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61.  伊豆の踊子(1974) 《ネタバレ》 アタシもアイドル映画だと思って見たクチなんで、内容はそんなに期待してなかったんだけど、案外しっかりしてるのねー。 旅芸人と書生であんなに身分の差があるなんて今じゃピンとこないけど…活動写真に行きたがってたかおるの邪魔をするおっかさんの「書生さんなんか好きになってもツライ思いをするだけ」ってのがひたすらせつないわよね。 百恵ちゃんの大根っぷりも初々しくてカワイイんだけど、この映画はなんといっても三浦友和!! 今の彼も渋くてステキだけど、この頃の純朴青年っぷりはホント驚異的ね! …ラストでかおるに絡む刺青のオッチャンも、おっかさんがうまくあしらってくれたとアタシは思いたいわ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-23 13:40:21)(良:1票)

62.  サイコ(1998) 《ネタバレ》 リメイク作品をオリジナルと比べすぎるのって、アタシはあんまり好きじゃないんだけど…こうも忠実に本家本元をなぞってあると比べたくもなるわね。 アタシがこの映画で気に入らなかったのは色合いとキャスト。 オリジナルは白黒だからなんとも言えないんだけど、こっちは全体的に明るすぎて不気味さが半減してる気がするわ。 マリオンの服の鮮やかなオレンジ色、ベイツ・モーテルの真っ赤なドア、明るいオリーブ色のベッドカバー…オリジナルは白黒でなにが写ってるのかはっきり見えないところなんかもあって、それが気味悪さを増してたのに、こんなに明るい暖色系にしちゃったのは…どうなのかしら? 唯一バスルームの無機質で病院のような明るい白は好きだったんだけど、流れる血はもっとドス黒くしてほしかったわ。 キャストに関して気に入らなかったのは、やっぱりノーマン・ベイツ役かしら。 なんていうか…たくましすぎるし、顔も若干悪人顔すぎるような気がするわ。 やせてて優しそうな、それこそ虫も殺しそうにない男が豹変するから怖いのに、ヴィンス・ヴォーンだと別に意外性がないのよね。 やっぱ殺ったか、みたいな。 あと、ライラはマリオンの姉でしょ? オリジナルではそうなってたわよね? 単純な字幕の間違いかしら。 …なんだか映画の勉強してる学生が、自分の尊敬する偉大な監督の作品を模倣してみました!みたいなこの作品、きっとガス・ヴァン・サントはヒッチコックが好きで好きでしょうがなくってこんな映画を作るに至ったんだろうけど、音楽や演出はオリジナルを忠実に真似るにしても、色合いとキャストは新しく設定しなきゃいけないわけで、そこがこの映画でのガス・ヴァン・サントの唯一の腕の見せ所でもあったはずなのに…ちょっと残念ね。[地上波(字幕)] 5点(2004-03-16 19:01:02)(良:1票)

63.  黄昏に燃えて 《ネタバレ》 なんだか…ジャック・ニコルソンとメリル・ストリープの演技派対決!みたいな映画ね。 純粋すぎるがゆえに人間社会でうまく立ち回れなくて浮浪者になってしまったフランシスとヘレンを二人とも見事に演じてて、ほんと甲乙つけがたい感じね。 その辺の路上にいるホームレスの人たちも、アタシなんかには計り知れない過去を持ってるのかも…なんて考えさせられちゃったわ。 もちろんだからって路上生活万歳!ってわけじゃないし、いかなる理由があろうと家族を捨てて姿を消した父親はやっぱり許しがたいんだけど、なんだか人間って切ないなあって思っちゃったわ。 フランシスはこのあと家族のもとに帰ったのか…アタシはやっぱりほかの人たちと同じように、決して癒すことのできない心の傷をかかえたまま路上で野垂れ死にしたんじゃないかと思うの。 普通の生活に戻るには真面目で繊細すぎるのよ。 …なんだかほんと切ないわね。[DVD(字幕)] 7点(2004-04-03 13:29:26)(良:1票)

