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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1317
性別 男性
ホームページ http://minrou.seesaa.net/
年齢 36歳
メールアドレス baker221b@live.jp
自己紹介 全体的に甘めの評価になりがちです。
当然映画のジャンルによって評価にバラつきがあります。以下参考までに……。

評価が高くなりやすいジャンル:ミュージカル、B級アクション、ロマコメ、バカコメディ
評価が低くなりやすいジャンル:ミステリー、サスペンス、ラブロマンス

基本的に過激な映画が好きです。暴力的な意味でも、性描写的にも、人間性の描き方でも
どれだけ感動的な映画であっても尖った所が無い映画より、過激な表現がある映画の方を評価しています。

13.4.27(追記)……TOHOシネマズが6月1日から高校生料金を1,000円にするとのこと。
今は若い方が映画館に少ない状態なので大変素晴らしいと思います。
(日本の料金はそもそも海外に比べて高すぎる。価格も一律で決められているから劇場間の競合も生まれにくい)
でももうちょっとシネコン自体が上映する映画のラインナップを改めた方が良いのでは。
客が集まる邦画をバンバンかけるのは経営としては正しいけれど、いつか必ずしっぺ返しが来るのは判り切っていることなのに。

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41.  希望の国 《ネタバレ》 観た感想を率直に言うと、今観れて良かったです。劇中では何度かこんな言葉が繰り返されます。ニュース番組のキャスターは「大変な時こそ大きく騒がないで大きく構えていきましょう」、お笑い芸人は「こんな大変なことは置いといて僕らはお客さんを笑わせますよ」とか。人間は嫌なことや辛いことを忘れる能力が備わっている生き物です。大抵の人がご自身で被災されたり肉親を震災で亡くさせたりしなければ夜に悪夢で飛び起きたりすることは無いでしょう(テレビじゃ一応今でも日本中の人に傷跡がとか言うけど)。誰だって震災から1年半以上も経つと目の前の仕事とか生活とかの方が身近な問題になってしまう。今じゃニュースも新聞も被災地の状況より原発の再稼働の是非の方をよっぽど大きく報道するようになっている。 その1年前の出来事が段々過去になりつつある今、福島以外の原発が爆発してしまったら、というifを描いたのが本作です。この前、園監督の自伝を拝読したのですが、監督は前々作の「ヒミズ」で福島の被災風景をスクリーンに写したことでかなり非難の声を浴びたそうです。無神経であると。しかし福島の方には、よくぞ撮ってくれた、忘れ去られずに済んで良かったと感謝されたそうです。本作はその「ヒミズ」の被災風景のみで構成された映画と言えると私は思いました。つまりあの震災当時あったことそのものを今描こうと。皆は過去の出来事にしようとしているが、今一度思い出してみようと。私は本作を観て自分が震災を忘れようとしていることを自覚できましたし、そんな自分を仕方ないと許すと同時に恥じました。本当に今この映画を劇場で観れて良かった。 ただ映画としてどうかというと手放しで喜べないシーンも多いと思います。一番ガックシ来たのは、痴呆症で勝手に避難指定区域に入ってしまった大谷直子を何の理由も無しに夏八木勲が見つけてしまうこと。折角結婚指輪の話も入れているのだから、かつて思い出の場所だったから分かったとか何か一つ理由が欲しかった。ピアノがポーーンと一音だけなる音楽が繰り返されるのもそれを聞くだけで映画のテンポが死んでしまっている様に感じてしまい残念。マーラーの荘厳な音楽も繰り返されるとちょっとキツい。 ただし役者さんの演技は抜群に良い。特に夏八木勲と大谷直子の老夫婦はどう見ても長年本当に連れ添った夫婦にしか見えず、最後のキスシーンには非常に感動させられました。[映画館(邦画)] 7点(2012-10-31 22:29:02)(良:2票) 《改行有》

42.  TIME/タイム 《ネタバレ》 あのアンドリュー・ニコルの近未来SFと聞いたら観に行かずには居られなかった訳ですが、観終わった後の感想としては只々「微妙」の一言です。とにかくアマンダ・セイフライドの行動に無理がありすぎるし、とことん追手のキリアン・マーフィー達が無能すぎて全くハラハラしない。それにアクション映画として画面がノロノロ動くのは21世紀の映画としてはマイナス要素過ぎます。終盤のカーチェイスなんて50㎞/h位しか出てないんじゃないかというくらい動きがトロく、編集で誤魔化しきれていない部分が個人的に多く目に付きました。中盤からの義賊の様に強盗を繰り返す展開には開いた口が塞がりませんでした。スラムであんな簡単に銀行強盗できたら皆やってると思います。しかも時間を配られたスラムの人達はとっても紳士的で暴動も起きないし。どれくらいこの映画を真剣に観ればいいかが分からなくなります。それにしてもこの映画は一応ディストピア映画に該当すると思うのですが変な作品ですよね。大体のディストピア映画が人間性が失われた社会主義を批判しているのに、この映画は資本主義を批判し、時間を平等に人々に分け与えることによって社会主義的な世界を実現して終わっちゃう。とにかく変な映画です。[映画館(字幕)] 4点(2012-03-03 18:44:13)(良:2票)

