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プロフィール
コメント数 1377
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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101.  ロボット 《ネタバレ》 賛否両論あるでしょうが、これぞインド映画!の新たなパターンを生み出したのでは?恋とダンスとアクションで決めるのがインド映画の典型のひとつと思いきや、そこにSFテイストを盛り込んでしまったんですから最早何でもあり。元々何でもありだったのに更にエスカレートしちゃいましたね。出だしの親父ギャグの連発からは嫌な予感がしましたが、終わってみれば長尺を感じさせない凝縮されたエンターテインメント、インド映画、流石です。 で、それだけならば高評価したいところですが、あまりに人の命が軽過ぎ。いくらお馬鹿コメディといえども、ロボット合体シーンで一体全体何人の警官が死んでいることやら、路上で巻き添え死した一般市民も数え切れないです。仮想空間ならではの人命軽視は、個人的には嫌いです。それと列車内でのヒロイン危機一髪シーン。これは昨今頻発している集団暴行事件そのもののシチュエーションでは?コメディ作品としては生々しすぎて後味悪いですよ。 と言う訳で、減点ポイント2の6点献上です。[DVD(字幕)] 6点(2013-06-02 17:51:52)(良:1票) 《改行有》

102.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 重いテーマを上手く調理している良作だと思います。主演の2人(3人か?)もそれぞれに最高の味を出していると思います。エンターテインメントだから多少の無理は仕方ないです。アーチャーが改心(?)していく様や、ソロモン一家のハッピーエンド(?)やら… でも、あくまでもフィクション。エンターテインメントですから。 ただ、観終わったあと何だか複雑な気持ちになってしまう。テーマが重ければ重いほど。何十万、何百万と死んでいった人たちの魂は、この作品を観た人たちの感動によって安寧が得られるのだろうか?悲惨な死は永遠に悲惨な死なんじゃないのかなぁ?彼らの死は本当に必要な犠牲だったのかなぁ? などなど。[DVD(字幕)] 8点(2010-10-31 20:52:17)(良:1票) 《改行有》

103.  デイ・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 「ゾンビ映画」を標榜する作品(あるいは配給会社によって無理やり売り込まれている作品)は数多かれど、これは結構楽しめました。確かに皆さんおっしゃってるように、元ネタの「死霊のえじき」とは全然別物だし、深いテーマ性も感じられませんけど、やっぱしキチンと作れば面白い!ということを証明してくれてるような作品です。 ストーリーは基本原則そのまま、お約束のオンパレード。けれど、ちゃんとオリジナルのアイディア(てかアレンジ?)だって盛り込んでるし、「他のと違うぞ!」みたいなメッセージは感じられます。天井歩きやベジタリアンなんかがそうですよね。ゾンビ化したお母ちゃんが、彼女を愛してやまない娘によって、これまたお母ちゃんを愛する息子の眼前で、クルマで吹っ飛ばされるなんてのも新鮮でした。そして、終わり方は明るく爽やか(?)、絶対ダメだと思ってた仲間が生きてたりして(どうやってよ?)悲壮感が漂いません。 単純にアクションエンターテインメントとして捉えれば、及第点だと思いますよ。[DVD(字幕)] 7点(2009-07-04 12:49:19)(良:1票) 《改行有》

104.  ウィリーズ・ワンダーランド 《ネタバレ》 予備知識なしで鑑賞。オープニングロールから一瞬目を離した隙に「主演ニコラス・ケイジ」を見落としてしまい、結構物語が進むまで「よく似た俳優を起用したもんだ」的に理解してしまいました。サングラスに髭面、台詞はほぼ皆無。なかなか御本人だということに確信が持てなかった訳で、ニコラスファンの皆様御免なさい。 で、肝心の作品内容ですが、賛否両論があるのも解るような気がします。そもそもホラーなのかコメディなのか、カテゴリだけでも意見が分かれそうです。 冒頭からニコラスさん演じる謎のドライバー(ツーリスト?)がパークに閉じ込められるまでは悪魔系ホラーかなと思えるのですが、彼の極めて真面目に極めて丁寧に清掃をする姿で何となく可笑しみが感じられ始め、呪われたアニマルロボットをあっさりぶっ壊すキレっぷりに笑いが漏れ、彼が大量に所持するエナジードリンクを定時に飲み干す姿で大笑い。その段階で、これってコメディ?と思うに至ります。 そして、その段階でこの作品がニコラスさんありきの作品なんだなと、改めて知る訳で、彼がクールに謎めいて登場すれば何やら不穏な雰囲気、カードやATMが使えないことに文句ひとつ言わず清掃を請け負うところで何者?という疑問、ロボットをタコ殴りして破壊しつつ規則正しく栄養ドリンク飲みながらピンボールに熱中するイカレっぷりに妙に納得。 死亡フラグを掲げて登場する若者たちはともかくとして、惨事からの生き残りの少女リヴや強面の女性保安官ルンドなど、曲者系の脇役などお構いなしにニコラス劇場が展開します。 という訳で、理屈抜きにハマってしまいました。面白いです。個人的に大いにツボだったので8点献上します。[インターネット(字幕)] 8点(2022-07-25 12:09:02)(良:1票) 《改行有》

