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1. この世界の片隅に(2016)
空襲や原爆のシーンがなくても、夫、舅、姑、義姉のやさしさに守られて幸せに生きる主人公のファンタジーとして10点です。
しかし、原作者が描きたかったのは、戦争の恐怖と悲惨さなのでしょう。
同じく戦争アニメの火垂るの墓は自業自得の面もありますが、こちらはどんな逆境でも精一杯生きました。主人公を不幸にしたのは政治屋のエゴです。
どんな理由があっても、戦争はしてはいけません。この映画を、多くの日本人、そして他国の方に見てもらいたいです。
超高得点の映画ですが、クラウドファンディングの出資者が、10点をつけているのでしょうか。
見るだけだった映画が、出資することで映画製作にかかわれる。その喜びが1点ずつ押し上げている気もします。
いい原作をみんなの出資で映画化する。映画の新たな楽しみ方ですね。
とは言いながらも、本作品はみんなのシネマレビュートップ3に残ってもらいたい作品なので、10点を献上します。[映画館(邦画)] 10点(2017-01-09 11:08:32)(良:3票) 《改行有》
2. グラン・トリノ
いい映画ってこういう映画をいうのだろう。[DVD(字幕)] 10点(2009-10-10 22:54:13)(良:1票)
3. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 ウルトラマンなんかのヒーローが怪獣と闘ってビルを倒した時、ヒーローに弁償しろよと、良く冗談を言ったものです。そんな冗談が、本当に映画になりました。脚本家に脱帽です。ヒーローを廃業し、うだつの上がらないサラリーマンのMr.インクレディブル氏。昔の影響を引きずって、隠れてこそこそヒーローします。同じくヒーローだったヘレン夫人。妻として母として、懸命に家庭を守り、普通の生活に溶け込もうとします。能力を持ったせいか暗い娘。能力をおもいっきり発揮できずに、いたずらばかりする息子。そして、今のところ普通の赤ちゃん。ヒーローやりたさに罠にはまったお父さんを助けるために、家族一同いざ出動。黒木瞳さんの吹き替えが絶妙で、ヘレン夫人の顔が黒木さんに見えてきます。減点は、敵のロボットのデザインが手抜きっぽく感じちゃうところ。もっと良いロボットを考えられなかったのかな~?それと、敵のシンドロームの手から発するビームには、全くは歯が立たなかったこと。ジャックジャックちゃんの不意打ちが無かったら、勝てていないんじゃない!?ということで、減点してこの点数。ラストにパート2の余韻を残していましたが、是非続編を見たい。[DVD(吹替)] 10点(2005-06-18 22:06:28)(良:1票)
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