43.  プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 大変良くできたシナリオの映画だったと思います。私が一番近いと思ったのは『千と千尋の神隠し』です。つまり女の子が無縁の世界に飛び込み、地獄巡りのように苦労を重ねて自身の価値観を見つめ直すという話、ということ。 この映画は主人公アンディの世界を内と外にハッキリと分けている。その境界線を引くのに使われている小道具は"食べ物"です。アンディの外の世界、即ちファッション業界では食べ物が非常に粗末に描写されている。食べる筈だったコーンチャウダーをゴミ箱に投げ捨てるナイジェル、急に会長との食事が入ったからミランダから頼まれていたステーキを捨てるアンディ。逆にアンディの内の世界、彼氏のネイトは料理人で美味しい食事を作っているし、友達と会う場面は食事シーンが多い。 そしてその様に分けられた外の世界は私生活が徹底的に犠牲となる世界です。ナイジェルは「昇進したら私生活なんて無くなる」と言い、エミリーは挫けそうな時「I love my job, i love my job」と自分に言い聞かせ、それはボスのミランダさえ例外では無く彼女は数度目の離婚の危機に悩んでいる。 アンディはそこで一度は頑張ってみるものの、全てを犠牲にした上司を見て"私の世界はここじゃない"と察して仕事を辞める。そして真に自分の力が発揮できる職場に自分の能力により入る。初めはファッション業界を足掛け程度に思っていた鼻持ちならない主人公が。非常に単純なストーリーと言ってしまえばそうですが、そういうストーリーの流れを言外で描写しているのが上手いと思いました。だから主人公が成長していないと勘違いする人が多いのも当たり前だとは思います。 それでもファッションについて、「ここぞという時にオシャレをしていれば良いんじゃないの?」と普段から思っている身としては序盤から中盤にかけてはかなり物語に乗り難かったです。別にセーターでもアンディ可愛いだろと思ってしまったしなぁ。逆に大人になってまで外見を気にして、外見で人を判断して正直滑稽に見えます。そんな個人的な理由によりやや減点してしまいました。 それから映画の話なのでどうでもいいけど、上司の傲慢さにも限度がありますよね。あれだけプライベートなことを部下にさせると、有能でも部下が付いてこないと思うんですがね。それともファッション業界はホントにあんな理不尽が服着て歩いている人だらけでも成り立つんだろうか。[DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 17:21:17)(良:2票) 《改行有》

44.  藁の楯 《ネタバレ》 藤原竜也の醜悪な演技にヤラれました。 この映画のストーリーは簡単に要約してしまうと「極悪人であっても法の下に平等に扱うべきかどうか」ということだと思います。この作品は二つの解を提示する。 一つは主人公が選んだ"どんな人間も法を無視して殺されるべきでない"というもの。ましてや賞金を得るために人を殺すなんてとんでもない。 もう一つは劇中の誰もが話すように"更生が絶望的な社会のクズは法に関係なく排除すべし"というもの。この感覚を観客が共有するには清丸が更生不可で社会に害しか及ぼさない完全な悪である必要がありますが、藤原竜也は少々やり過ぎな感もありましたが、その役柄に求められるキャラクターを見事に演じ切っていたと思います。 私も主人公の最後の決断を支持したい一方で、清丸の様な人間なんて問答無用に殺してしまえばいいと思ってしまったので、まんまと三池監督の掌の上で転がされてしまっていたんだと思います。 この清丸のキャラクターの描き方は秀逸で、母親の死を知り泣き崩れる姿を見て、「ああ、やはり生まれついての悪人はいないんだな。だから更生も可能な筈だ」と思わせておいて、松嶋菜々子演じる白岩の殺害(殺した理由がオバさん臭いというのも嫌悪感を増大させる)、死刑判決時の「どうせ死ぬんならもっとやれば良かった」という発言により、観客をとことんアンビヴァレントな状況に追い込んでいく。この辺りの脚本は素晴らしいです。 それから『十三人の刺客』の稲垣五郎、『悪の教典』の伊藤英明に続いて、いつも基本的に良い人しか演じない大沢たかおのイメージを逆手にとったキャスティングも見事でした。 少し気になってしまったのは役者さんがややオーバーアクト気味だったこと。芝居がかり過ぎているというか、Vシネ時代の三池監督の作品を見ているようでした。具体例をあげるなら岸谷五朗の「無い!絶対に無い!断じて無い!!」っていう台詞とかね。まあ気になって程度ですが。[映画館(邦画)] 7点(2013-05-06 23:41:02)(良:2票) 《改行有》