105.  デッド・フライト 《ネタバレ》 B級パニックホラーとして、キッチリ作られているある意味真面目な作品。オープニングにドルビーマークが出た時点で確信しました。この手の作品には必須のお約束部分はしっかり押さえてあり、かと言ってやたらグロくもなく、ところどころユーモアを交えた演出も良いです。俳優陣もちゃんと揃えてるし、纏まりはいいと思います。 まぁ、結末までお約束どおりですけど、それはそれとして安心して観ていられるってことで、軽いタッチのゾンビものがお好みの方にはお勧めの一本です。 ゾンビになってさえも異国の地では手も足も出ないくせに、戦闘機を撃墜してしまった日本人風乗客ゾンビと、太目のタイガーみたいな人気プロゴルファーの生首ホールインワンには笑えました。[DVD(字幕)] 6点(2007-09-24 16:15:14)(良:1票) 《改行有》

106.  好きだ、 忘れかけていたもの、何か心にひっかかっていたものを思い出させてくれるような作品。 考えてみれば人の心の動きは、自分では気付いていないだけで誰でも行ったり来たりの繰り返しをしている訳で、この作品の極端にゆったりとした流れは至極当然のものとも思えます。もどかしすぎるような登場人物の行動も、誰しもが経験したことのある葛藤を客観視すればこうなってしまうのではと。 郷里の空を流れる雲や川のせせらぎも、そんな心の動きとシンクロしているように感じられ、かつては都会にもそんな時間の流れがあったような気がします。 少し違和感があるとすれば、17年後の東京でも二人の間に同じ時間の流れが続いていること。二人を取り巻く世界にも同じ時間が流れて見えること。登場人物の主観に基づいた構成だから、これはこれでいいのかな? それと、すごく心地よい時間を過ごせる作品ですけれど、盛り込まれている二つの事件は、もう少し形を変えた方がいいんじゃないかな?アクセントとしては強すぎる気がしないでもないです。[DVD(邦画)] 7点(2009-05-18 02:07:52)(良:1票) 《改行有》

107.  コールドプレイ 《ネタバレ》 先に続編を観てしまいました。 こちらの方がよりベーシックですね。この手のホラーの基本を押さえた作りです。 で、両作品に通じるのは画面の美しさ。役者さんたちの安定感。そして、必要最小限度と言って良いくらいのグロさ。地味ながらまとまった作品だと思います。日本人の感性に合うのかも>ノルウェー・ホラー。 ま、強いて言うなら、殺人鬼の背景がこの作品だけではイマイチ表現しきれてない。かと言って、第2作だけでも良く解らん。両方観て、なるほどって感じ。いっそのこと1本にしてしまえば?っていうのはいかがかしらん?[DVD(字幕)] 7点(2010-09-06 03:08:58)(良:1票) 《改行有》

108.  エイリアンVSジョーズ 《ネタバレ》 「もう結果だけ教えろ!」配給元のひねり出したコピーはどう受け取っていいものやら。いや、これ結果だけ聞いても面白くも何ともありませんから。 毎度のことながらのサメのチープさ、謎のマントに身を包んだゴムマスクのエイリアン、お約束とばかりに登場するビキニ美女と悩殺?ヒロイン、「AKIRA」のポスターとか見たことのないデカいサイズのエナジードリンクとかさり気なく目に入るマニアックな小道具等々、じっくり見るとなかなか味わい深い仕上がりの作品です。 マーク・ポロニア監督作品は、ありがちなB級ホラーのように「結局どれも同じじゃん!」みたいなことにはならないところが良いです。勿論、だからといって何でもかんでも諸手を挙げて受け入れられるわけではありませんが、これもひとつの「味わい」と思えば結構楽しみになったりもします。 毎回「え?!」という仕掛けがあるのも楽しいですね。今回は何とサメがしゃべりました。否、正確に言うと心の声なんでしょうけれど、感情表現をしたことには真違いない訳で、意志疎通が出来るサメの登場となると一体次はどんな驚きを放ってくれるのか?まだまだ楽しみなサメワールドであります。 ちなみにタイトルは間違いなく原題の方が良いです。お洒落です。[インターネット(字幕)] 3点(2023-06-14 21:02:52)(良:1票) 《改行有》

