みんなのシネマレビュー |
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101. ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》 夢オチ賛成論者の私も今回ばかりはオイオイと思うような結末、このオチにする必然性がまるで感じられません。美しく、妖艶で見るたびに雰囲気の変わる魔性の女性いいでしょう、きれいで輝く映像もよい、光を所々キーにするなどはよいが、張り巡らされた伏線によってヤブヘビでオチがばれてしまうような杜撰さもある。ストーリーが強引過ぎて荒っぽいので粗が目に付く。3点(2004-02-03 17:36:22)(良:1票) 102. ひまわり(2000) 自分の葬式に自分の愛した男たちが勢ぞろいして、思い出を語り、ケンカまでして、夜を明かして、海へ自分を探しに出て行く、なんて幸せな女性なんでしょう。有りえないよなあ、葬式は行っても、忙しいとか仕事あるとか言って帰ちゃうもん。自分の葬式に愛した女性が勢ぞろい、ウーン来なくていいよ、私のときは。3点(2004-03-01 12:52:37)(笑:1票) 103. FRIED DRAGON FISH THOMAS EARWING'S AROWANA<TVM> 生き生きとしたミッチョンと陽炎のようなテロリストの浅野、生餌の金魚とそれを食わなきゃ生きられないアロワナ、アロワナの体色を輝かせるためには、生きのよい真っ赤な金魚が必要です。陰陽のメリハリの利いたドラマです。 6点(2003-11-16 10:09:11)(良:1票) 104. リリイ・シュシュのすべて 以前あまりのつまらなさに一度挫折、今回は我慢してどうにか最後まで見た。第一印象はあえてそうしているんだろうが、誰が誰だがわかりません。岩井監督も所詮この程度か?こんなの撮ればウケるとでも思っていらっしゃるのか?ただ淡々と描く事が現実だとでも思ってるのか?リアルに描こうと作為が働き過ぎでかなりイタく、14歳ってもっともっとずるくて、したたかで、意味なんて有って無く、汚く救われないと思ってるので中途半端です。自分もリリイ・シュシュであるとでも言いたいのか?0点(2004-04-04 07:53:23)(良:1票) 105. 時をかける少女(2006) 芳山和子は知世ちゃんが声をやっていてくれたならばねェ、オファーはしてたんだと思うんだけど残念だなァ。今まで何度も作られてきた芳山和子版”時をかける少女”を大胆にぶち壊しながら、紺野真琴の”時をかける少女”を作り上げたのは見事。3人の前に進むと壊れてしまう膠着した関係性が、ずっとこのままだったらという青春の永遠性をより強くし、タイムリープというリセットボタンが永遠に続くやり直す事のできる今よりも、一度きりのやり直しの利かない未来こそが面白いんだと気づかせてくれる。ツッコミを入れるならばいくらでも入れる事は可能だけど今回は止めておきます。[地上波(邦画)] 7点(2007-07-25 10:01:52)(良:1票) 106. タイタス すごいの一言、美術、衣装、映像、雰囲気どれも完璧に作られており、映画の中の世界に入り込んだら、すぐに抜け出す事ができないような作品です。ただ物語としてはすべてタイタスの蒔いた種、自業自得、因果応報な感じでした。6点(2003-11-08 23:57:49)(良:1票) 107. シン・シティ 漫画やコミックを実写化するという場合、いかに現実化させるかと思っていたので目から鱗、実写をいかにマンガに近づけるかという手もあったんですね。白と黒の世界にたまに見せる毒っぽい、キツメの原色がかなり効いてます。つねに流れる風やコミックらしい動きのカット割りがアニメーションじゃなくマンガの風合いでいいです。ストーリーも男臭さ漂うハードボイルドな世界、善悪や法律よりも”オレがルールブックだ”的な愛、ポリシー、生き様が直球勝負でガンガン攻めてきて気持ちいいです。ただ3つの話しの係わり方をもう一捻りして欲しかったです。[映画館(字幕)] 8点(2005-10-10 21:44:43)(良:1票) 108. 時代屋の女房 原作の方が面白かったが、映画には夏目雅子がいる。夏目雅子を見るだけでも価値あり。6点(2003-09-13 22:51:44)(良:1票) 109. タイムマシン(2002) タイムマシンで過去へ行っても歴史を変えることは出来ない。と言いたい訳だが、映画の中では彼女の死に方が変わって歴史が変わってしまっている。死の事実が変わっていないだけで死に方が変わっては歴史は変わってしまう。すべてあの強盗に殺されなくてはダメである。その時点からこの映画の説得力は0になり楽しめなかった。