45.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 タイム・トラベル物では所謂「セワシ君問題」が常に付き纏います。タイム・トラベル物の代名詞、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの二作目では主人公の軽率な干渉により未来が大きく捻じ曲がる。本作ではティムはとにかく自分の意中の女の子を自分のものにすべく過去を改変していく。具体的には彼女からチャラ男を遠ざける。チャラ男と付き合っているメアリーも幸せそうだったけどな!初エッチを何度も繰り返す。初エッチってそういうものか?もっと別に良いものがあると思うんだけど。つーか普通に彼女に失礼だろ。個人的には人生って後悔とか苦難があってこそだと思っているので、自分の欲望のままに行動するティムにこの時点から結構ムカついていました。 決定的だったのが過去を変えたことで自分の娘が息子に変わってしまっていたことに驚く場面。その後、ティムは過去を元のシナリオに戻し、娘が無事で良かった良かったと済ませているのですが、改変したことで生まれた男の子はどうなるんだよ!こいつ本質的に自分の息子を殺してます。 前述した『バック~2』だって、もしビフとお母さんの間に出来た赤ちゃんが画面に映ってたらエンタメとして綺麗じゃないと思うんです。マーティーが未来を元に戻したら、その赤ちゃんは存在が消えちゃうわけで。そういう所が本作はホント無神経だと思う。 また腹が立つのが、そういう無神経さに関わらず、最終的には「タイムトラベルなんかせずその日その時を真剣に生きるんだ」という結論に行くんですが、それなら自分の息子の存在を消しちゃったときに後悔して気付いてくれよと。 あと、もう一つだけ文句言わせて下さい。タイム・トラベルが出来るようになったら普通何をしますか?私利私欲の為に使いますよね。男なら助平なことに使うに違いない(しかし本作では女性が引くような生々しさは排除されている、素晴らしいね)。でも、いずれ人助けに使えることに気付く筈。ニュースでは消防車が遅れて焼け死んだ人や、親からアビューズされて亡くなった子どもや、ストーカーに殺された女性の話題に事欠かない。別にヒーローじゃないんだから身を挺して守れとは言わんけど、消防署や警察署に電話くらいできるでしょ。偽善ですらない。頼むから人を助けてくれ。自分のことばかり考えないで。[映画館(字幕)] 2点(2014-12-22 19:24:25)(良:2票) 《改行有》

46.  テッド2 《ネタバレ》 前作に引き続きお下劣ギャグがこれでもかと入っています。また映画ネタも多く、特に『ジュラシック・パーク』のパロディーは演出等も含めて非常に良く出来ていて笑えました。また終盤のコミコンも、映画ネタを盛り込むにはもってこいの舞台なので、色んなコスプレのキャラクターが暴れまわる様はまあ面白かったです。 但し、前作にも増して即物的ギャグに徹してしまっている気はしました。前作はテッドの無茶苦茶な行動がギャグとして機能していましたが、本作では既にテッドの人となりを知ってしまっているので、キャラクターの説明にもなっていないギャグが矢継ぎ早に詰め込まれている感じでしたね。個人的にはストーリーをちゃんと補強するタイプのギャグのほうが好きです。 あと物語の肝となる「テッドが人間であるか否か」を問う法廷劇が割とあっさりと終わってしまうのは残念でした。終盤でモーガン・フリーマン演じる人権派弁護士が簡単にテッドが人間であることを証明してしまうのもどうなのかと。もう少しヒロインの弁護士として仕事の成長も描いて良かったんじゃないでしょうか。[映画館(字幕)] 7点(2015-08-28 17:36:03)(良:2票) 《改行有》