109.  アルティメット 《ネタバレ》 いいですね~♪ 殆ど頭を使わないで楽しめるこの手の作品って、必要です。いろんなジャンルの作品を観ている中で、時としてこういう作品を観るのも必要。実に爽快です。 ただ、ストーリーが爽快ではない。妹ネタは、も少し軽くいって欲しかった。悲惨な状況、復讐ネタ、それが入るとコミカルなカットや台詞が出てきても、洒落では済まされなくなってしまう。そこんところが減点ポイント。 それでも、この超人的アクションは必見です。脱帽もののシーンが続出。いっそのこと、中途半端にストーリーを盛り込まず、徹底的にアクションで詰めてったらいかがかしらん。[DVD(字幕)] 7点(2010-10-24 22:20:25)(良:1票) 《改行有》

110.  パーフェクト・ストレンジャー(2007) キャスティングと例のキャッチコピーに惹かれて観てしまったものの、ん~微妙。 つまらないとは言わないけれど、2時間ドラマの枠を超えない程度のストーリー。予想可能な展開は良作と駄作の境界を彷徨ってる感じかも? かと言って、どこをどうすればもっと面白いだろうとかも思いつかず、結局そもそも企画段階で先が見えていたんじゃないだろうかと思えたりもして…。 繰り返しますが、つまらないとは言えません。そこそこ楽しみました。だから5点献上。[DVD(字幕)] 5点(2008-08-16 08:15:53)(良:1票) 《改行有》

111.  ECHO エコー 《ネタバレ》 新しいですね。所謂「残留思念」じゃなくて、ここではそれが「音」。ヒロインの仕事が「音」に関するものなんですね。だから、音が謎の突破口になっていく。別に超能力者じゃあない。そこがまた良いです。どちらかっていうと、オカルトやホラーじゃなくて「オーロラの彼方へ」と似たテイスト。 地味なヒロインですけど、それがまた直向さを表現していて好感が持てます。 それにしても大がかりな「あやとり」みたい。よくぞ、その手法に気付きましたね。アイディア勝負の1本でした。[DVD(字幕)] 7点(2010-03-14 12:05:57)(良:1票) 《改行有》

112.  シャークネード エクストリーム・ミッション<TVM> 《ネタバレ》 オープニングの銃口越しにサッとチェーンソーを構える正装の男、それを見た瞬間、三作目に至ってついに製作者は本シリーズをコメディと位置付けたことを知り(いや今までだってコメディだったかも知れないけれど)、爽快な気分のまま一気に鑑賞。 理不尽さ、荒唐無稽さに磨きをかけ、全てにパワーアップ本作は、有無を言わせず無防備に楽しませてくれる(ただし限られた観客を)快作でした。 例を挙げればキリがないほどのお笑いネタの連発。三作目となっても未だ台詞もアクションも冴えないヒーローとヒロイン。(サブの方のヒロインはチョット良い感じに進化したかも)そして極めつけの宇宙サメとの格闘&サメに入って大気圏突入しての帰還。更には、なぜか月面着陸してる親父。 あぁ面白い。ひさびさに大笑いした。続編製作意欲丸出しのエンディングも含め、大満足でした。ただし、今回もあまりに人が死に過ぎなので1点だけ減点します。(散々笑っておいて道徳心もないのですが)[インターネット(字幕)] 9点(2023-08-30 15:16:17)(良:1票) 《改行有》

113.  ダーク・ウォーター 単純な恐がらせモノとは異なり、母の強さ、母の愛を前面に打ち出したあたりに、非常に好感が持てます。本来ホラーは情感豊かであるべきだと思うのです。「来るぞ来るぞ!」と思わせておいて一気に恐がらせるタイプも否定はしませんけれど、この作品のテーマを掘り下げていくのなら、こちらの演出の方が正解ではないかと?まぁ、一つの原作からいろいろな解釈と演出が生み出されるところが映像化の面白いところでもありますから、ここはひとつ日本版と見比べ、なおかつ原作もしっかり読んで、いろいろな角度から楽しみたいものです。[DVD(字幕)] 6点(2006-07-04 01:48:47)(良:1票)