64.  パリのレストラン 《ネタバレ》 切ないけど温かい、とってもいい映画だったわ。 なんか日本人にも感情移入しやすい話よね。 頑固親父ぶりといい、陰で支える妻ぶりといい、papa, je t'aime.という言葉を恥ずかしがって隠す息子といい…そのまま日本に置きかえたって通用するわ。 これがアメリカならDADDY, I LOVE YOU!!なーんて声高に言っちゃって、ちょっと住む世界が違う感じだけど。 出てくるさまざまな登場人物のそれぞれがいろんな欠点を抱えてる、でもいい所もある、要するに普通の人たちなんだけど、そんな彼らのレストランにまつわる普通の思い出。 おそらく彼らは今後会うことも無くなってくるだろうけど、そんな彼らを結んでた大切なレストランがやむなく閉店するってのが、なんか人生の縮図みたいで切ない。 けど、なんか温かい。 なんでだろ? 大切な思い出としていつまでも残るってことをみんな心の奥底でわかってるから? アタシは、すごく仲が良くていつも一緒だったのに、小学校を卒業して次第に連絡を取り合わなくなった友達のことを思い出したわ。 ひさしぶりに連絡とってみようかしら。[地上波(字幕)] 8点(2003-12-06 21:11:21)(良:1票)

65.  キャビン 《ネタバレ》 うーん、イマイチ。 途中まではまあまあ良かったんだけど、ラピュタの内部みたいなとこで怪物たちがワンサカ出てくるあたりから、あまりのリアリティの無さにアタシは一気に興醒めしちゃったわ…。 あんなに大盤振る舞いしなくっても有名どころを5種類くらいのほうが集中できて良かったのに。 (大体ユニコーンにあんなことさせちゃダメよ!) …太古の昔から存在する地下の魔物を鎮めるために必要なのは5人の生贄なんでしょ? そんな派手にモンスター使って殺さなくっても、あの地下組織の人たちが誘拐でもして惨殺すりゃ事足りるんじゃないの?? 大体無事に儀式が終わってもどうやってあの怪物たちを収監するのよ!? あんな暴れん坊たちがおとなしくエレベーターに乗るとは思えないんだけど。 それに…生贄として必要な5人は淫乱・スポーツマン・ガリ勉・バカ・処女ってことは、京都のあの女の子たちの中にもすでに淫乱がいるってこと?? (ヤダ、末恐ろしいわね。) …とにかくアタシとしては最低限のリアリティはほしかったっていうか…。 なんの予備知識もなく見たアタシが一番ビックリしたのがシガニー姐さん登場のシーンっていう時点で…なんだかねえ。[映画館(字幕)] 5点(2013-05-11 22:16:25)(良:1票)

66.  オールウェイズ 《ネタバレ》 アタシは泣いたわよー。 確かにベタっちゃベタなんだけど、序盤のピートとドリンダの関係がとっても自然で微笑ましかったもんで、のっけから完全に感情移入しまくりだったわ。 ちゃんとピートは「I LOVE YOU!」って言ったのにエンジン音でドリンダに聞こえないあたりでアタシはすでにウルウルだったけど、ピートの飛行機が爆発した後の管制塔の中で茫然自失のドリンダとか、アルがドリンダを強引に連れ戻すとことか、テッドとドリンダのダンスを見せつけられるピートとか、飛行機の中でのピートのお別れの言葉とか…アラ、結局ずっと泣いてたのね、アタシ。 あ、それから評判の悪い最後のドリンダの暴走についてだけど、アタシあの場面のドリンダはこれで死んでもいいくらいに思ってたんじゃないかって思うの。 「命を懸けてまで誇り高く山火事消火に当たってたピートと同じことを実際にやってみて彼を深く理解したい」+「テッドがピートの二の舞になるかもしれないくらいなら自分が」+「亡くなったピートを愛してたはずなのに他の男に惹かれてく自分が許せない」…いろんな感情がゴチャマゼになってわけがわからなくなってたのよ。 で、ようやくピートのお別れの言葉である意味ふっきれるっていうか。 それこそハップが言ってたとおり、ドリンダだけじゃなくピートもあれでようやく解放されるわけよね。 いやー、皺クチャになっても可憐なオードリーはもちろんだけど、リチャード・ドレイファスもホリー・ハンターもジョン・グッドマンも素晴らしかったわー。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-30 21:14:44)(良:1票)

