ラストの展開にしっかり意味を持つようにつくられています。 いつものメンバーがそれぞれしっかり活躍してくれるのもたまりません。 劇場版になるとやけにかっこうよくなるジャイアンもお約束ながら惚れそうでした。 感動したのは「ドラえもんが鈴を大切にする理由」でした。 そこには子どもにこそ伝えたいメッセージも内包されているのです。 これだけで子どもを持つ親御さんに、子どもにせがまれてもそうでなくても是非劇場で観ることをおすすめしたいと思います。 また、この作品はその昔にドラえもんの映画にわくわくしていた大人のファンにも大推薦です。 なかなかマニアックなファンサービスもあり、ドラえもん好きならきっとより楽しめるはずです。 「誰が観ても面白い」映画として、この春の一押しです![映画館(邦画)] 9点(2013-03-10 01:02:51)(良:2票) 《改行有》

35.  ボーン・レガシー 前シリーズとの関わりが薄い。 映画では「アルティメイタム」と関連した情報がいくつか出てくるのですが、これが本編の物語に絡むことがほとんどないのです。 結果、 ①ボーンシリーズを観ている人→シリーズとの関連がほとんどなくてガッカリ ②ボーンシリーズを観ていない人→意味不明な用語や登場人物が多くて内容を理解できない と、どっちもダメな状況に。 企画と脚本段階から間違っている気がしないでもないです。 また、本作で名前が提示される「計画」はなんと4つもあります。 ・トレッドストーン→前作までの主人公であるジェイソン・ボーンを生み出した計画 ・ブラックブライアー→「アルティメイタム」で明かされた新たな計画 ・アウトカム→本作「レガシー」の主人公であるアーロンを生み出した計画 ・ラークス→感情を排した暗殺者を作り上げる計画 下2つが本作で新しく示された計画なのですが、とりあえず多すぎじゃね? この用語の多さは映画の内容をわかりにくくしているだけのように感じます。 ボーンシリーズとのつながりはひとまず置いておいて、ひとつのアクション映画としてはどうか?と問われれば、それほど悪くはありません。 大筋のストーリーはシンプルにまとまっているし、主演のジェレミー・レナーによるアクションも確かなクオリティです。 全てが洗練されていた「アルティメイタム」と比べると物足りなさもありますが、劇場で観る価値はあると思います。 ただし本作はテンポが本気で悪い。 会話シーンが今までに比べて冗長だし、これまた本編にうまく絡んでいないところも多いのです。 これはいままでのシリーズと監督が交代したためでもあるのでしょうが、シリーズのスピーディな展開を求めると確実に裏切られると思います。 さらに言えば、ボーンシリーズの醍醐味であろう「CIAが最善の方法で追跡し、相手はそれを凌駕して逃げおおせる」という要素も薄く、盛り上がりに欠けています。 重ねて言いますが、一本のアクション映画としては十分観られます。 しかし本作はシリーズのファンの期待に応えているとは言いがたいです。[映画館(字幕)] 4点(2012-09-30 11:37:49)(良:2票) 《改行有》

36.  中学生円山 《ネタバレ》 この映画で皆が思うのは「どこからが妄想で、どこからが現実か?」ということでしょう。 自分は、円山が警察の話を聞いたあとからが、円山の妄想であると思います。 学校で羞恥心なくズボンをおろすこともありえないし、一度は戸惑いがあったとはいえみんなが「自主トレ」を応援してくれることも常識で考えればありえません。 円山は見事な軟体でヤクザの攻撃を避けていましたが、最後に清水さんに再会した時には、もとの体の硬さに戻っています。 そもそも、下井のベビーカーが銃に変形し、下井がヤクザを倒すという展開がもっともありえないでしょう。 この妄想は、円山の願望が現れていると言えます。 円山は、清水さんから「どうして人を殺してはいけないのか」と問いただされていて、上手く返すことができませんでした。 その後、円山は自分の妄想の理解者であった下井が、人殺しであるかもしれないと告げられるのです。 円山にとって、それは現実だと信じたくないことだったでしょう。 だからでこそ、円山は自身がみんなに祝福される上に、下井が大暴れをするという妄想をしたのではないでしょうか。 団地に平和が訪れたあと、円山は清水さんに「正義のヒーローっていうのは、人を殺しちゃいけない理由を知っている人だよ」と言いました。 妄想の中でも下井はヤクザを撃ち殺しています。 円山にとって、下井は正義のヒーローではありません。 しかし下井が「子連れ狼」としてヤクザを倒し、円山とともに戦ったことは、円山にとって現実の殺人と比べれば陰惨なものではなかったでしょう。 円山は、現実の残酷さを妄想で「上塗り」したのです。 そしてなぜ下井は円山の妄想に乗っかり、そして妄想を続けることを推奨したのでしょうか。 それは下井が「中学生が現実にやったこと」により、妻の命が奪われたたためでしょう。 妄想であれば、誰にも迷惑をかけることも、誰も傷つくことはありません。 さらに、妄想の中では(ある程度は)好きなようにキャラクターや物語を作り上げることができます。 下井の妻を殺した中学生も、妄想の中で欲望を発散していれば悲劇は起きなかったでしょう。 そして、妄想を信じることができれば、現実のネガティブな側面も覆い隠すことができるのです。 それこそが、下井の「現実に負けるな。妄想が現実を越えれば、それは真実になるんだ」ということばの意味でしょう。[映画館(邦画)] 7点(2013-05-23 01:18:08)(良:2票) 《改行有》