114.  スウィングガールズ 難しいなぁ~。そもそも映画の面白さって何だろう?確かに、ある意味これは(正統派の)映画じゃないのかもしれない。でも、観終わった後の爽快さは否定できない。面白いものは面白い。でも、面白いだけじゃ映画じゃないって言われてしまうとイマイチ反論できないし。無理やりの設定とお約束の展開、そして素人っぽい演技… やっぱり映画としての評価は低くなってしまうのかなぁ?あぁ、難しい…。 でも、やっぱり私は好きだな。お約束的だからこその安心感。余計な回り道のない展開。素人っぽいからこその純粋さ、爽やかさ。やっぱり高得点にしよっと。[地上波(字幕)] 8点(2006-03-19 23:23:17)(良:1票) 《改行有》

115.  50回目のファースト・キス(2004) 《ネタバレ》 短期記憶障害という設定は他の作品にも見られるところですが、皆さん御指摘のとおり、普通は重くて苦しい設定になりますよね。特に邦画だと完璧にルーシーは悲劇のヒロイン。そして、ヘンリーは報われない愛に生きる純愛一途な青年。次から次へと涙のシーンの連続。てな感じになってしまいますが、アメリカ映画となると視点が違ってくる。しかも、アダムとドリューという役にハマりきった2人が盛り上げる。 細かいことを言えばキリのない作品。でも、日々繰り返される悲しい現実をこんな風に日々訪れる希望の連続へとシフトできる。映画ってのはいいもんだなぁ。[DVD(字幕)] 8点(2010-12-06 02:38:16)(良:1票) 《改行有》

116.  プライマー 面白い!タイムマシンもので意外と無視されがちな、タイムトラベルに伴うパラドックスについて、真正面から描こうとしているところに好感が持てます。ドキュメントであるかのごとく編集されている映像、無名の役者ばかりのキャスティング、理屈と理論を並べ立てた台詞回し。地味ではあるものの、観れば観るほどに惹き込まれる出来栄えです。ただ、冒頭の数分を見て興味が持てない人、退屈してしまった人には、最後まで観るのは苦痛かもしれません。でもね、面白いのは後半なんですよ。興味を持った方は、是非是非最後まで観てくださいね。何回か見直したくなりますよ。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-17 01:30:59)(良:1票)

117.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 妻は、知性も才能も容姿も全てに充たされた一見完璧な女。夫は自意識が高く感性が鋭いようでいて軽薄で低俗な男。表面だけ捉えれば裕福で互いへの愛に溢れた理想的な夫婦に突然訪れた不幸。 ところが一皮剝けば本性とも言うべき隠された顔が現れて来る。妻は、自分というものを封じ込められ親の価値観の元に作り上げられた人生に怯える愚か者。夫は全ての不幸を妻に転嫁し自らの正当性に固執する愚か者。 これは二人の愚かな男女が惹かれ合い憎み合い、そして再び惹かれ合うという、結婚生活をデフォルメして表現したブラックコメディなのかなと受け止めました。 ま、こんなことは滅多にあるものじゃないでしょうし、仮にあったとしたって真実を知る者が少なからず存在する以上このまま順風満帆な人生は待っていないでしょう。その前に遅かれ早かれ自己崩壊するでしょうし。 冒頭とエンディングに大写しになる妻の表情の空虚さ。特に目の虚ろさが印象的です。最初に観る冒頭の表情は「このカット、NGじゃないの?」とさえ思えるのですが、エンディングの同じ表情を観て思わず納得。この作品の本質を語る見事な演技と演出に納得です。 夫の一人称と妻の一人称が交錯しながら物語は展開しますが、夫の双子の妹の目線がもう少し欲しかったかも知れません。この兄妹は二人揃って一人前という印象を受けましたので。 冒頭のナンパシーンの気色悪さと終盤の若干のダラダラ感が減点対象です。[インターネット(字幕)] 7点(2023-05-15 14:26:03)(良:1票) 《改行有》