67.  アップサイドダウン 重力の恋人 《ネタバレ》 とっても不思議な世界観と御伽話のような美しい映像にアタシはウットリ! 身分を超えた恋ってのは恋愛モノの定番だけど、そんなベタなお話でも設定次第でけっこうイケるわねーって妙に感心したり。 まあそもそもの設定からしてツッコミどころ満載ではあるんだけど、そこはもうアイデアの勝利ってことで。 こういう類の映画は力技でねじ伏せられてあげたほうが見る側もきっと心地いいっていうか。 なので「自分の星の重力だけに引っ張られるなんてアリエナイ」とか、「逆物質は熱を持つっていう設定は主人公にバタバタさせるためだけでしょ?」とか野暮なコトは言わないわ。 でも…後半の急展開はさすがにかなり雑だと言わざるをえないわね。 もうちょっと上手にやれば後半にかけてもっとハラハラドキドキ盛り上がれたような気がするんだけど…ペース配分がおかしいのよ、ウン。 まあでもこういう映画、アタシは意外にキライじゃないわ。 ただ…ヒロインはもうちょっとキレイな子でも良かったような。 アタシどうも苦手なのよね、このキルスティン・ダンストとかグウィネス・パルトロウとかマギー・ギレンホールとかみたいな華のない女優って(ファンの皆さん、ゴメンナサイね)。 映画の中くらいは人間離れした超絶美女が見たいわー。[映画館(字幕)] 7点(2013-09-14 22:32:03)(良:1票)

68.  理由なき反抗 《ネタバレ》 やはり名作ってのはなんか理由があって後世まで残ってるのね、とアタシはこの映画を見て思ったわ。 映画の最初のほうはアタシも登場人物の自分勝手な子供っぽい反抗にイライラしてたけど、考えてみればこの子たち高校生なのよね。 あまりに老けた外見につい忘れがちだけど。 ホホ。 思春期ってのはわけもなくイキってみたくなったり、甘えてみたくなったり、大変な時期よね。 みんなが程度の差こそあれ通過する時期、この時期を過ぎればホントどうってことないことばっかなんだけど、きっと当事者にとっては大問題なのよ。 アタシもはるか昔に経験した気がするわ。 でも大人たちは、もう大人になったんだから、こういう時期を経験済みなんだから、こういう子たちをもっともっと大きな心で優しく受け止めてあげなきゃいけないのかもね。 ってことで、アタシみたいに「なにを子供っぽいこと言ってんのよ!」なーんて腹立ててちゃダメね。 ホホ。 はるか昔に忘れた思春期のバカバカしい、でもピュアな心を、ほんのちょっぴりだけど思い出すことができたわ。 あとアタシは1955年の映画に、家庭の問題から精神的にヤバくなっちゃう子供が描かれてるってことにビックリしたわ。 これってまさに最近のわけのわからない凶悪事件起こしちゃう未成年たちを予言してるみたいで、なんかゾクッとしちゃった。 ああいう子たちも一人一人接してみるとプレイトーのようにかわいそうな子たちなのかもなあ、とふと思ったりして。 ってな具合にいろいろ考えさせられるってところが名作といわれる作品の名作たる所以なのかしら、と思いました。 あ、ジェームズ・ディーンの母性本能をくすぐるかっこよさは言わずもがな、よ。[地上波(字幕)] 7点(2003-12-12 16:08:30)(良:1票)

69.  ミセス・ダウト 《ネタバレ》 ロビン・ウィリアムス全開でちょっとお腹一杯って感じがしないでもなかったけど、まあ楽しめたし良かったんじゃないかしら。 でもラストはアタシ的にはけっこう意外だったわ。 お互い憎くて別れたわけでもないし、「ダウトファイア夫人」のおかげで二人とも相手の長所を改めて見つめ直すことができたんだから、この際ちゃんとヨリを戻しても良さそうなもんだけど…。 離婚前のダニエルは仕事は続かないわ騒動は起こすわで、ダンナというよりはでっかい長男みたいだったからミランダが匙を投げるのもわからなくはないんだけど、「ダウトファイア夫人」になることでダニエルも成長したと思うのよね、ダンナとして父親として。 だったら問題解決!もう一回やり直せば??ってアタシなんかは思っちゃうんだけど…まあそんなに単純じゃないわよね。 ただ…男性が女装して家政婦として自分の家に入り込んで…っていう言わば絶対にありえない奇想天外ハチャメチャコメディで終盤まできてたのに、ラストで突然現実的になるのはちょっと違和感があるっていうか。 …離婚家庭が当たり前になってる現代のアメリカでは、「両親ともに揃ってる家庭=ハッピー」っていう描写はかえって社会的に受け入れられにくいのかもしれないわね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-26 14:19:51)(良:1票)