47.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 映画の都合で状況が成り立っている場面が非常に多い作品。オープニングのトルコでの怒涛のチェイスシーン。車・バイク・列車と次々と場面が目まぐるしく変わり、とても面白い。オシャレなボンドが重機で敵に対抗するという画もギャップがあるし、その重機を車両間の橋にするといったアイデアも良いと思います。でも重機をズンズンよじ登っている時に敵が何もしないのはおかしくないですか?つまり「重機を橋にする」という画を成り立たせるために邪魔な敵の存在を消している(この映画では何故かさっさと前頭車両に移っている)。予告編でも流れていたロンドンの地下鉄で列車が次々とボンドに襲いかかるシーン。確かに列車が脱線して飛び出す画は面白いけどボンドが丁度あの位置に立ち止まるって何で敵が分かるの?しかもボンドは敵がペラペラ喋るのずっと聞いているし。さっさと撃てよ。最後の舞台となるスコットランドの洋館の展開には開いた口が塞がらず。なんでMI6の弱みを握っている敵が態々敵地まで乗り込まなきゃいかんのだ。「お前らさっさと俺のアジトにやってこないと、また諜報部員の個人データを公開しちゃうよー」ておびき寄せればいいのに。Qは「パン屑は大きすぎても怪しすぎるからいけない」とか言ってましたが、あんなスコットランドの田舎に立て篭っていたら絶対に罠を仕掛けているに決まっているだろう。しかもヘリから降りないで、ミサイルでもなんでもぶち込めば終わるのに。最後にMと無理心中を図っていることから想像するに自分の手で直接殺したかったのかも知れませんが、それなら館を襲撃したとき手榴弾をポイポイ投げてたのは変です。折角の凄腕エージェント同士の対決にイマイチ凄さを感じられなかったのも残念です。というかあの『ノーカントリー』で歴史的な悪役を演じたハビエル・バルデムを担ぎ出して、あの浅薄な悪役描写はあんまりかと……。それにボンドガールの扱いが史上最強クラスに杜撰。まあそんな風にツッコミをついつい入れたくなる程に粗い脚本でした。本シリーズの007は過去作と異なりリアル路線で作っているから、どうしても旧シリーズに比べて脚本の粗が目立ってしまう。今度は細部までリアルにこだわった007が見たいものです。それこそ劇中で繰り返される様に、古き良きものが現代で生き残れる道でしょう。リアル路線の007は全然アリだと思いますが、本作はちょっと失敗作だと感じました。[映画館(字幕)] 5点(2012-12-01 17:40:50)(良:2票)

48.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 とっても怖かったです。今の詰まらないホラー映画みたいに「バーン!」て音で怖がらそうとしていない分、余計に怖い。静謐な南極大陸の基地で起こる出来事であるという点も、The Thingが音もなく忍び寄ってくる恐怖と合っており良い。グッチョングッチョンのクリーチャーも勿論気持ち悪くて大変良いのですが、それよりも素晴らしいのはリーダー格だったカート・ラッセルがどんどん暴走していき、最後は疑心暗鬼なり疑わしい者を殺していこうとする所。こういう役割のキャラクターは普通のホラー映画なら中盤で死ぬような奴が担うものですが、普通に考えたらそのグループで一番権力持っちゃってる奴がそうなり易いですよね。その辺が変にリアルで怖かったです。こういう展開が後の「CUBE」等の傑作ホラー映画に受け継がれていると考えれば、ホラー映画の中で非常に重要な作品でしょう。[DVD(字幕)] 8点(2012-10-27 19:27:12)(良:2票)

49.  スカイ・クロラ The Sky Crawlers 《ネタバレ》 兎に角、声を担当している役者達を如何にかして欲しいと思いました。意図的にやっているとはどうしても思えないほど、感情の起伏の表現が下手です。菊地凛子と加勢亮の二人がその中でも郡を抜いて酷い。役者を起用する方も、演じる方ももう少し考えて映画を作って欲しいと切に思いました。 昔ながらの戦闘機を用いた空中戦の迫力は一見の価値ありです。逆に言えばそれ以外は別に面白いと感じませんでした。[映画館(邦画)] 4点(2008-08-20 01:28:30)(良:2票) 《改行有》

50.  コン・エアー 《ネタバレ》 いかにもブラックカイマーがプロデュースした様なパニックアクション映画で、気楽に観れてそれなりに面白い作品でした。乗り物パニックとして王道をキチンとこなしている点がGOOD。こういう映画でありがちなキャラクターの没個性も特に見当たりません。一昔前に流行したレクター博士の様な異常性を持つインテリをこういうパニック映画に登場させるアイデアは面白いなーと思いました。しかもジョン・マルコヴィッチとスティーヴ・ブシェミがその役柄に良く似合う。ただヌルイなーと思った場面も結構ありました。数々の突っ込み所に関しては、バカアクション映画だから置いといてもいいのですが、最大の問題は前述したサイコパスのジョン・マルコヴィッチとスティーヴ・ブシェミでしょう。ハッキリ言ってスティーヴ・ブシェミが登場した意味が本当に分かりません。事件が発生した時点でサイラスというサイコ野郎がいるのに、もう一人サイコ野郎のガーランド・グリーンが乗ってくる。別にそれ自体に問題は無いのですが、それならガーランド・グリーンがサイラス以上のキチガイっ振りで、サイラスの計画を破綻させそうになるとか、何かガーランド・グリーンが登場した為に引き起こる事態になるとかしないと面白く無いでしょう。でも何も起きない。スティーヴ・ブシェミの演技が良かった為に、最後まで彼がストーリーに直接絡んでこなかったのは非常に残念です。[地上波(吹替)] 6点(2011-03-30 23:39:24)(良:2票)