37.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 リスベットは一見とっつきにくいキャラクターですが、実に魅力的です。 彼女は登場したときから「それは項目外」と言い、興味のあることしか報告をしない性格でした。 (ミカエルの)プライバシーに関することは報告書に書いていませんでした。 でも実際は性生活までもを知っているのです。 しかし、終盤に彼女がミカエルに「(あなたの)口座に6万5000クローネがある」と告げたとき彼女はこうも付け加えました。 「何でも知っていてごめんなさい」と。 彼女は凄腕のハッカーであり、驚異的な記憶能力をも有しています。 興味を持った人間について何でも知ることができるのです。 しかし、そんな彼女もそれに対する罪悪感を持ち、プライバシーを遵守していたのです。 リスベットの根本にある性格が垣間見れた瞬間でした。 12歳のころに親を殺そうとし、精神病院に収容されていたリスベット。 ミカエルがリスベットに会いたいと言ったとき、担当の人は「辛い人生でした、これ以上彼女を苦しめないでください」とも言いました。 この作品だけではリスベットの詳細な過去はわかりませんでしたが、少なくとも彼女は性的暴行を受け、頼れる被後見人が脳出血で倒れ、信用できる者はいなくなっていました。 それだけに ミカエルがリスベットに触れていたときの「もっと触っていて」 マルティンが逃げたときの「殺していい?」 脳卒中で倒れた元被後見人に「いつも悪いニュースばかり、でも今日は朗報よ、友達ができた」 とミカエルに対する信頼感が生まれてきているのが嬉しいのです。[映画館(字幕)] 6点(2012-02-26 10:50:18)(良:2票) 《改行有》

38.  DRAGONBALL EVOLUTION 《ネタバレ》 平均点上げてすみません。映画館で封切り直後に観たんですが、そのときの感想が「面白いじゃん!」でした。テンポいいし(上映時間90分以内)、アクションはそれなりだし、ブルマは可愛いし、ヤムチャの登場シーンがうさんくさすぎて爆笑したし!しかしネットの評価その他もろもろ悪評ばかりであり、この映画面白いと思っているのは自分だけ・・?と若干不安になり、でもやっぱりこの映画嫌いじゃないなーと出来の悪い子どもをかばう親のような気持ちがふつふつとわいてきました。でも主人公をいじめられっ子にしたり、敵の手下を溶岩に投げ込んで足場にするという残虐なことをしたり、かめはめ波で心臓マッサージしたり、挨拶がナマステだったり、大猿が小さかったり、かめはめ波を出した方向に飛んでいったり、絶望の続編フラグを出したりと「それは違うよね」と思わせる要素がたっぷりなんで自分はこの点数が限界です。 面白く感じたのはデビルマンや北京原人、北斗の拳で免疫がついて感覚が麻痺してたせいもあるかもね。 <追記>個人的に一番好きなシーンはブルマが「ブリーフ・ブルマ」というフルネームを言うシーン。じゃあ父ちゃんのブリーフ博士はブリーフ・ブリーフじゃん。 ジェームズウォン監督は「ファイナル・デスティネーション」のメイキングを見て好きになったんで、これにめげず映画を作ってほしいです。B級寄りの。 [映画館(字幕)] 7点(2010-07-14 18:25:12)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

39.  ロビン・フッド(2010) 《ネタバレ》 ケイト・ブランシェットがかわいい。 鎖帷子を脱がしてくれと言われて恥ずかしがっていたり、 ロビンに対して半分むかつきながらも「ご一緒に寝てくれますか(スカートを広げながら)」や、 「良い騎士だ(GOOD KNIGHT)」を「良い夜(GOOD NIGHT)」と間違えた時とか超かわいいんですけど!なんだこれ。 もう一回言うけどかわいい。そして格好いい!後のことは知らない![映画館(字幕)] 7点(2010-12-15 23:40:54)(笑:2票) 《改行有》

40.  グリーン・ホーネット 《ネタバレ》 微妙。こんなに魅力のないヒーローもめずらしい。 いろんな秘密兵器が出てくる荒唐無稽なアクションや、アンチヒーローな主人公たちの成長を期待すると裏切られます。 「ヒーローに共通していることはなんだ?善人だと思われていることだ。悪のふりをして悪を倒せばいい」というセリフもありましたが、劇中では特にそういったシーンがなく、単に暴れまわってる主人公たちで終わっています。「悪のふりをする」というヒーロー像をみせてこそだいご味があるとおもうので、そこにも焦点を絞って欲しかった。 つっこみどころとしては、最後新聞社に車のまま突入するのはどうなんだろうか・・自分の会社をわざわざつぶしに行くなと思いますよ。敵のアジトだったらわかるけど。 スシ型のUSBメモリから音声をネット配信するのが目的なので、新聞社じゃなくてもいいのに。自分の会社を理由なく盛大にぶっ壊す主人公たちには共感を得れません。カトーも止めてやれ。 主人公たちが人を殺しているのも後味の悪さに拍車をかけます。せっかくノックアウト・ガスという非暴力的な武器もあるのに、何も殺さなくてもいいんじゃ、としか思えません。 カトーとブリットの確執も中途半端。 終盤カトーが「許すさ」と言うのですが、それだけで決着は消化不良。 中盤の喧嘩シーンもカトーが水に落ちて、泳げないので助けて終わりだし。 もう少し決着の付け方を考えてほしかった。 兵器を「ベン・ハー」に例えたり、映画ファン向けな箇所も多いだけに残念な映画でした。 [映画館(字幕)] 5点(2011-01-22 19:07:01)(良:2票) 《改行有》


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