70.  耳をすませば(1995) 《ネタバレ》 若いっていいわね、微笑ましくって。 ホホ。 でもアタシ、きっと自分が中学生だったらこっぱずかしくって見てられないと思うわ、こんな映画。 今だから「アンタたち、頑張りなさいよっ!」って見てられるけど。 ってことはアタシは青春時代を過ぎて久しいってことかしら? やーね、年とるって。 でもほんの束の間、くすぐったいような青春時代を思い出させてもらったわ。 ところで、アタシはキザな天沢くんよりも野球部の杉村くんのほうが好きよ、素朴で純情そうな感じで。 雫ったら、男を見る目がまだまだね、なーんて。 ホホ。[地上波(邦画)] 6点(2004-03-13 00:26:24)(良:1票)

71.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 とってもおもしろかったわー。 でも…レーニンかよ!って感じ。 今さら「君たちは物欲に支配されている」とか言われてもねえ。 ソ連崩壊しちゃってて残念ねってなもんで。 それに自虐的な社会主義的全破壊主義でずっといくのかと思ったら、獣医になりそこなったコンビニ店員を後押ししたりして…なんなの?? もし無事に獣医になったら彼はきっと北欧家具に囲まれたセレブ生活するようになるわよ。 資本主義社会に貢献してどうすんのよ!?って感じ。 ラストにしても、社会の底辺の人々を解放するためのクレジット会社爆破な割に、その後おそらく起きるであろう恐慌にはまるで無頓着だし。 恐慌で一番苦しむのは結局底辺の貧乏人なのにね。 でもこれらの矛盾は「映画の矛盾」ではなくって「ジャックの矛盾」。 アタシ、この映画はすべてジャックという精神分裂症患者の「妄想」だと思ってるから、彼のすることに脈絡や一貫性がないのは至極当然、むしろ逆にリアリティすら感じるわ。 バーの外で自分を本気でぶん殴ってる男(気持ち悪すぎ)にあれだけたくさんの男が共感を持つとは思えないし、首を銃で撃って生きてるなんて絶対ありえない。 ってか脳を逸れても、あそこってモロ頚動脈だし!みたいな。 なのでメイヘム計画も最後のビル爆破も実際に起こったわけではないんじゃ??ってアタシは思ったんだけど…どうなのかしらね? ちなみにアタシはサブリミナル映像とジャックの病院での「目が覚めたら知らない所に…」発言で、ジャック=タイラーだって早々わかっちゃったわ。 なので驚きは全然なかったけど、それでもいろいろと考えさせられるこの映画、嫌いじゃないわー。 ところでブラッド・ピットのカラダ!! すごいわねー。 特にあのツンと上を向いたオシリ!! ヤバイわ。 でも全体的にはエドワード・ノートンのほうが好み!なのー(←何様)。[DVD(字幕)] 7点(2008-01-10 13:17:01)(良:1票)

72.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 泣いたわー。 澄んだ青空に黄色いハンカチがヒラヒラ舞ってるラストではアタシもご多分に漏れず大号泣! これはまさに映画史に残る名シーンね。 妊娠した時みたいに1枚だけでもいいものを、運動会の万国旗なみにたくさん飾った女心がカワイイわー。 …序盤はウザすぎる武田鉄矢とイモっぽくてカワイイ桃井かおりにどうしても目が行きがちだけど、島さんの過去が明らかになる後半はやっぱり健さんの独壇場! 渋くて影のある雰囲気と存在感はサスガよね。 倍賞千恵子の幸薄い感じもピッタリだし、寅さんの人情味溢れる警察官っぷりも良かったわー。 それにしても…アタシは女優(キャラ)「桃井かおり」の完成度にビックリ! 姐さんったら若い頃からホントにあんな喋り方だったのね。 オホホ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-11-26 13:27:59)(良:1票)

73.  DEATH NOTE デスノート(2006) 原作未読のまま期待せずに見たのが逆によかったのか、アタシはけっこう楽しめたわ。 絶対に原作者は、腹立つヤツの名前を書きとめておくノート「恨み帖」からこのデスノートっていうアイデアを思いついたんだと思うわ、アタシ。 「ここに名前書いたヤツ、みんな死ねばいいのに!!」的な。 でもね、そいつがどんなに悪いヤツだったとしても、人間が人間を裁くなんて間違いよ。 だって歯止めがきかなくなっちゃうもの(ドラえもんの「独裁者スイッチ」参照)。 夜神月(月って書いて「ライト」…本気って書いて「マジ」みたいなもんかしら?)も最初は正義感から犯罪者のみを殺してたけど、FBI捜査官を殺すあたりから際限なくなっちゃってるし、詩織を殺す頃には…もう鬼よ、鬼。 …そのへんの倫理的なテーマはとっても興味深かったわ。 ところで…日本でFBI捜査官が活動っておかしくない?? FBIって、州警察では手に負えないようなアメリカ国内の広域事件を担当=アメリカ国内での活動限定、じゃなかったかしら? こういう場合、日本に来るとしたらCIAなんじゃ…なーんて思っちゃったけど、まあ漫画ですものね。 とりあえず後編も見たいと思ったし、それなりによかったんじゃないかしら。 原作も機会があれば読んでみたいわ。[地上波(字幕)] 7点(2006-12-10 21:43:11)(笑:1票)