51.  ALWAYS 三丁目の夕日 全てに於いて安っぽい演出、演技、台詞、音楽のオンパレードが続くので、個人的には終始最悪の気分でした。勝手に自分の心情を話し出す登場人物、吉岡秀隆の大根演技、小雪の指輪に関する恐ろしい程ベタな台詞、感動しろと言わんばかりに鳴り響くメインテーマ。こんな安い作りの映画が評価されている理由が全く分かりません。「昭和ってこんな感じだったな~」と思い出に浸るのは別にいいと思うのですが、映画の出来とは分けて考えるべきだと思います。いくら昭和の町並みが上手く再現されていたと言っても、映画的な場面が1ミリも感じられない映画を私は好きになれません。[地上波(邦画)] 0点(2010-04-11 19:54:10)(良:2票)

52.  エクスペンダブルズ2 《ネタバレ》 現代に蘇った燃える闘魂祭り第二弾。雑魚は基本的にド派手な爆発か拳銃で蜂の巣にして処理というかつて"ランボー"を演じてたスタローンらしく"乱暴"な映画。スタローンも『ランボー4最後の戦場』で真面目な暴力映画撮るようになったじゃん!と思っていましたけど、本作観ると『ランボー3怒りのアフガン』から何も変わっていませんなぁ。でもそれでいいんです。隠されたソ連の資源、恋人の話をしたらやっぱり死んじゃう新キャラ、最後は男と男の殴り合い、何十回観たかわかんないような内容ですが、それが俺たちの大好きな木曜洋画げk……ゲフンゲフン、正しいB級映画ってもんでしょう。今回からはブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーまで本格参戦してやりたい放題。しまいにはチャック・ノリスまでこの祭りに駆けつける!みんなアクションスターとして輝いてた時のことを思い出してか楽しそうに演じてますが、それでいいのかお前ら!まあ楽しいからいいんでしょうね。個人的には悪役をノリノリで演じてたジャン=クロード・ヴァン・ダムが最高でした。最後にお得意の開脚回し蹴りが決まった瞬間、心の中で「ヴァンダボー!」ですよ。 まあそんなくだらない感想は置いといても、B級アクション映画としてはとても良くできた作品だと思いました。取り敢えずスターを沢山集めれば面白くなるのかと言えば、そうではない実例『オーシャンズ~』シリーズがある訳で。本作はスターを沢山集めつつもそれぞれの劇中内でのキャラクター、今までのキャリアをメタ的に茶化したキャラクターを上手く描き分けることに成功していると思います。そもそもこんな大御所俳優にメタ発言させること自体が、普通の監督なら遠慮しちゃって注文できないでしょう。ジェット・リーが皆からチビって言われまくったり、シュワちゃんに『トータル・リコール』の削岩機で登場させたり、チャック・ノリスにチャック・ノリス・ファクト言わせたり……。勿論、その要求に快く(?)応じた役者がまず偉いと思います。最近は家政婦を孕ませたりロクな奴じゃねーなと思っていたけど、中々懐大きいじゃないか。見直したぞシュワルツェネッガー![映画館(字幕)] 7点(2012-10-27 00:06:38)(良:2票) 《改行有》