1点(2003-06-04 16:23:54)(良:1票) 110. この子の七つのお祝いに 原作を読んでから観に行きましたが、映像として血や赤を鮮烈に印象付けられるため、想像以上に怖かったです。血が血を呼び、愛を以てしても血をとめることは出来ない。復讐という使命を背負わされる娘と真実は、心理的にもかなりダメージを与えられる。[映画館(吹替)] 7点(2005-04-05 22:57:25)(良:1票) 111. 稲村ジェーン 嵐が来るまではなんとか我慢できるんだけど、あのシーンでぶっ飛びます。とても寒く、怖いホラー映画でした(笑)1点(2003-08-06 22:02:17)(笑:1票) 112. イルマーレ(2000) オチが最悪でした。歴史を変えちゃダメです。この手の話で歴史を変える話は絶対に認めません。他にも微妙に違和感を感じた。1点(2003-08-23 08:44:35)(笑:1票) 113. ニュースの天才 米国だからこんなヤツもいるのかなと思ったが、良く考えたら天下の”朝日新聞”はこんな記者だらけだった。教科書問題、従軍慰安婦、サンゴにNHK、田中康夫枚挙に暇なくこんなに捏造・誤報を生み出す記者と社風、しかも誤りを決して認めない体質が我国の大新聞だって言うんだから困ったもんだよ。[DVD(字幕)] 6点(2005-10-20 20:52:02)(良:1票) 114. ファイト・クラブ デビットフィンチャーの最高傑作。よくオチがわかったとか云われるがバレても全然観れるし楽しめるし、そもそもそんな事を問題にするのがナンセンス。ファインチャーらしい映像と世界観、倫理観などを楽しまなきゃ。10点(2003-08-04 11:28:25)(良:1票) 115. フォーン・ブース ほぼ全篇電話ボックス内で姿の見えない電話相手に向かって、一人芝居をしているコリンファレルに脱帽。ちょっとセブンのようなテイストを感じる、キリスト教的公開懺悔室映画。本来懺悔とは、懺悔する側が姿を隠し懺悔された側も秘密を他言しないのでしょうが、ガラス張りの個室でTVカメラで中継みなが注目する中、ただ一人愛する女性に向けて懺悔する。真犯人が神になり代わり、罪深き人間に悔い改めなければ罰を与え、世界のどこにいようとも見続ける、少々説教臭さを感じるものの、よくまとまって面白かった。ただあの場にいた人間の中で恋人だけは「死んじまえ!」と思ったでしょう。ちなみに劇場内の観客私1人、フォーンブース状態、面白いのになあ。 9点(2003-11-25 14:26:10)(良:1票) 116. 愛のコリーダ あの時代において、これほど社会に対し後向きに生きてる2人はすごいちゃあすごいけど、どうなの?エログロは大丈夫な方だと思ってたけど目を背けました。大島渚は合わない事にやっと気が付いた。ロマンポルノとの違いってなに?あれほど露骨だと正直気持ち悪かった。 1点(2003-12-29 00:53:30)(笑:1票) 117. 沙羅双樹 1300年の歴史を誇る奈良、栄枯盛衰この町で人々がどんな事件が起き、悩み、苦しんでも淡々と時は過ぎ、延々生と死を繰り返し歴史を築いてきた、それが人間の営みなんだと思わされる。6点(2004-05-24 18:50:19)(良:1票) 118. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺 確かにチャンバラでありながらコミカルで面白い、笑いの間、リズムの良さは天性のセンスでしょうか。セリフや小道具の利かせ方、ネタの振り方、オチの付け方も上手いです。ただ本作には余話と付くように、一番のネタ振りは丹下左膳=チャンバラというイメージが既に出来上がっているからこそなんですよね。王道の丹下左膳あったればこその本作なのではないでしょうか。[ビデオ(吹替)] 7点(2005-04-23 23:49:26)(良:1票) 119. 歓楽通り 自分の愛する人が愛する人と幸せに暮らし、そのために自らも尽くす事が何よりも幸せ、と屈折した愛情なんだけどわかるんだなあこの気持ち。ルコントの愛情表現はすごいね。8点(2003-11-08 19:45:53)(良:1票) 120. レベッカ(1940) 《ネタバレ》 レベッカと言う女性を一度も映すこと無く、登場人物は皆レベッカを知り、知らないのは新妻と観客のみであることが、逆にすでにこの世に存在しないレベッカの存在を強烈に印象付け、そのレベッカに対して恐怖を感じる。そしてラストで登場人物の誰もが知らないレベッカの衝撃の事実を知ることとなる。レベッカの本心は夫を憎み、夫を殺人犯にしたかったのだろうか、それとももっと夫に愛して欲しかった女性であり、もっとも愛している夫に殺されたかったのか。真実を知るのはレベッカのみである。9点(2004-12-06 18:43:01)(良:1票) |
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