74.  ハムレット(1948) 《ネタバレ》 アタシ、恥ずかしながら今の今まで「ハムレット」がどんな話なのか知らなかったのよね…。 悲劇だったのね。 ホホ。 でもホントすばらしかったわ。 役者なら誰でも一度は演じてみたいというこの役、きっと何百回とこの役をやったであろうローレンス・オリビエは、やっぱり見事にカチッとはまってました。 さすがサーの称号を与えられた俳優さんね。 シェイクスピア原作のお芝居って、一つ一つのセリフがこれでもかってくらいに飾り立てられてるし表現も古いから、よほど上手な役者さんじゃないと、きっとセリフ回しだけで精一杯だと思うの。 それがこの映画はどの役者さんもとっても自然に見えて、すんなり話に入り込んでいけました。 ホントよかったわ。 何度も映画化されてるお話だもの、他のバージョンもぜひ見てみたい!と思ったわ。[地上波(字幕)] 7点(2004-01-12 17:51:49)(良:1票)

75.  ターナー&フーチ / すてきな相棒 すごーくひさしぶりに見たので、とっても懐かしかったわ。 アタシは若かりし頃、この映画ではじめてデンタルフロスなるものの存在を知ったのよ。 アメリカには面白いものがあるのねーって。 ホホ。 …動物が出てくる映画って、おいしいとこはすべて動物に持ってかれちゃうことが多いと思うんだけど、その点トム・ハンクスはちょうどいい存在感を保ってて、やっぱりすごいのねーってしみじみ思いながら見ちゃったわ。 内容的には適度にサスペンス、適度にロマンス、適度にコメディ、適度に友情ものって感じで、なんだか欲張りすぎな感じがしないでもないけど、1980年代のこういう映画ってアタシ嫌いじゃないのよねー。 なんとなく安心感があって。 …実はアタシ、最近のトムの映画はあんまり見てないんだけど、『スプラッシュ』とか『ビッグ』とかと並んでこの映画は、どことなくほのぼのとしててアタシは大好きよ。[地上波(字幕)] 8点(2005-07-27 15:14:37)(良:1票)

76.  ノッティングヒルの恋人 《ネタバレ》 まさに現代版『ローマの休日』って感じね。 アタシは『ローマの休日』の切ないエンディングがお気に入りなんで、ここまで綺麗にハッピーエンドだとちょっと物足りないっていうか…アンタ達、どうせ価値観が合わないとか言ってすぐ別れるんじゃないのー??とかイジワル思っちゃったけど、まあ王道ラブロマンスってことで悪くはないと思うわ。 ヒュー・グラントは母性本能をくすぐるような、ちょっと情けないタイプの男をやらせたらピカイチよね。 ジュリア・ロバーツは…アタシ的にはちょっと残念かしら。 ってかもうちょっと天真爛漫な感じの役のほうが彼女の魅力は発揮できるような気がするのよねー。 アナ・スコットってなんか酸いも甘いも噛み分けた感じでちょっと大人すぎるっていうか、スターの宿命を甘んじて受け入れちゃってる感じだし。 でもその割にフォーカスされたとたん理不尽にキレるから、もうなんなのー!?ってなもんで。 でもあのラスト、みんなが協力して駆けつける記者会見のシーンはやっぱりステキだったわ。 まあ不朽の名作『ローマの休日』へのオマージュくらいにとらえれば、これはこれでいいような気もするわ。[DVD(字幕)] 7点(2010-10-27 14:13:38)(良:1票)