53.  白ゆき姫殺人事件 《ネタバレ》 率直に言ってしまうと"映画"として面白くなかったです。多分目指した所は現代版『羅生門』だと思うのです。数々の証言に信ぴょう性は無く、真相は藪の中に隠されていると言う、そういうストーリーです。ただ『羅生門』の方は事件の真相そのものに観客が疑いを抱く様になっている優れたミステリであったのに対し、本作は誰の目から見ても証言者の勝手な想像だろうと断言できることまで無闇矢鱈に藪の中に放り込む。例えば、証言者の一人、満島栄美が色々想像する話ってのは本当に想像でしか無い訳で、そんなものを映像で見せられても無駄に尺が長くなるだけだと思います。そのある事ない事想像する大衆の怖さを描いている作品でもあるのだから全くの無駄とは思えませんが、「そんな想像見せるならサッサと次の証言者の話に移ってくれない?」と思ってしまいました。 そして非常にキツかったのがワイドショーのシーン。意図はわかるんです。憶測の情報を基に勝手にある人物を容疑者として扱うワイドショー(数年前にみ○も○たが非道い憶測をしてましたね)、またその元となるネットの問題性。でもそのワイドショーの映像をわざわざ5分以上も見せる必要があるのでしょうか?普段あまりワイドショー番組を観ないので、このシーンはとても辟易しました。映画として必要なのは分かるけど、映画として全然面白くなかったです。 あと超バリアフリーな、わかり易ーい演出方法も正直どうなんだと思います。この映画は基本的に証言者のナレーションに合わせて進んでいきますが、例えばある証言者が「その時、私は見たのです。彼女が笑っているところを!」と言った時に、容疑者が「(ニヤリ)」と笑うシーンにはこっちが笑ってしまった。そんなシーンばっかり。 文句ばっかり書いてますが、要所要所でTwitterに興じる大衆の愚かさを描いた後に、終盤近くで美姫と夕子がロウソクを点滅させてお互いに繋がっていることを再確認するシーンは素晴らしいと思いました。Twitterもロウソク遊びも他者と交信し繋がりを持つという意味では同じですからね。でもそれって多分原作(未読)にある要素だろうし、映画化作品の良さとは別でしょうが。[映画館(邦画)] 3点(2014-03-31 00:56:54)(良:2票) 《改行有》

54.  ドラえもん のび太と鉄人兵団 《ネタバレ》 この鉄人兵団の何が素晴らしいかって、話自体は小さな子どもには理解できなくても、他の部分でしっかり楽しめるように出来ていることだと思います。 大人はのび太やしずかちゃんのリルルに対する思いやり、リルルがその優しさに触れて人間という生き物の素晴らしさを学ぶ事、そしてラストのリルルとしずかちゃんとの会話に象徴される人間とロボットの和解に感動できます。子どもはザンダクロスと鉄人兵団との戦いに興奮できるでしょう。 最後のリルルの死(リルルはロボットですが、彼女は壊れたのではなく、死んだのです)は涙なしには私は観られませんでしたが、感動を全く押し付けてくる感じが無かった事も良かったです。私のドラえもん映画のマイベストです。[ビデオ(邦画)] 10点(2008-08-05 15:44:05)(良:2票) 《改行有》

55.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 木下恵介監督の代表作にして紛れもない傑作。 小石先生が決して濁すまいと誓った二十四の瞳、彼等彼女等をあそこまで愛おしくキャメラに収めた時点でこの映画は勝ちだと思います。成長していくに従い、ある者は貧しさ故に将来の道を絶たれ、ある者は戦争に命を刈り取られる。少年少女時代の愛くるしい姿を見てきた者として、その無慈悲な結末には落涙せずにはいられません。極度の貧困や戦争がない時代に生まれた人達が如何に恵まれているか、再確認できる作品でもあるでしょう。木下恵介監督は数々の作品で、戦争に引き裂かれた家族・恋人を描きましたが、壺井栄さんの原作『二十四の瞳』は正に彼にとって望んできた作品だったのではないでしょうか。これ程、原作者と監督の資質がピタリと重なり合った映画化作品も珍しい。 一つの街や村を舞台に数十年を描くのは木下恵介監督の得意とする手法ですが、本作の主演である高峰秀子の演技はとりわけ素晴らしいと思いました。約20年の歳月を経て、新米教師から母親になり老教師となる姿を、全身を使って演じ分けていました。[DVD(邦画)] 9点(2013-12-27 23:21:31)(良:2票) 《改行有》