118.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 見応え十分のSF大作。エイリアンの襲撃に人類が打ち勝ったものの、核兵器の使用によって地球環境は壊滅的なダメージを受け、人類は宇宙に逃れざるを得なくなってしまったという設定には、今の時代背景にあっては決して絵空事ではないのではという恐ろしさを感じます。 ところがその設定はエイリアンによって創作された虚構。そして、その虚構を信じ込まされて操られているのは一組の男女のクローン。このあたりのサプライズは良く練り込まれていると思います。 ただ、人類の生き残りの活動を監視するために何故クローンが必要なのかという基本的な部分については、今ひとつ説明不十分に思えました。たまたま捕獲した一組の男女。確かに人類の中でも極めて優れた能力を持つ個体なのかも知れませんが、そもそも人類に人類を監視させる必要性があるのかどうか?単にエイリアン側の人手不足を奴隷的労働力で充足している?今までも侵略行為の中で培ってきたノウハウ?本作の胆の部分だけに少々残念です。 トム・クルーズさんの矢鱈カッコいい立ち回りやヒロイン2人の美しさ、そしてある時は愛くるしく、ある時は頼もしく、そしてある時は恐ろしくと、大活躍するドローンたち等々、エンタテイメント作品として申し分のない魅力に溢れた作品とは思いますが、基本的な設定に少しばかり雑な感じを受けてしまいました。 そして一番気になったのはエンディング。クローン人間は記憶や感情を共有出来るかと問題については相当ハードルが高いような。記憶とか感情とか、所謂精神や心というものは一体どこにあるのか?科学的、或いは哲学的なこの問題を本作ではクローンであれば元になった人間と精神を共有出来るものとしているように思えます。物語をハッピーエンドで完結させるためには避けて通れなかったのかも知れませんが、この締め方は本作が万人受けするエンタメ作品である限りにおいて少しばかり強引だったように思えます。 そこが消化できず1点減点しました。[インターネット(字幕)] 8点(2023-02-25 23:58:40)(良:1票) 《改行有》

119.  オーシャンズ11 今更?って感じで観ました。賛否両論の多い作品だけにどうかなぁと思ったけれど、ワタシ的には酷評の対象には出来ません。全編を通してオシャレとウィットが満載。衣装やセットは勿論のこと、台詞のひとつひとつが可笑しい。アメリカ人ならもっと笑えるんだろうなぁ~。まぁ荒唐無稽な展開は割り切って観ましょう。いい意味でも悪い意味でもハリウッド的な作品ですね。ただひとつ、これだけは声を大にして言いたいのはジュリア・ロバーツはミスキャスト。稀代の大泥棒とカジノを仕切る大ボスが恋をする、アートに造詣深い美女… 違うなぁ~。。。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-06 09:15:26)(良:1票)

120.  死霊の盆踊り 《ネタバレ》 ついに見つけました。GEOのコメディ旧作の棚で「悪魔の毒々モンスター」とかと並んで鎮座してたのを偶然にも発見!やっと見てしまいました。(←日本語が変) 正直な感想は「これは映画ではない」です。監督がDVDのおまけインタビューで言ってることは、こじつけっぽいし言い訳じみてるんだけど、確かに当時はTV産業が急成長を始めた時期だったし、少なからず映画産業はダメージを受けただろうし、零細映画館は経営上の危機を迎えていたのかもしれません。そんな中で、この堂々たる「見世物」の映像化は、短絡的で極めて限定的ではあるものの、ある種のカンフル剤として期待できたのかもしれません。実際、その頃は輸入ポルノが続々と上映されていた時代だったけれど、そこに行くのは少々敷居が高く、そう感じる人はストリップ小屋になんぞ行けよう筈もなく、この、映画の体裁を借りた「見世物」の長尺映像には、禁断の世界への秘密の抜け穴的価値があったかもしれません。だから、「これは映画ではない」と思うのです。 ただし、もしも少しでも本物の映画にしたいというクリエーターがこの作品に関わっていたら、結果は違っていたのかもしれません。様々な原因で死に至った女たちが、死後の世界で怨念を晴らすべく踊り狂う… このプロットは脚本と演出、そして構成がきちんとしていれば、かなり先鋭的でシュールなホラー作品になり得たと思います。また、当時の時代背景(政治的でも文化的でも)をきちんと踏まえたテーマに基づいて制作されていれば、社会派作品として重厚な作品にさえなり得たと思います。 でも、後悔先に立たず。結局、この作品はこのような形で世に現れてしまったのですね… 違う時代に、違う価値観の元で作られていれば、カルトムービーとしての意外な地位を築けたかも知れません。 ピッタリな直訳的邦題と、意外なほど美しく可愛らしいダンサーたちと、そして演技も何もあったもんじゃない俳優(?)さんたちと、ラストシーンの救急隊のデタラメな応急処置や怪我人の移送方法に免じて1点献上します。[DVD(字幕)] 1点(2015-02-15 23:52:16)(良:1票) 《改行有》


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