77.  天使のくれた時間 《ネタバレ》 とってもいい映画だったわ。 でも…これってほんとに「天使のくれた時間」かしら? アタシには意地悪にしか見えないんだけど。 だって「あの」生活を知らなければジャックはずっと優秀なビジネスマンとして人も羨む生活を送れたのよ。 「自分はすべて持ってる」と言い切ったジャックに、「お前の生活に何が足りないか見せてやるよ」ってことであの黒人(何者なのかしら?悪魔?神様?)がした悪戯?傲慢なジャックに対する懲らしめ?ってとこじゃないかしら。 だってあの生活はほんの束の間のもので、絶対に手には入らないのよ。 それなのにほんの一瞬だけ味わわせるなんて…蛇の生殺しだわ。 ラストだって、ケイトは13年ぶりに会った彼が懐かしくなって、じっくりコーヒーでも飲みながら話をしてみようと思っただけで、今後彼らがうまくいくとは限らないし。 (もちろんパリ行きの飛行機を見送ったくらいだから、彼女も相当気持ちが動いてるんだろうとは思うけど。) もしうまくいって結婚ってことになったとしても、「あの」アニーとジョッシュは生まれてこないだろうし、「あの」生活は絶対に現実にはならないのよ…残酷だわ。 それでもジャックはエリートビジネスマンの生活を捨ててまで、「あの」生活を手に入れようとケイトを呼びとめるのね。 ジャック自身も気づいていなかった彼に足りなかった大事なもの、お金や名声じゃなくて家族との愛に満ちた生活、それが彼にとってどれだけ大切なものだったかって証拠よね。 もちろん幸せなんて人それぞれ、嫁子供なんて煩わしい、自由な独身貴族(もちろん金持ち)が一番さ!って人もいていいと思うけど、アタシは平々凡々が一番幸せだと思うほうなので、ラストのジャックの決断には大賛成! ラストでやっとスタート地点に立つことができた彼に心からエールを送りたいわ。 (…結局最後には自分にとって一番大事なものを見つけることができたジャック…ってことはやっぱりあの黒人は天使なのかしらね?)[地上波(字幕)] 7点(2006-06-16 18:22:01)(良:1票)

78.  ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 夢と希望あふれるファンタジー/冒険活劇を期待して見に行ったアタシは、冒頭の戦闘機爆撃シーンにビックリ仰天! でもそこから続く母子の別れのシーンなんてとーっても感動的で、この辺ですでにウルウルきちゃってたアタシは、このあと一体どんな素晴らしい展開が待ってるんでしょ!?と期待したんだけど…まあこんなもんかしらね。 映像なんかはすごいんだけど、子供たちの心の動きがいまいちうまく表現されきってないっていうか、ファンタジーな情景とか空想の世界の出来事なんかをCG駆使して表現するのに必死で、肝心な登場人物の感情描写は全部後回しって感じ。 なのでとっても感情移入しにくくって、特に戦いのシーンなんかは、どうせ映像技術のすごさを見せびらかしたいんでしょ??みたいな穿った見方をしてしまいそうになっちゃったわ。 登場人物の感情の見せ方にリアリティがないと、映像技術だけが上滑りしちゃって、一気にチンケな感じになっちゃうのよね、こういう類の映画って。 あともうひとつアタシが気になったのは、ディズニー系の映画にありがちな「味方=美形、敵=ブサイク」っていう表現の仕方かしら。 実生活にはキレイな顔してても性悪なのもたくさんいるし、悪人顔でも実は親切ってのもよくある話なのに、流血シーンは決して見せようとしない(=子供たちに与える影響を気にしてそうな)ディズニーが、「悪者は見かけも醜い」っていうわかりやすいステレオタイプをこうも過剰に見せちゃっていいのかしら??と。 …たくさん文句を並べたてちゃったけど、要はおもしろければいいのよ、アタシは。 でも、まあ悪かないんだけど…って感じのこの映画はとっても微妙なのよね、そういう意味で。 嫌いじゃないんだけどねえ。[映画館(字幕)] 6点(2006-03-05 19:34:54)(良:1票)

79.  夢のチョコレート工場 ♪ウンパ ルンパ ドゥパディ ドゥ…ダメだわ。 もう頭から離れない…。 タイトルから受けるファンタジーな感じとは違って、実際はけっこう毒吐いてる感じでとってもステキ。 子供をしつけるためのお話なのかしらね? 最近は特に可愛げのない憎ったらしい子が増えてるから、小学校なんかで見せたらどうかしら?なーんて。 でも子供だけじゃなく大人に対する教訓もしっかり感じられるわよね。 小さな人たち(この言い方セーフかしら?)が「子供がワガママなのは親が悪いんだ」みたいに歌ってて…ホント我が意を得たり!って感じ。 ギャーギャーわめく子供を叱りもせずに放ってる親を見たら横でコッソリ歌ってやるわ!! ♪ウンパ ルンパ ドゥパディ ドゥ…[地上波(字幕)] 7点(2005-01-30 14:08:44)(良:1票)


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