みんなのシネマレビュー |
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1. 赤い風船 《ネタバレ》 素晴らしい映画に巡り会えたもんだ。あの風船は、もう生きているとしか思えない。やんちゃで主人公の子供のことが大好きな風船君。青い風船ちゃんがいるとすぐについて行ってしまう陽気な風船君。僕はたった数十分の間に、この風船君のことが大好きになってしまった。しかし、子供たちの投げた石が彼の頭に直撃する。この石ころがあたってから風船が地におちるまでのシーンは最高の出来栄えだ。あまりに素晴らしい映像と皮肉にも好きになった赤風船の死が完璧に描かれていることで、僕は涙がでそうになった。 もう風船割れません。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-13 22:23:17)(良:1票) 2. 三十四丁目の奇蹟(1947) サンタクロースさんへ あなたの存在は小学校2年生まで信じましたが、「そんなもんおらんわ」というまわりの声から嘘だと勝手に思い込んでいました。 今日からまたあなたの存在を信じますので二丁目でも奇跡を起こしてください。 二丁目在住のマイアミバイスより[DVD(字幕)] 9点(2006-01-09 00:40:29)(良:1票) 《改行有》 3. コーヒー&シガレッツ 《ネタバレ》 ジャームッシュが18年も前から撮り始めていたというだけあって、1話目に登場するロベルトベニーニの髪がふさふさだ。隣に座るスティーブンライト効果だろうか?(映像を見る際は照明の強いところに目が動いてしまう)作品の見どころはやっぱり、どうでもいいようでよくない?会話だ。しょうもない会話をしてる奴がいると思えば、別の場面でも同じ会話をする奴がいる。音楽と医学の話なんて11話で最終的に実現されるのだからカフェインとニコチンの作り出す話ってのはおもしろい。他の見どころといえば、全てのエピソードで必ずあるフカン視点もいい味出してる。タバコの銘柄を見てるだけでも楽しいしね。2話目の双子のコーヒーカップを置くシーンはけっこうツボに入ったなー。好きなエピソードは2、3,9,10。特に9は最高だ![映画館(字幕)] 8点(2005-05-17 20:48:40)(良:1票) 4. パッチギ! この映画から受けるイメージはなんて明るいんだろう。太陽の光のような眩しさにあふれている。在日朝鮮人の問題を巡りストーリーは進むが、そんな重いストーリーをも明るく照らすだけの青春がある。 あれだけの在日問題の主張がありながらも、”在日問題なんてちっぽけな壁でどうでもいいことなんだ。””日本人も朝鮮人もそれぞれ甘酸っぱい青春の日々を送ることのほうがよっぽど大切なんだ。”と伝わってきた。まさにパッチギ(突き破る)。 こんなにすがすがしい気分になれるのは自分にも青春時代があったからだろうなぁ。 いやぁ素晴らしい![DVD(字幕)] 10点(2005-11-09 00:31:05)(良:1票) 《改行有》 |
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