56.  永遠の0 《ネタバレ》 この『永遠の0』の原作者・百田尚樹と監督・山崎貴は非常に近い製作姿勢であると思っています。つまり受け手の無知を前提に置き、全てを懇切丁寧に押し付けがましく描写しているということです。今回は映画のレビューなので映画に限った話に留めます。 これまでの映画でもそうであったように、山崎貴は感動的な音楽と過剰な説明的台詞、泣きの演出で観客の感情を無理矢理にでもコントロールしようとする監督だと私は思います。本作でもその作風は健在で、あらゆる場面で辟易しました。 例えば音楽では、この映画では感動的か緊張的な音楽がほぼ常に鳴っている印象です。回想から現代パートに戻っても延々と「感動しろ!」と言わんばかりに鳴り響いている。ハッキリ言って無粋だと思います。 例えば過剰な説明としては次の場面。宮部の初登場シーン、次々と空母の着艦に失敗する戦闘機が映り、整備士たちが「ハッハッハッハ!」とまるで万歳三唱のように笑う。私はコントを見ていたのでしょうか。誰かが宮部の悪口を言う時は本人や上官が聞こえる位置で態々言う。そんなことしたら処分モノじゃないの? そもそも物語の文法が出来ていない。末期ガンに犯された井崎さんが、横須賀に寄港した際に宮部が家へ帰っていることを語り回想シーンに移りますが、宮部が家でどう過ごしたのかを勿論井崎さんは知る由もない。でも普通に詳細に描いてしまっている。この映画では戦争体験をした語り部の回想が繰り返されているのに非常に不自然です。恐らく「馬鹿な観客はそんな細かいことに気がつかない」と思っているか、作り手が単に馬鹿かどちらかでしょう。他にも色々ありますがとても書ききれない。 そういうことで観ている間色々残念というか悲しい気持ちにさせられましたが、何より悲しかったのが劇場内の反応です。終盤ではかなりの数の観客がすすり泣きしていました。つまり山崎貴の演出は余すところなく観客に伝わっており、その演出に白けている私の方がマイノリティなのだ。権威的で言いたくはないけれど、昔の名画というのは観客に読み解かせる余白をもっと残していたと思う。私にとっては過去の名画こそ失われた幻の零戦と言うしかありません。 ああ、戦闘シーンは良かったですよ。それだけ。[映画館(邦画)] 4点(2013-12-28 22:33:20)(良:2票) 《改行有》

57.  96時間 リベンジ 《ネタバレ》 B級アクション映画の続編としては驚異的な面白さでした。もうリーアム・ニーソン演じる親馬鹿ダディを見ているだけで笑いがこみ上げてきます。愛娘に彼氏がいたからってくぅ~ちゃんみたいな泣きそうな顔する所とか最高です。リーアム・ニーソンは本当にオイシイ役を掴んだなーと思います。 前作同様に事態のセットアップが済んでからのスピーディーな展開は健在。但し前作ではダディが「敵をぶん殴る→拷問→殺す」だけだったのが、アクションに本来非力な娘が絡み敵味方のパワーバランスがコロコロと変わり見ごたえがありました。 しかし前作では鳴りを潜めていたリュック・ベッソンにありがちな"異常に都合の良い女キャラ"感が本作では炸裂しています。まず前作のパリであんな危険な目にあったのに母娘はホイホイとイスタンブールまで来んなよ!エンディングでは家族揃ってパフェ喰ってるけど、今回の騒動はハッキリ言ってダディが原因だからな。普通ダディから遠ざかるだろ(若しくはダディが身を引くか)。 ツッコミどころも満載。娘は「そんなの無理よ!できないわよ!」とか言いつつイスタンブール市内を無免許で爆走する。ここは大爆笑でした。ダディは「これからパパとママは拉致される」って電話してから娘にクローゼットに隠れろとか色々指示するけど、何で敵はボケーと立ってるんだよ。娘が逃げられないように手を打てよ。あと敵はダディの元妻という最強のカードの使い方が下手過ぎ。折角の人質なんだからもうちょっと使い方考えようぜ。 それから無意味なアップ、真上からの撮影が多すぎでは?色々な格闘シーンで真上から写してキャラの位置関係を見せるんだけど、余りにも一瞬過ぎてとても判りづらい。しかも沢山カットを切りまくっていてチャカチャカしているから何が写っているか良く分からない。ポール・グリーングラスのフォロワーなのは分かりますが、ちょっとアクションシーンは上手くないなあと思ってしまいました。[映画館(字幕)] 5点(2013-01-12 21:43:55)(良:2票) 《改行有》

58.  キック・アス 何というか……、この映画を作った人達の趣味が丸分かりの映画でしたね。それはつまり、アメコミ!バイオレンス!ロリコン!ギャング!マカロニ・ウエスタン!ですね。これらを一本の映画の中に「これでもかッ!」と詰め込んでいるんですから、いやはや大したものです。それでもこの映画が作り手の自己満足映画になっていない理由は、その基礎から綿密に積み上げられた高い映画作りの技術があるからでしょう。これだけエンターテイメント性の高い作品に仕上げながら、ギャグも沢山入れつつ、かつ間延びせず、最後には正義とは何かという重いテーマを持つ作品なんて中々観る機会は無いでしょう。 またアメコミ映画(特にスパイダーマンとバットマン)のパロディを入れつつも、パロディ元をバカにされた気がしないのは、作り手がパロディ元が持つテーマを十分に理解しているからと思いました。スパイダーマンは「大いなる力には、大いなる責任が宿る」という正義のヒーローが持つ宿命を描きましたが、キック・アスのテーマは「じゃあ大いなる力を持たない一般人には責任は宿らないのか?」という事。こういう事をキチンと描ける映画ってのは稀な気がします。勿論、コメディ映画としても非常に面白く、私が観た劇場では観客全員がゲラゲラ笑いながら観ていました。劇場でこれだけ笑わせてくれる映画も余り無いと思いますので、鑑賞する際は映画館をお勧めします。あとヒットガールとビッグダディ最高 笑。[映画館(字幕)] 9点(2010-12-22 19:47:14)(良:2票) 《改行有》

59.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 いやー……、一言で感想を述べると、非常に面白かったです!!ディズニーで正統派のプリンセス物(囚われのお姫様ですからね)は珍しいなーと思って、適当に観に行ったのですが、これがかなりツイストの効いた作品に仕上がっていて驚きました。まず白馬にのった王子で無く、暴れ馬に乗ったコソ泥という基本設定が面白いですねー。実際に彼の内面はコソ泥のそれでしかないのですが、ラプンツェルと行動を共にする内に内面が変化していくという流れは観ていて上手いなと思いました。悪役の魔女の設定も従来の悪役のプロトタイプに従っておらず面白い。髪の魔力を手に入れる為に、暴力を使わず口八丁手八丁で、ラプンツェルを連れ戻そうとする様は実にスリリング。そしてこの物語のテーマは「夢」。いいテーマだと思います。ならず者達が集まる飲み屋で、ゴロツキが18歳の女の子に殴られでもしたら、普通女の子がゴロツキに犯されるんじゃないの?と思ってしまいますが、まあこれは子ども向けアニメだからいいんでしょうね。豪く質の高い作品だなーと思って観終わったら、制作総指揮がジョン・ラセターでした。彼が絡むと何でも面白くなっちゃいますね!一つ不満点を挙げるとしたら、最初のセリフですね。「これは俺が死ぬ物語」ってやつです。ディズニー映画ですから王子様役が死ぬラストがNGであることは理解できるのですが、じゃあ最初からそんなハッタリかますなよと言いたい。個人的にラストでご都合主義的に死者が蘇る作品はそんなに好きになれないので、この点に関しては非常に残念でした。そういえばラセターは「ウォーリー」でも同じラストにしてましたね。[映画館(吹替)] 7点(2011-03-20 14:15:59)(良:2票)

60.  X-MEN:フューチャー&パスト 《ネタバレ》 個人的にブライアン・シンガーという監督は割と派手な演出をしない監督なのでアメコミ映画の様にド派手な見せ場が必要な作品よりは、『ユージュアル・サスペクツ』に代表されるような優れた脚本がセットになった時に良い作品を作る監督だと思っています。なのでちょっと心配していたのですが、本作はブライアン・シンガーが担当したX-MENシリーズ作品の中では最も好きな作品になりました。大変面白かったです。 X-MENの根幹を為すテーマはハッキリしています。マイノリティへの差別・不寛容です。前日譚であった『ファースト・ジェネレーション』ではそのテーマを全面に押し出していましたが、本作でもかなり顕著に出ていて、本作では自分と異なる存在を排除しようとする思想が結果的に世界を滅ぼす話となっていて、まあ今現在でも世界の彼方此方でマイノリティに対する攻撃は存在しているので有意義な作品であると思います。但し、作品の結論が「他者を怖がらず、武力で排除するのではなく、分かり合う努力をしましょう」という一般的な価値観からすると普通であるので、突出した出来のストーリーでは無いなとも思いました。素晴らしい話だとは思いますが。 前日譚で袂を分かったチャールズとエリックが過去と未来の双方で和解する展開には胸が熱くなったのですが、その主として描かれる二人に対して、本来主役級である筈のウルヴァリンが全体を通して余り役に立っていなかったのには少し残念というか、もう少しアクション面だけでもいいから見せ場があってもいいかとも思いました。今回は、ビーストにボコボコにされるわ、面倒くさい局面で記憶を無くすわ、終盤で場外ホームランを喰らうわ、本当に終始可哀そうな役回りでした。 あと矢張りブライアン・シンガーらしく大規模なアクションの演出はかなり控え目で、終盤のマグニートーによる超規格外の磁力操作や、センチネルとの戦闘など、マシュー・ヴォーンならどんなにワクワクする画に撮っていただろうと、つい思ってしまったりもしました。[映画館(字幕)] 8点(2014-06-01 19:58:15)(良:2票) 《改行有》


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